青森県謎解き散歩 (新人物往来社文庫)

制作 : 盛田 稔(編著) 
  • 新人物往来社 (2012年12月7日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784404042644

青森県謎解き散歩 (新人物往来社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  国内各地に出掛けて、その度にご当地の謎解き散歩シリーズの本を買うようになった。兵庫、愛知、奈良に続いて青森が4冊目。

     新しいものが発刊されるにつれて次第に価格が上がり、それに反比例するかの如くカラー頁が減ってきているのが、些細なことだが気になる。

     そしてこの青森県謎解き散歩に至っては事実と異なる記述があったとかで、訂正する印刷物が添付されている始末。

  • 青森は謎に満ちている不思議な場所だとかねがね思っているため、タイトルに惹かれて読みました。
    さまざまなトピックが紹介されていますが、どれも文庫本見開き2ページのみの掲載となっており、簡潔に事実しか紹介されていません。
    「吉田松陰が津軽を視察した」などといった情報から、さらに踏み込んだ考察がなされていないため、物足りない気持ちになります。
    この「謎解き散歩シリーズ」は、各県ごとに出ているようですが、どれも短い文章なのでしょう。
    イントロ段階で終わっているのが、残念に思いますが、とっかかりとしては入りやすい印象です。

    とはいえ、歴史心をかき立てるような書かれ方をされているわけではないので、興味が膨らむこともなく(こういう歴史があったのね、はいはい)と淡々と読み進んでいくような感じ。
    著者陣は学者や郷土史家といった人々なので、事実の記録を重視しているのかもしれません。

    それでも、興味を引かれる史実がいくつも紹介されています。
    たとえば南部小絵馬にエキゾチックな馬の絵が描かれているのは、伊達政宗がヨーロッパから馬を導入したのがきっかけだということ。
    伊達藩が南部に入れたペルシア・アラブ馬の血統が、七戸や戸来地区に残っているのだそうです。

    日本最小の屋外五重塔といえば、奈良の室生寺のものですが、それよりもさらに低い11.8mの塔が八戸階上町にあったそうです。
    大正時代の暴風雨で倒壊したきりとのことで、復元されないのが残念。

    八戸藩主が有していた、人魚と天狗のミイラのコレクションも紹介されていました。
    どちらもとても気になる存在。2006年にX線撮影が行われたとのことで、その結果も記載されていました。

    そして青森といえばリンゴですが、そうしたイメージを定着させるために、リンゴ農家だけでなく、行政も協力してきたということを知りました。
    青森県庁内には「りんご課」があるのだそうです。今でも「リンゴ果樹課」として続いているそうで、県の力の入れ方がわかります。

    全体的な青森の情報収集はできましたが、さらなる興味を得るためには、別の書籍を探すのが良いのでしょう。
    トピック一つでも一冊の本になるほど膨らませられる内容が、端的にまとめされています。

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