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Amazon.co.jp ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784406061797
みんなの感想まとめ
認知症介護における心の余裕や柔軟なアプローチを提案する一冊で、介護に疲れた心を軽くしてくれます。「がんばりすぎない」という姿勢は、単なる手抜きではなく、長期的に穏やかに寄り添うための賢い知恵であること...
感想・レビュー・書評
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介護の「正論」に疲れたとき、心を軽くしてくれる一冊。
長く介護の現場に身を置いてきましたが、
本書のタイトルにある「しれっと」という言葉に、思わず膝を打ちました。
認知症介護は、真正面から全力でぶつかり続けると、
いつか心が折れてしまいます。
著者の工藤さんが説く「がんばりすぎない」という姿勢は、
決して手抜きではありません。
むしろ、長く穏やかに寄り添い続けるために必要な「賢い知恵」なのだと
強く共感しました。
現場で多くの方と向き合ってきた経験から言えば、
介護において一番大切なのは、介護者が笑顔でいられる余裕を持つことです。
本書には、そのための具体的なかわし方や、
心の持ちようがユーモアを交えて書かれており、
「その手があったか」と心が軽くなるヒントがたくさんありました。
「正しく」あることよりも、お互いに「楽に」いられること。
現場のピリピリした空気を、しれっとした笑顔で変えていく。
そんな柔軟な強さを教えてくれる、現場を知る人にも、
これから介護に直面する方にもおすすめしたい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
親が認知症になっていなくても、普段のメンタルケアに役立ちそうです。
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認知症の方と、私は仕事ではお会いするけれど、ご本人とご家族の本当の大変さは分からない。
だから当事者の言葉は、たくさんの気づきを与えてくれる。
著者の工藤さんはとても優しい方だ。自分の経験を読む読者の「共感疲労」まで心配されるほど。
これだけ勉強されているのに介護のプロではなく、あくまで家族の立場から発信されていて、読んでいるこちらが慰められたり気づかされることがたくさんあった。
以下、仕事の上でも、今を生きる一人の人間としても必要だと思った箇所を書き留める。
「わたしたち介護者は、お世話している~一方で、余計な刺激やストレスも常に与え続けている存在でもあります。」p24
認知症ではあるが、穏やかな一人暮らしを続けるお母様にとって何が幸せなのか。
「作用・反作用の法則」p25 介護者の気持ちや状態が反映すること。
「目の前の母が今を一生懸命生きているのに、自分だけが「今」を大切にできないでどうするのか」p27
認知症の方は「今という瞬間の記憶を頼りに、一生懸命生きてい」る。介護者は未来を不安視し、過去に執着してしまう。
「「笑顔」だけは大部分の人が認識できた」p30 →「介護者の「幸せでない」時間を減らして、「笑顔」の時間を増やす」p31
「嘘も100回つけば、真実になる」p33 介護の月日が嘘を真実にしてくれる。自分を責める必要はない。
「今まで生きてきて、どんなことが楽しかった?」p37
「デイに行く目的や役割を決める」p76
独立して開業したデイは、得てして志が高い。p79
リハビリの基本は「ほめる」。ほめることで、介護者自身も笑顔になれる。p86
世話を受けることが「認知症の人にとっては介護者への「借り」となり」「心理的な負担」になることもある。「借り」を返したくてもその術がない。「小さなお仕事を作って、「ありがとう」と感謝を伝えることで、「申し訳ない」という思いが解消され」る。「認知症の人との貸し借りのバランスをと」る。p90
「家族は認知症の人と過ごす時間のすべてが「勉強」です。ですから、その人を介護する「専門家」になることができます。」p126 担当者としての常に勉強させて頂いています。
介護職のミスに対して、「日頃から~信頼関係を育みながら感謝の気持ちを積み重ね、怒りと相殺して自分自身を守る」p130 そんなご家族の考えに甘えてはいけないが、日頃の信頼関係は大切。自分が家族の立場になった時のためにも。
公的機関だけでなく「民間機関も積極的に活用」。「たくさんの相談先があった方が、介護がラクに」。p134
「心が劇的に健康になるためには、怒りも喜びもないニュートラルの状態を保つことが大切」「感情の山を平らに保つ」僧侶・草薙龍瞬
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介護が苦しくなる前に、一度読んでおくことを進めたい本です。定期的に読み返したい。
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祖母、父、母の遠距離・息子介護をする著者のエッセイ。
ノウハウもたっぷり紹介されているが
それよりも
毎日やっていた食事の世話も、
ある日急にする必要がなくなります。
長年続けてきたことを見守り
自立を支えるのも立派な介護です。
できないことが増えていく認知症の人を
ほめてその気にさせながら
生きがいを失わないようにすることも
介護する人の役割のひとつだと思います。
というような、精神性に重心を置いてあり
ハッとするような新しい視点が得られた。
「しんぶん赤旗 日曜版」の連載だったということもあり
軽いタッチでするすると読むことができた。
素人目線の介護情報が得られ
介護に対する漠然とした不安が薄れ
心のハードルがぐっと下がった。
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東京と岩手を行き来してお母さんの介護をしている著者。素人の方の目線だからとても参考になりました。共感疲労しないこと!
なんで新鮮な言葉でしょうか。 -
ニュースや知人の伝聞だと「介護は悲惨」というイメージばかり先行してしまう。介護のリアリティを悲惨なエピソードでなく、介護者の心の変化を中心に説明する本書を読むと、介護もそんなに悪くないのでは思える。万人に読まれるべき名著だと思う。
工藤広伸の作品
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