おもしろ図鑑 植物たちの生き残り大作戦

  • 新星出版社 (2020年3月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784405073074

作品紹介・あらすじ

植物は、動けないのが個性。でもその個性のおかげで、何かにくっついたり、風で飛ばしたり、においを放ったり、ありとあらゆるやり方で、生き残り作戦をくり広げています。例えば、虫に葉を食べられたキャベツがその虫を食べるハチを呼んだり、ライオンに踏んづけられて旅をしたり、絶対に葉を落とさないやつがいたり、みんなけっこうな作戦家。そんな植物たちの作戦を植物学もからめつつ紹介したら、思わず引き込まれる面白知識がいっぱいだった! 大人だって知らない植物たちの生き残り作戦を、写真、イラスト、マンガを交えて楽しく紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 〇マンガで章テーマの解説がありとっつきやすい。紹介の植物が必ずしも章テーマや“生き残る”に合っているわけでなく、分類や紹介の方法にあと一考欲しい感じ。
    植物雑学ブックとしては申し分ない。

    ●植物って、どこから生まれたの?
     地球の歴史をおおまかにたどりながら。
     シアノバクテリア→細胞がシアノバクテリアを取り込む(葉緑体)→藻→植物の作った酸素が地球の大気の組成を変える→海から陸へ→コケ→シダ植物→種子植物:裸子植物→種子植物:被子植物
     生物の大量絶滅により動物の60~98%が入れかわったが、植物はあまり絶滅せず、生きのびている

    ●葉の不思議
     ・光合成、養分、毒
     ・オオオニバス、ロゼットビオラ、サラセニア、ウツボカズラ、オジギソウ、ハエトリグサ、クワズイモ、キャベツ、セイヨウシバ、ウェルウィッチア、セイヨウシロヤナギ、モウセンゴケ、コダカラベンケイ、ケープバルブ、マツ、クワ、マリモ、ハオルチア、ハンカチノキ、カタバミ、クローバー
     ツル植物(ツル)
     マリーゴールド(根っこが活躍)
    〇葉っぱの章ですが、必ずしも葉っぱだけを取り上げてなかった。食虫植物の紹介が多い。葉っぱごとの分類があるともっと良かった

    ●花ってなに?
     ・目立つことで、昆虫を誘う
     ・バオバブ、ケシ、ハナイカダ、チューリップ、マツヨイグサ

    ●匂いってなに?
     ・授粉に繋げるため、あるいは自分を守るため
     ・ラフレシア、ドリアン、イチョウ、ヘクソカズラ
     ユウレイタケ→匂いのことに触れていない

    ●実ってなに?
     ・種を運んでもらうための作戦
     ・コーラ、バナナ、ライオンゴロシ、オオミヤシ、リンゴ、イチジク、ミラクルフルーツ、ソラマメ、バンクシア、トウモロコシ、ヤドリギ、ゴーヤ、ナガミヒナゲシ、イチゴ、アリアカシア

    ●茎ってなに?
     ・根からの水分、葉っぱからの養分を全体に届ける。木の作戦、草の作戦。
     ・サワロサボテン、ロフォフォラ、パキポディウム、ユーカリ、アリノスダマ、ジャイアントセコイア、タヌキモ、ミント、ナマクアナム、リトープス
      セイタカアワダチソウ→根の説明が印象的

    ●毒って、なに?
     ・身を守る。人にとっては毒にも薬にも。
     ・キョウチクトウ、エンジェルトランペット、イラクサ、ウマノスズクサ、ヒガンバナ、
      ドクダミ→矯めるをなくすで解説。矯正する、ただすのほうが語意に近いかも。

    ●根って、なに?
     ・体を支える、水分や養分を吸い上げる。地中貯金も行う。
     ・サキシマスオウ、フィロデンドロン、ダイズ、スイセン、トマト、マンドレイク(根っこの写真が見たかった)、コルチカム、ガジュマル、ニラ、ミミカキグサ
     ・アレロパシー

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著者プロフィール

兵庫県加古川市生まれ。京都大学農学部栄養化学研究室、同大学院博士課程、農林水産省農業技術研究所、農業環境技術研究所、東京農工大学教授などを経て、現在東京農工大学特任教授(名誉教授)。専門はアレロパシー(他感作用)。日本と世界からアレロパシーの強い植物を探索し、植物が作る生理活性物質の研究を行なっている。著書に『アレロパシー』(農文協)、『植物たちの静かな戦い』(化学同人)、『ヘンな名前の植物』(化学同人)、『植物たちの生き残り大作戦』(新星出版社)、『薬のギモン早わかり帖』(主婦の友社)などがある。

「2022年 『NHK出版 健やかな毎日のための栄養大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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