サクッとわかるビジネス教養 脳科学

  • 新星出版社 (2025年4月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784405120419

作品紹介・あらすじ

見るだけで、最新の脳のしくみや効果的に成長させる方法がわかる!

本書では、脳のしくみの基本から、最新の研究でわかってきた脳の高次機能とその伸ばし方までが見るだけでわかります!

本書の前半では脳のしくみを解説しています大脳、小脳、脳幹、前頭葉、大脳辺縁系、大脳基底核、海馬、松果体、ニューロン、シプナスといった聞いたことがある脳についての仕組みや働きがわかります。
また、記憶や感情、運動などのメカニズムについても、平易な言葉で解説しています。
後半では、脳のネットワーク化をベースにした脳のしくみと活用法を解説。とくに、高次脳機能を使った活動ではネットワークを意識した活用が必須です。
高次脳機能とは、脳のさまざまな部位を同時に働かせること。たとえば、野球のボールをキャッチャーに投げるには、脳の運動系や思考系、視覚系、伝達系などが関連して働く必要があります。
これらを理解し活用するには「脳番地」を理解し、脳番地ごとの特徴にあわせた働かせ方を知ることが重要です。
「脳番地」とは、本書の著者ある加藤先生が提唱しているもの。上記に示した「運動系」「思考系」「視覚系」「伝達系」以外にも「記憶系」「感情系」「聴覚系」「理解系」があり、合計8つの番地に分かれます。この8つの各部位の機能を整理しマッピングしたものが「脳番地」です。
これらを理解し、それぞれの特徴を活かすことが大切なのです。
じつは、大人が脳を成長させるにはネットワークの強化が必須です。上記の高次脳機能の例にて説明したように、脳は連携して働きますので、ネットワークを意識した伸ばし方があります。これができれば、大人でも脳を成長させられます。
つまり、日頃の過ごし方によって、伸ばしたい能力を伸ばすことも可能だということです。しかもそれは、5歳でも20歳でも50歳でも可能です! 100歳だって脳は成長できるのです。

本書では、前頭葉や大脳辺縁系、脳幹、ニューロンなど、聞いたことがある言葉をメカニズムと共に理解できるだけでなく、このような脳の特徴を活かす伸ばし方も解説しています。

感想・レビュー・書評

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  • トレーニングして脳を成長させたいです。

    ⭐️学んだこと
    •前頭葉:思考や意思決定の中枢
    頭頂葉:物体や空間認知の中枢
    側頭葉:聴覚情報や記憶の中枢
    後頭葉:視覚情報の分析の中枢

    •記憶はシナプスのつながりやニューロンの活動パターン、つまりシステムとして保存されている。

    •海馬で保管された記憶の仕分け作業が行われ、大脳に送られる。

    •特定の分野に関与する脳番地が未発達な場合、その領域を鍛えることで新たなスキルを開花させることも不可能ではない。

    •思春期の不安定さ(理解系脳番地が発達している一方で、思考系感情系脳番地が未発達)は脳の成長順序のせい、後→前へ

    • BDNF(脳由来神経栄養因子)脳細胞の成長や修復能力の向上を助ける物質。
    有酸素運動を取り入れることで、酸素供給とBD NF分泌が促進され脳機能が活性化する。


    ⭐️TO DO
    ○脳の健康保つ食材や食べ方習慣を実践する
    •ブドウ糖→玄米や大豆など低GI食品を選ぶ。
    •カルシウム、ヨウ素→乳製品、海藻類などから摂取
    •脂質→オメガ3脂肪酸(DHA EPA)は神経細胞の膜を強化し、認知機能や記憶力を向上させる。青魚、アボカド、ナッツ類
    •ビタミンB群→神経伝達物質の合成に不可欠。ビタミンEは、抗酸化作用。
    緑黄色野菜や果物、卵、豚肉
    •意識的によく噛む
    •夜7時までに済ませる
    •料理で脳番地をフル活用

    ○思考系脳番地の鍛え方
    •足腰のツボをマッサージする
    •自分の意見に対する反論を考える(物事を多角的に見る力と、論理的な思考力を鍛える)
    •その日、嬉しかったことや良かった出来事を短く記録する
    •寝る前に3つのことを記録する、その日の出来事や感謝したいこと(脳がポジティブに情報整理しやすくなる)

    ○伝達系脳番地の鍛え方
    →話すと聞くの両方を意識する
    •団体競技に参加する
    •おもてなし料理を作る
    •相手の口癖を探しながら話を聞く
    •相手の話に3秒の間を開けて応じる(話をしっかりと理解し、自分の考えを整理する習慣が身に付く)

