すずばあちゃんのおくりもの

  • 新日本出版社 (2022年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784406066785

作品紹介・あらすじ

春になると、小さな畑にでて、自分一人分の野菜を育てるすずばあちゃん。ばあちゃんは、畑仕事がおわると、道ばたに、空き地に、花の種を植えつづけている。90歳をとうにすぎて、一人暮らしのすずばあちゃん。純平には、ばあちゃんが、花と話をしているように思えた。花には、すずばあちゃんの戦争の時代のつらい思い出が。

みんなの感想まとめ

人の心に深く響く物語が描かれています。小さな畑で野菜を育て、道端に花の種を植えるすずばあちゃんの姿は、戦争の悲しみを抱えつつも、自然とのつながりを大切にする優しさを感じさせます。読者は、すずばあちゃん...

感想・レビュー・書評

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  • 純平の家の近くには、90歳をとうにこすおばあちゃんが住んでいる。

    おばあちゃんは、畑しごとのあとに村の中を歩いては、道ばたに草花の種をまく。

    そして、花が咲くと純平にいろんな話をする。
    戦争のときの悲しい話もあり、
    葬式も出せずに埋めた赤ちゃんのこと。
    近くにのぎくがさいていて、そなえたこと。
    そののぎくの種を子どもだと思って、とってきたこと…。
    それが今ではあちこちに花を咲かせている。

    戦争の頃の悲惨な出来事だけではなく、ちょっとしたことでも語られていくことは、大切だと思った。

  • 〝90歳をとうに過ぎて、一人暮らしの<すず婆ちゃん>。雪が消え春になると、小さな畑で自分一人分の野菜を育てる。畑仕事が終わると、道端や空き地に、花の種を植え続ける…。隣に住む<純平>は、婆ちゃんが、花といつも話をしているように思えた。純平が、すず婆ちゃんに戦争の時代の話を聞いてみると、満州で夫と赤ん坊を亡くした、深い悲しみの記憶が話されるのだった…〟<最上一平>作、<黒井 健>絵による、戦争の悲劇。

  • 純平の家の近所にすずばあちゃんがいます。
    すずばあちゃんは春になると畑仕事に通います。
    そして、村の中をゆっくりと歩いては道ばたや空き地に草花の種を蒔くのです。

    すずばあちゃんは純平にいろんな花の話をします。

    あるとき、野菊の話をしてくれました。
    それは“満州”という国の、すずばあちゃんのかなしい思い出でした。

    〇“すずばあちゃんのおくりもの”の花々が踏み荒らされたり焼かれたりすることがもう無いように。
    日本だけでなく。
    〇東北の方言がやさしい

  • 表紙の絵に惹かれて図書館で借りました。
    内容も、悲しいけれどとても素敵。
    何気なく歩いている道も、今日は少し視野を広く持って歩こうかな。

  • お花好きのおばあさんの戦争体験談。何とも言えない気持ちになる。野に咲く花の美しさ。

  • 次男の4歳の誕生日にお義母さんがくれた。
    すずばあちゃんの身なりが今は施設に入ってしまった私のおばあちゃんみたい。

    「私はこの本を描きながら、戦争の逸話は過去からの教訓だと思っていた。でも違いました。今でも現実の出来事なのです。人はなぜ戦争の悲劇を繰り返すのでしょうか。」と黒井健さんが書かれています。

    うば車をしているすずばあちゃんは足腰が弱いはずなのに、同居はしてない。1人ですんでる様子。
    なぜ?
    すずおばあちゃんのように自然に咲いている花に話しかけたり、思いをはす人は100年前にはたくさんいたはず。私のおばあちゃんもそうだった。

    薄汚い生活になってしまったなーと30年くらいまでは人が助け合って、自分のことばかり考える人がもっと少なかった気がする。


  • 図書館本。2023読売こども新聞イチオシ100冊から。すずばあちゃんは畦道に草花の種を植えています。戦争で、我が子を埋葬する、という壮絶な体験を秘めていました。長女に響け!

  • ま ①20220923

  • 8'15"

    花の好きなおばあさんが
    戦時中に悲しい思いをした話しを
    近所の男の子に話すお話。

    ちょっと泣ける。
    グロくない戦争の話なので
    中学年以上から聞かせられる

  • 読んでいくと最初と読み終えた時の感情が変わった。戦争...。黒井健さんの絵が優しさを伝えてくれます。

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著者プロフィール

1957年山形県生まれ。児童文学作家。読み物の作品に『ぬくい山のきつね』(新日本出版社/日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞受賞)、『じぶんの木』(岩崎書店/ひろすけ童話賞受賞)、絵本の作品に『たぬきの花嫁道中』(岩崎書店/日本絵本賞受賞)、『いのちがかえっていくところ』(童心社)、『すずばあちゃんのおくりもの』(新日本出版社)他多数。

「2023年 『じゅげむの夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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