モナのとり

  • 新日本出版社 (2022年6月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (28ページ) / ISBN・EAN: 9784406066792

作品紹介・あらすじ

モナとおかあさん、おとうさんは、フランスでくらすために、とおくからやってきました。せんそうをしているくにから、にげてきたのです――。がっこうはとてもたのしくて、ともだちもできました。けれど、モナのそばには、いつもくろいとりがいます。とりは、ひるもよるも、どこにいくときも、モナについてくるのです……。

みんなの感想まとめ

テーマは、戦争から逃れてフランスで新たな生活を始めた8歳の少女モナと、彼女の心に影を落とす「黒い鳥」です。モナは普通の女の子として学校生活を楽しむ一方で、時折訪れる不安や孤独を象徴するこの鳥が常に彼女...

感想・レビュー・書評

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  • 出版社書籍情報
    モナとおかあさん、おとうさんは、フランスでくらすために、とおくからやってきました。せんそうをしているくにから、にげてきたのです――。がっこうはとてもたのしくて、ともだちもできました。けれど、モナのそばには、いつもくろいとりがいます。とりは、ひるもよるも、どこにいくときも、モナについてくるのです……。
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    戦禍から逃れ、平和に暮らすためにやってきた彼女たちの不安な気持ちが、「くろいとり」として描かれる。その鳥は一人に一羽ずついて、その大きさを自在に変える。
    難民申請が通らず、祖国に帰らされた友達。

    モナの何気ない毎日、学校の様子や楽しいこと、家族とのあたたかな触れ合いが描かれている中で、実は平和を願うメッセージが伝わる絵本。
    日本で難民認定を申請する外国人が今年急増しているという。
    「新型コロナウイルス感染防止の水際対策が終わり、世界各地で紛争が多発していることなどが原因」とあった。
    凄惨な紛争が多発している。この国にも何が起きるか分からない危機感を持つこと、平和を願い、活動すること、自分の心にも他者にも寄り添う気持ちを持つこと。そのの難しさを考えた一冊になった。

  • Sandra Poirot Cherif, auteure illustratrice voyageuse
    http://sandrapoirotte.com/bonjour/

    Sandra Poirot Chérif - La Charte des auteurs et des illustrateurs jeunesse
    https://www.la-charte.fr/portraits-chartistes/sandra-poirot-cherif/

    /新日本出版社/子どもの本/シリーズ別紹介/絵本/その他絵本/モナのとり
    https://bit.ly/3BbQWk2

  • 絵本だが、予備知識なしに子どもに読むものではなさそう。大人にも響く。

  • 〝私には、「黒い鳥」がついている。何処に行くときも私についてくる。私が何をしていても、すぐ其処にいる。その鳥は、小さくて大人しいときもある。でも、時々すっごく大きくなって、叫ぶように鳴く! すると、もう何も考えられなくなる・・・〟<モナ>は、お母さん、お父さんとフランスで暮らすために、遠い国からやって来た。戦争をしている国から逃げて来た――。学校はとても楽しくて、友だちできた。けれど、憂鬱な黒い鳥の影がつきまとう、不安な毎日が続いている・・・。避難民家族の寄る辺ない心の叫びがこだまする、大人の絵本。

  • 私は、モナ。フランスの親戚のおばさんの家に住んでいる。私が小さかったころ、お母さんとお父さんは、フランスで暮らすため、戦争をしている国から逃げてきた。けれど、学校に通い始めた私のそばには、いつも黒い鳥がいる。お父さんとお母さんにも黒い鳥はついている。
    以前には、おばさんといとこにもついていたが、ある日飛んで行った。「フランスで住む権利と働く権利を与えてくれる」手紙が届いたから。
    私たちにはまだその権利はない。お父さんは家を立てる職人で、手紙が届いたら働ける約束をしてくれる会社もあるけど。
    私の学校には、黒い鳥がついているモーリシオがいたが、ある朝、学校に来なくなった。送り帰されたのか?施設に入れられたのか?不安だ。私も。前から練習していたダンスの発表会にも出られなくなるのか。
    でも、私の発表会は大成功を収めた。発表会の後、お母さんが出産した病院に行き、弟に会った。お父さんは言う。「みんな、うまくいくからね。」(36ページ)
    ※絵本のどのページにも、ペンで書かれた黒い鳥がいる。時には小さく、時には大きく。家族を見張っているようにも見える。難民の人たちは、こうやっていつも緊張感と不安の中で過ごしているんだろうな。
    このお話はフランスのことだけど、日本の入国管理局から仮放免されている人たちと同じだと思った。日本にも、たくさんのモナがいる。

  • 8歳のモナ。

    得意な教科や苦手な教科のある普通の女の子のようだけど、

    「わたしは、みんなと おなじじゃない…。」

    くろいとりがついている、っていう表現が素敵だと思いました。

    子どもには難しい内容かもしれないけど、
    日本も難民認定がなかなか認められないなど、問題があることを知ってもらうためにも
    親子で読んでほしいと思います。

  • フランスでくらす、8さいのモナ。かきとりはとくいだけど、さんすうはにがて。おどりをならっている。ふつうのおんなのこだけど、モナにはくろいとりがついている。モナだけじゃなく、このとりがついている人はほかにもいて……。

    どういうお話なのか、黒い鳥とはなんなのか、少しずつわかってくる。カラーのイラストのページと、文字のページがあり、文字のページにモナが描いたようなイラストと手書きの文がある、ちょっと面白いかたち。
    鳥の大きさとモナの気持ちがシンクロしていて、わかりやすい。最後には、鳥が飛ぶのを手伝ってくれたというような気持ちになるモナ。「みんなうまくいく」と書かれたイラストは、モナたちの明るい未来を示しているようだ。

  • 移民の人権に関するお話。最初は発達障害の話かと思ったけども、人権について考える本だった。在日外国人の友人たちのことを思った。

    子どもには難しいテーマかもしれないが、同じ場所にすんでる人間同士なのに、権利がないってどういうこと!?と考えるきっかけになるかもしれない。

    大人にとっては社員とアルバイト、正規と非正規雇用みたいな同じ場所で働いてるのに、権利や保障がないという矛盾についてお寓話にも読み取れるのではないか?

  • なかなか奥が深い
    鳥が何を意味しているのか

    小さい鉛筆文字があるので、親子で色々考えながら読むのがいいかな

    2023絵本50

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