自然に生きて

著者 : 小倉寛太郎
  • 新日本出版社 (2002年1月1日発売)
3.43
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406028431

作品紹介

『沈まぬ太陽』の主人公が語る-その主人公・恩地元の原型と言われる著者が、小説に書かれなかったその歩みをユーモアたっぷりに語り下ろす。

自然に生きての感想・レビュー・書評

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  • 小説「沈まぬ太陽」の主人公・恩地元のモデルと言われる著者が講演で話したことをまとめて本にしたものです。  
    本に書かれてあることは殆んど事実で山崎豊子の取材力には驚いている。
    この本には「沈まぬ太陽」のことよりも著者が軍国少年として育った頃のこと、日本の為政者が政府、軍部が日本国民を騙し戦争に駆り立てたこと。
    ポツダム宣言を21日伸ばした為に40万人の人が死んだこと。 
    それにより「もう再び騙されまい、権力のいう事は鵜呑みにしてはいけない、眉に唾をつけて聞かなきゃいかん」と思ったらしい。
    日航の組合つぶしに負けず、権力と闘ったのもうなずける。
    もっと早くこの本に出会いたかった。

  • 小説に実在のモデルがいても、小説だから多少なりともおもしろくあるいはオーバーに脚色されているだろうと思っていた。著者は「沈まぬ太陽」の主人公そのモデルとなった人である。小説そのものの人生いやその前に過ごした少年時代の戦争。幾度見聞きしても、体験された方の話は、身にしみてその残酷さは認識させられる。その時に培われた精神力があればこそ、過酷な不当人事にも耐える事が出来たのだろう。戦争時代に培われた精神力の礎となったもの「権力には従わない」小倉さんはずっとその精神でやってこられた。大変な勇気のいることだと思う。

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