    ○理解系脳番地(情報を整理)の鍛え方
    思考系脳番地(活用)の相棒
    自分の理解力が最も伸びていた時期を思い出す(学生?)→当時どんな気持ちだったかどんな行動していたか?(部活、いろんなバイト、ルーチンではなかった)
    •自分のプロフィールを作る
    •部屋の整理整頓、模様替えをする(脳が情報を整理しやすくなる、新たな視点)
    •ボランティアに参加する(新しい視点や価値観に触れる)
    •普段読まない本を黙読する

    ○感情系脳番地の鍛え方
    強い感情を伴う出来事は、脳に深く刻まれやすい。
    ポジティブな体験を意識的に増やす
    •褒めノートを作る
    •楽しかったことベスト10を決める
    •植物に話しかけてみる
    •新しい場所やサービスに挑戦する。

    ○運動系脳番地の鍛え方
    ここから伸ばすのが◎
    •聞き手と反対の手で歯磨きをする
    •歌を歌いながら料理を作る
    •日記を手書きする
    •階段を1段飛ばしで降りてみる

    ○視覚系脳番地の鍛え方
    •雑踏を歩くとき、空きスペースを見つける
    •鏡を見ながら、毎日10種類以上の表情を作ってみる
    •自分の顔をデッサンする
    •映画やドラマのキャラを真似てみる

    ○記憶系脳番地の鍛え方
    • 1日20分の暗記タイムを作る
    •新語、造語を考える
    •日曜日に翌週の予定をシュミレートする
    •前日に起きた出来事を3つ覚えておく

    ○聴覚系脳番地の鍛え方
    記憶系と相性が良い
    •相槌のバリエーションを増やす
    •自然の音に注意を払う
    •ラジオを聴きながら寝る
    •会議中の発言を速記する

  • 個人的まとめ

    〇加齢によって脳は変化するが、それは衰えではなく環境や経験に適応するための最適化
    〇脳の柔らかさ
    大人:木綿豆腐くらい
    胎児:絹ごし豆腐
    〇ニューロンとシナプス
      ニューロン:神経系を構成する細胞。大脳には160億以上のニューロン
       シナプス:ニューロン同士が情化学物質を伝達するための接続部部分
    〇GABAとは脳内の主な抑制系神経伝達物質
    不足すると不安の原因にもなりストレスへの悪化
    〇幼少期から楽器を演奏してきた人の脳は年齢とともに音楽に関する部分が発達する
    〇およそ3歳までに脳の重量は1200gほどになる
    〇後頭部に位置する理解系脳番地は成長が早く10歳になる頃には十分に発達する。いわゆる物心がついたという時代
    〇ブドウ糖は脳が唯一利用できるエネルギー
    血糖値を安定させる形でブドウ糖を摂取することが大切

                脳トレ2種
    〇1脳の理解系を鍛えるトレーニング
      自分のプロフィールを作る
        自分自身を客観的に見つめ直し過去の経験やスキルを整理する
    普段読まないジャンルの本を読む
      脳が新しい情報を受け入れる柔軟性を養う
    〇2聴覚系を鍛えるトレーニング
       バリエーションを増やす
    会話の中で適当な演出を増やす練習をすることで相手の話を理解する力が向上し聴覚系が活発化する

    〇タコの脳は9つ
    タコには頭部にある脳に加えて8本の足(うで)に「腕の脳」とも言える神経節で自律的に動くことができる
    〇知的能力の遺伝
    先天的能力は遺伝するが、後天的な要因は遺伝しない
    学力の高い親の子供が優秀に育つのは遺伝だけではなく学習環境の整え方や教育方針が影響している

    〇左目の視覚情報は右脳だけに送られる。言語表現は左脳で行うため人は対象物を認識していても言葉で表現できない

    〇MRIで脳科学は大きく進歩したが、一方で 24時間とか1週間まるまるの生活の脳活動は映像化はまだできていない
    〇脳10%活動説は間違い
    実際には脳は日常生活のあらゆる場面で全領域を使っており休んでいる部分はほとんどない
    〇スマートドラッグ
      2010年以降脳の活動を高める医薬品やサプリメントがスマートドラッグという名前で呼ばれビジネスや受験の場で用いられるようになった
    〇そもそも脳は臓器の一つなので健康的な食事が大切である

    以上

  • 脳のことを網羅的に説明している点はgood。ただ、だからどうすればいいか、という生活の改善にもっと踏み込んだりして身近なものと捉えられるような本にしてほしかった。

  • 請求記号 491.371/Ka 86

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著者プロフィール

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。脳科学音読法や脳番地トレーニングメソッドを開発・普及。独自開発したMRI脳画像診断法を用いて、小児から高齢者まで1万人以上の診断と治療を行う。

「2023年 『美文字脳を育てる「点つなぎ」ペン字練習帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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