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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784406023511
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裸足の僧・言証さんが二年に渡って追った南進からゆきさんを重ねて
作者が生涯をかけた仕事として
慰安婦、お女郎、あめゆき、戦後のパンパン問題を
同じ目線でドキュメントしている
明治維新が掲げたロマンは建前となって欧米の産業革命と金融支配にノメリコミ
追い付くために独裁的な権力で国民を支配し富国強兵を目指した
そのためには貧乏人とそれを搾取する大財閥との差別社会を造り出し
すでに天皇は支配者にとって大義名分のために片棒を担ぐ象徴でしかなかったし
搾取のおこぼれで飾り立てておく存在でしかなかったようだ
つまりすべては義務教育による洗脳で
お国のためひいては天皇のためと言う殺し文句を生き甲斐にさせて
国民一人一人の人生と命をもてあそんだのだ
社会的財産となる奴隷や家畜以下の使い捨て労働力を生み出すために
うってつけなのが農民や漁民である
制度と合法的暴力で痛め付ければ買わずにすむ貧乏人を
無尽蔵に造り出す事はたやすい
現代で言えば派遣と言う非正規雇用労働者そのものであるが
戦前の姿は地域社会を利用して
有無を言わせぬ力ずくで分かりやすい暴力であったけれど
現在は地域社会を壊して孤独の不安におとしいれて飴と鞭を織り交ぜ
ゲリラの戦法を逆手にとって複雑化された矛盾する制度の中に
姿を巧みに隠して真綿のように逃げ場をふさいで自らあがくように責め立てる
政府や財界の要人のほとんどが人を人とも思わない金の亡者と化し
西欧の金融界にしがみついて世界を牛耳る一人になろうとして
国民をその代償に売り渡してきた事実がここにある
山田盟子の作品
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