12歳たちの伝説 (風の文学館 2-1)

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  • 新日本出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406027458

感想・レビュー・書評

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  • 大人になって読む子ども向け小説というのは、何とも不思議な感じというか、嘘くささも感じたりもするけど、こんな風にうまくいって欲しいよなぁ、という願望も混じりあい、最終的にはいいね!ってなるのねぇ。だって子どもが楽しく幸せになって悪い事はないやね。夢物語でも良いじゃない。
    というわけで子育てにしても何にしても、良いと思う事をやるだけで良いのに、何故に人はそれができないのか。テレなのか、気恥ずかしさなのか。アメリカ人ならなんだか明るくへーイとか言いながらやってしまいそうにも思うけど、でもあの国もしょっちゅう銃乱射とかしてるし、表面上は明るく元気でも心のうちはドロドロなんかな。
    せっかく心が洗われたことだし、明日くらいは子どもに優しくしようと思ったり思わなかったり、それだけでも読んだ価値があると思ったり思わなかったり。まぁそんなうまくはいかんだろうけどね。

  • 前から気になってた作品。
    一気読みしました。
    クールでないといられないのは中学と一緒なのかなあ。
    クラス内のヒエラルキーが小学校の高学年から蔓延してるとは、ちょっと恐ろしい気がする。
    今後続くから1作目はちょっと紹介的な感じで、基本強い子たち目線の第1巻。ちょっと解決の仕方がうそくさい感じがする。が、次の巻への期待はありかな。

  •  ちょっと違う気がするなあ。こんなに簡単に許したり、あやまったりするかな。

  • 「子どもを本好きにする10の秘訣」>「家族・人間関係」で紹介された本。

  • 友達からのオススメの本。

  • 小学校6年生、崩壊パニッククラスの物語。
    新米担任・ゴリちゃんのキャラクターがとてもすてきで、こんな大人になれたらなと思う。

    ゆったりした速度で、やさしい印象のストーリー。
    続刊があるらしいので、今後きつい展開もあるかもしれないけれど、
    怒涛の、というよりは、ゴリちゃんのクラスらしい進み方をしてくれたらなって思いました。

    新たに”悪役”になってしまっただろうカオリちゃんが気になるところ。

  • 5年のころから学級崩壊。担任の先生が入院して、先生がコロコロかわって、クラスはボロボロに荒れてた。もちあがりで6年1組。始業式からダラダラしていて、校長先生や他の先生にも怒られた。6年1組は先生たちに見捨てられた学級。
    担任の先生はおっとりした女の先生。森みどり先生。生徒たちがはやしたてて騒いでも、ちっとも動じない。ぼんやりしているようでいて、初日からクラスみんなの顔と名前をしっかり覚えてきていた。そして、大きなゴリラのぬいぐるみをクラスにもちこんだ。

    章ごとにクラスの子の視点を変えて、5年でどうしてクラスが崩壊していったのか、みんなの思いはどうだったのか、本当は6年でどうしたいのかという思いが描かれてる。

    荒れてるクラス、と言っても、
    みんな本当は まともになりたい、って思ってる。
    子どもが信頼できる先生や大人がいるかどうか。それがポイントのような気がする。

  • 12歳の頃ってこんなに 気付き があったかなー?って。
    みんな空気読んでてすごいなー。

  • 5年生の時は、パニック学級と呼ばれていた6年1組のみんなのお話。

    新しい担任の先生、森みどり先生がゴリラの人形を始めてくる教室に持ってきたことから物語が始まっていく。

    この巻は、霧島あい・山崎夕花・川口美希が主な主人公。


    決して、単純に「楽しいから」という理由でいじめをしていたわけではない、ユーカや、いじめられてはいるがいじめっこを心から恨んでいるわけでもないミキ、ホントのことを言ってしまったから「ちくり」等と呼ばれユーカと疎遠になってしまったあい、これらの3人が先生の絶妙な授業によって、だんだんと一つになっていく話。

    さらに、6年生は1年生の世話をしなければならないというルールも存在しており、初めて「後輩」を持つことにより、その後輩から学ぶこともあるということも伝えたかったのかな。と。

  • 高学年女子におすすめ。
    十二歳って、不安やモヤモヤした気持ちをかかえてて、この本にでている子どもたちと同じように、悩んだり立ち止まったりしているんじゃないかな。
    この本を読んだ子どもたちが、登場人物と一緒にちょっとずつ成長できるといいな。

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