えひめ丸事件 語られざる真実を追う

  • 新日本出版社 (2006年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784406032360

みんなの感想まとめ

この作品は、国際的な事故を通じて、無知や偏見が引き起こす悲劇を描いています。米国人の行動が日本人の命を奪った事件を背景に、両国の対応の不十分さや保身に走る姿勢が浮き彫りにされます。特に、被害者への配慮...

感想・レビュー・書評

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  • 米国人が起こし日本人が亡くなった。
    無知な故に多くの真実が葬り去られた。
    どちらの国も被害者に寄り添わず、己の保身に
    身を委ねる。悲しい。

  • 黒い海を読んで関連書を検索し、新品も電子書籍もなかったので2006年1月の初版を古本で手に入れました。2001年の事件、2006年に出版され、2024年に手に入れて読むという壮大な廻り道。届いた本は綺麗でした。
    ネタバレを覚悟していえば、米海軍のダメさ加減は戦前の日本帝国海軍に匹敵し、アイゼンハワーが指摘した巨大すぎる軍産複合体のコントロール不能ぶりは人として無力感を感じずにはいられません。それにも増して、本来なら味方になってくれると期待したくなる日本政府や愛媛県の見事な悪役然とした立ち位置は、開いた口が塞がらないものです。日本人の国民性をまざまざと見せつけられた印象です。被害者に寄り添った弁護士さんや、四代目えひめ丸の欠陥を指摘した宇和島水産高校の先生など個人レベルでは優秀で正義感に富む人はいます。多いと言っても過言ではないでしょう。

  • ▼福島大学附属図書館の貸出状況
    https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/TB90192446

    この本〜「えひめ丸事件」〜は福島大学教育学部の卒業生薄井雅子さんの共著・訳による非常な力作です。全ての福島大学の皆さんに是非読んで貰いたいので、本書「えひめ丸事件」を推薦します。
    愛媛県立宇和島水産高校のマグロ延縄漁の実習船「えひめ丸」は、ハワイ沖の実習海域に向けて航行中に、遊覧航行中だったアメリカの原子力潜水艦「グリーンビル」に衝突されて、沈没させられたのは2001年2月9日です。そのために、宇和島水産高校の生徒4人、教諭2、及び、「えひめ丸」の機関長などの乗組員3人が犠牲になりました。
    本書は非常に丁寧な取材によって、①衝突の前後の生徒、教師、乗組員の行動、②事件後もかかえる乗組員や犠牲者の家族の苦悩の深さを、克明に再現しています。そして、遊覧航行中の潜水艦内部の様子を綿密に跡づけている事も圧巻です。
    この事件は既に「解決」されています。しかし、事件「解決」の背後には、日本・アメリカ・愛媛県の間の癒着があります。本書はその癒着の実態を余すところなく白日の下に暴いています。
    私は、「「事件解決」の交渉が、「日本側弁護士の倫理上問題である「利益相反」が、意図的に隠されたまま行われた」ことによって、「癒着」が成り立ったのだと考えました。
    高校生、教師及び乗組員のかけがえのない生命を犠牲にされても、事件の明確な解決を図らず、寧ろ有耶無耶にしようとする「日・米の癒着の核心、その意図」が、本書を読んで明確になりました。

    (推薦者:人間発達文化学類 石井 博行先生)

  • 2月10日は「海の安全祈念日」。練習船をもつ機関として、海の安全は永遠に祈ります。

  • 2009年度【請求記号】557.84||E【資料ID】91091761【配架場所】工大君に薦める

  • 非常に分かりやすく書かれた、えひめ丸事故のルポ。引き揚げ、被害者の弁護団についてまで細かく書かれている。

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