凛とした小国

  • 新日本出版社 (2017年5月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784406061421

みんなの感想まとめ

胸を張って独自の国づくりを実践する小さな国々の姿を描いた本書は、コスタリカ、ミャンマー、キューバ、ウズベキスタンの4国を通じて、抑圧された人権や民主主義を勝ち取ろうとする人々の奮闘を紹介しています。特...

感想・レビュー・書評

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  • 著者、伊藤千尋さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。

    伊藤 千尋(いとう ちひろ、男性、1949年9月15日 - )は、日本のジャーナリスト。


    この本の内容は、次のとおり。(コピペです)

    世界に通じる価値観を持ち、胸を張って独自の国づくりをする凛とした小さな国。その抑圧されてきた人権や民主主義を勝ち取ろうと支配権力に立ち向かう姿は、人間の尊厳を感じさせる。そこに注目して、中米のコスタリカ、民主化したばかりのミャンマー、米国と国交を回復したキューバ、シルクロードの中心地、中央アジアのウズベキスタンを巡る!

    この本には、4つの国のことが書かれています。
    コスタリカ、ミャンマー、キューバ、ウズベキスタン。
    これら4国を、凛とした小国として、述べています。
    が、残念なことに、最近になり、ミャンマーはクーデターにより、民政から軍政に戻っています。

    次のような情報があります。

    今年2月1日に発生した軍事クーデター以降、ミャンマー国内では1,105人が死亡、これまでに8,223人が拘束されました(出典:人権団体AAPP 9月16日現在)。

    ミャンマーに、民政が戻ることを願うばかりです。


    ●2025年5月12日、追記

    日経新聞によると、ミャンマーは、

    2025年2月1日にクーデターから4年経過したが、軍と民主派勢力側の戦闘は、国境地帯を中心に激しさを増していて、戦闘終結への道筋は見えていないようだ。

    ミャンマーの人権団体は、この4年間に軍による攻撃や弾圧などで亡くなった市民は6000人以上に上ると明らかにし、戦闘の長期化で今後も犠牲者は増えると予測しています。

  • ミャンマーの現状を少しでも知りたくて、ミャンマーで図書館の資料検索をしてとっつきやすそうなものから借りてきた。
    ここで取り上げているのはコスタリカ、キューバ、ウズベキスタン、ミャンマーである。
    世界について本当に何も知らなかったと自分を恥じた。
    コスタリカは羨ましいほどに完璧だ。そもそも大航海時代にあまりに旨味のない土地だったので、植民地支配もあったものの支配者層も全力で働かなくてはならず平等を重んじるようになったとの由。
    ウズベキスタンの風景が一番美しく感じた。今は無理だが行ってみたくてたまらない。
    ミャンマーについては、少し消化不良ではあったが、とっかかりとしては大変ありがたい内容だった。大乗仏教と上座部仏教の違いもサクッとわかった。

  • 知人からコスタリカはすごいと聞いて、場所さえも知らない事に気付き、手に取る。中々立派な国。その他の国の事も。

    ただ戦争がないだけの状態を消極的平和と呼ぶ。しかし、一見平和に見えても飢餓や貧困、いじめや差別、社会格差など、構造的な暴力はある。国家間の摩擦や他国の騒乱を放置すれば戦争の拡大につながる。社会おかしくする障害を取り除き社会正義が実現された世界を構築することを積極的平和と呼ぶ。コスタリカまさに積極的平和を実践している。Positive piece
    安倍首相が言ったProactive contribution to Peaceは「やられる前にやれ」という意味。

    コスタリカでは小学生も憲法違反の訴訟起こしている。一見訴訟社会のように見えるが、違憲訴訟は個人の利益のためにするのではない。社会のおかしな点に気づいた者がその都度指摘し、みんなの手でより良い社会を創ろうと言う発想に立っている。社会のための訴訟だから費用も公費で負担する。だから小学生でもいい検査所ができるのだ。

  • コスタリカの平和憲法があることも知らなかったし、人権教育もエコツーリズムもすばらしい。
    カザフスタンやウズベキスタンの話も隣同士の国なのに全然様子が違う。何の知識もなかったので勉強になった。

  • コスタリカの平和憲法を市民が守る様子に感動。皆が政治を語ることが普通のこと。対して日本は、それは"かっこ悪いこと"。あまりに情けない。

  • コスタリカ、キューバ、ウズベキスタン、ミャンマーの実際のところはという内容。報道されている姿と想像してた姿がかなり違っていた。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。1974年、朝日新聞に入社。サンパウロ支局長、バルセロナ支局長、ロサンゼルス支局長などを歴任、40年にわたり主に国際報道の分野で取材を続けた。2014年に朝日新聞退職後も、フリーのジャーナリストとして各国の取材を続け、精力的に執筆と講演を行っている。「コスタリカ平和の会」共同代表。「九条の会」世話人。

大学時代、キューバで半年間、サトウキビ刈り国際ボランティアとして汗を流した。4年生の夏休みに朝日新聞社から内定を得るが、産経新聞社が進めていた冒険企画に応募。スペイン語とルーマニア語の知識があったことから「東大ジプシー調査探検隊」を結成して東欧へと旅立った。東欧では「日本のジプシー」を名乗り、現地のジプシーと交わって暮らした。日本初のジプシー語辞書を作り、帰国後は新聞にルポを連載、ジプシーを扱った映画『ガッジョ・ディーロ』ではジプシー語の翻訳を担当した。ジプシー調査でジャーナリズムの醍醐味を知り、1974年、再度入社試験を受けて朝日新聞社に入社した。

朝日新聞時代も、学生時代の突貫精神そのままに、市街戦の銃弾をかいくぐりながら、そしてときには会社とも闘いながら取材を続けた。フリーになった現在も変わらない記者魂を、本書の随所で感じることができる。

「2019年 『世界を変えた勇気 自由と抵抗51の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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