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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404042484

作品紹介・あらすじ

幕末維新史は、勝者である薩長サイドの史観で語られてきた。「朝敵」の汚名を着せられた地域は長らく不遇な立場に置かれ、「官軍」と戦った佐幕派の物語も陽の目を見ることはなかった。本書はそうした佐幕派の生き様を伝えるエピソードを集め、ゆかりの地域ごとに紹介していく。それぞれの郷土の先人たちが、果たして「逆賊」であったのか、それとも義をつらぬいた信念の人だったのか、「敗者」の歴史を掘り起こすことで明らかにしていきたい。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は星さんとなってますが、正確には「新人物往来社・編」。星さんは著者の1人。仙台出身で会津藩に関する単著が沢山ある方。他にも郡義武や中村彰彦といったお馴染みの歴史作家の他、特定人物の記念館や資料館の館長さんが寄稿してて面白い。

    佐幕派で悪者にされ勝ちな人達にフォーカスを当てるという面白い切り口の本ですが、私のように日本近代史に弱い向きにはマニアック(汗) でも複数の人がバラバラに書いてるので、拾い読みで充分に楽しめた。ただ、本書の性質上、人物像に迫るような個人的エピソードはあまりなく、史実中心。

  • 賊軍、朝敵、旧幕府軍として歴史上スポットライトが当たらなかった最後の武士達からあまり知られていない幕末をみることができます。

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著者プロフィール

星 亮一(ほしりょういち)1935(昭和10)年仙台市生まれ。高校時代を岩手県で過ごす。一関一高、東北大学文学部国史学科卒。福島民報記者を経て福島中央テレビに入りプロデューサーとして歴史ドキュメンタリー番組を制作。著書に『会津藩燃ゆ【令和新版】』『天才渋沢栄一』『奥羽越列藩同盟』『武士道の英雄 河井継之助』『斗南藩』『呪われた戊辰戦争』など多数あり。また20年余に渡り戊辰戦争研究会を主宰している。

「2021年 『星座の人 山川健次郎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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