- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406053990
作品紹介・あらすじ
社会的弱者、差別された側にたつ新しい「民衆派作家」像。
感想・レビュー・書評
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松本清張は書いたものがおもしろいのであって、評論や研究本は極めてつまらないものだということがわかった。
この一冊で、松本清張さんの本を読み続けようと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
辻井喬は、今でも共産党シンパ。
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★2.5かな。
初めてこの作家の本を読んだ気がするが、何か文章が当方と合わないかな?あくまで直感に過ぎず理由は説明出来ないので悪しからず。
でも清張、司馬遼、三島、吉川の比較はなかなか興味深かった。そしてこの作家自身のほぼ説明不可能なアンビバレンスにも改めて感じ入った。
まぁ日本には珍しい上流階級の人物だからこそのようには思いますが。 -
「知りたい」と思っていたことを大変わかりやすく。清張文学の位置、三島、司馬との関係、そして政治性。著者、辻井喬氏の一貫した姿勢と文書力に惹かれて。
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なぜ既存の労働組合的サンディカリズムに清張がシンパシーをよせなかったかの分析が面白い。清張自身非正規労働者としての期間が長く、ぬるま湯労働貴族の体質を苦々しく思っていたのだ、と。それにしても辻井喬て日本一金持ちの共産趣味者だな
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日本語が合わないからかもしれないけど読みにくく入り込めなかった。
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何気なく、図書館の本棚から抜いて
読み始めたのだが…
驚くべき程のおもしろさで、最後まで引っ張られてしまった。
司馬遼太郎、三島由紀夫、水上勉、大岡昇平、
それらの作家たちが、松本清張氏の背景として
見事に書かれている。
もういちど
松本清張の作品を読み直す楽しみが出来た。