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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784406068109
作品紹介・あらすじ
貧富の格差、気候危機…。資本主義は本当に「自由」なのか? 共産主義と自由は相容れないのか? 「人間の自由」をキーワードに社会主義・共産主義の魅力を、若者との対話を通じて、やさしい言葉でスケール豊かに語る。『資本論』を導きにマルクスが探究した未来社会像を新たな角度から明らかに。知的刺激に満ちた一冊。
みんなの感想まとめ
「人間の自由」を中心に、共産主義と自由の関係を新たな視点から探求する内容が展開されています。著者は、資本主義が抱える貧富の格差や気候危機を背景に、社会変革の必要性を訴えています。特に「自由に使える時間...
感想・レビュー・書評
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夫が、共産主義の意味がちゃんと分かっていないから読んでみたいと図書館で借りた本です、私も理解していないから読んでみました。
そもそも、マルクスもエンゲルスも共産主義社会の最大の特徴として「人間の自由」を挙げていて、それを可能にする社会の在り方を追求し続けていたそうです。
学生時代にそんな風に習ったっけ?!
現代を振り返ってみれば、資本主義のほうが時間を搾取されていませんか?!貧富の差に苦しんでませんか?!
自由な時間を取り戻し、豊かな未来社会をつくるには共産主義が一番ですよ、という内容でした。
それはわかったけど、共産主義のもと労働をすると、どうして自由時間が増えるのかそのしくみがわからなかったし、余暇を個人の趣味に使っていたら社会の発展はない気がするし、資本家に搾取されなければ、国民は自然に熱意をもって仕事に取り組む想定をしているようだけど、怠け者も続出だよねと思うし、共産主義って性善説の中で成り立つ机上の空論ばかりだなあ、という印象で終わりました。。純粋とも言う?!
そうではない、ちゃんとした理論が本書にも描かれていたのかもしれないけれど、私にはこれ以上は難しくて言葉の意味も分からなくて理解できなかったです・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【概略】
「社会主義・共産主義」という言葉から連想されるイメージは、実は本来の出発点は違ったものとなっている。そんな社会主義・共産主義を「人間の自由」という要素にスポットライトを当て、日本民主青年同盟(民青同盟または民青)の学生を相手に開催されたオンラインゼミでの質疑応答を書籍化。
2025年12月09日 読了
【書評】
国家観は保守、地方公共団体の運営はリベラルな感覚じゃないかなと思う自分がいて。そのため政治家の方達の書籍を手に取る時は、相対的に自分とは逆側の方のものを意識的に手に取るようにしててね。・・・で、今回、「そういえば自分は志位さんの書籍、読んだことないなぁ」と思っていたところにリハックという動画チャンネルで志位さんが対談されているところを目にして。「これは何かのご縁だな」と手に取った次第。読者としての立場は、頭から否定せず、そして重箱の隅をつつく・・・なことはせずにポジティブに読みたいなぁと思って読んだ。
読了、というか読み進みている間の印象としては「あぁ、そりゃソ連の人達をはじめ、当時の人達は共産主義に対して桃源郷のようなイメージを持ってしまうよねぇ」というもの。桃源郷じゃなくて理想郷かな?相手のことを信じて、性善説にたって、人間の無限の可能性を信じて、物質的にも精神的にも成熟に成熟を重ねた姿・・・のように思えた。これは嫌味でも皮肉でもなく、(少なくとも自分が生きてる間は無理だとは思うけど)ひょっとしたら何百年・何千年先にそういった形態になっていたら素敵だよね!ってのは感じた。
まず「資本主義」という言葉の普及にマルクスが多大なる影響を与えてるというところが興味深いよね。そして共産主義=粛清なイメージ・・・ではなく、マルクスやエンゲルスが説いていた共産主義は、もっともっと現代の人々が持つ「自由」のイメージに近いものということ、意外だったね。やはり常に「なぜ?」「問い」から広がるアンテナをはって、さらには実際に調べるという行動をしなくてはと思ってしまった。
同時に、本書で語られる理想の姿は、「国家」という枠組みとして実現するには相当に、本当に幾千年の年月を要する・・・代わりに、存外と「コミュニティ」という極めて少人数で、尚且つなにかしらの共通項が属するメンバーにある状態においては、その理想に近いものになるのではと想像してしまった。(環境対策といったものとは別の理由で)「生産」に対し一定の規制・制限をかけることは現実的ではないし、その生産量の調整や見込み・推測などが適切かそうでないかの判断なども(AIに任せるという世界線以外は)難しいようにも思えてね。逆にコミュニケーションを面と向かってやることができる少人数においては、その意思疎通における齟齬は少ないような気もする。「マス」というフェーズに入った途端、歪みが出るような気がしてならないのよねぇ。もっとも、内ゲバなんてこともありえるから少人数でも難しいような気がする。
しかしながら、本書で紹介されているマインドについては、現代の、とりわけ若い世代の方達には刺さるような気もする。ホントに個別化が進んでてさ。高校生相手のワークショップで、自分の好きなコトを他者に紹介してもらおうと提案したのね。昭和や平成の前半だと、グループ内で好きなコトのシェアを占めるものって、なにかしらあったハズなのよ。それこそ「巨人大鵬卵焼き」じゃないけれどさ。「鬼滅の刃ぐらいは共通項でありそうでしょ?」とタカをくくっていたら、ある人はフリースタイルのバトル、ある人はディズニー映画、ある人は純文学と、バラバラ。多様になってきたのよね。こういった状況だと、「自由」だって本当に人によって感じ方が違ってくると思う。そんな多様な状態で、コミュニティがどんどんセクト化していくような状態だと、個を尊重する本来の共産主義のマインドは認められていくような気もする。
ただ一方で、とある人の「自由」は時として別の人の「自由」と衝突することもあって。その多くは自由を履き違えた発想かもしれないけれど、自分の自由と他人の自由は、干渉しちゃうこともある。そんな中でどうやってその衝突にどうやって折り合いをつけていくのか、がハードルなのかなぁ。この辺りはもうしばらく、自分の脳内での議論が必要な気もする。
本書は青色のカバーのもので、志位さんは最近、赤色の本も出版されたそうな。赤色の本も既に入手しているので、こちらも併せて読んでみたいね。 -
武蔵野大学図書館OPACへ⇒https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000296071
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誰もが働きながら自分のための時間も持てるような社会になってほしいと思いました。
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私の共産主義の知識は中学時代のまま。国が国民に仕事を与えて失業者ゼロを目指すといった感じ。
・それなのになぜ今でも日本共産党が存在するのか
・共産主義で仕事にやりがいは得られるのか
・共産主義で技術の進歩はあり得るのか
などを知りたくて本書を手にした。
結果として上記の回答は本書では得られなかった。
以下、本書で知ったこと。
・資本主義では貧富の差が拡大するばかり
・資本家は利益を追求することしか考えていないから地球環境は悪化するばかり
⇒だから共産主義がいい
・共産主義になれば資本家に搾取されないから自由な時間が増える(自己成長に時間を費やせる)
・共産主義になれば失業者がいなくなるので生産性が上がる
書いていることは何となく理解できるが、突っ込みどころ満載。
・自由時間が増えればアル中やギャンブル依存症が増えるでしょ
・失業しない社会ならまじめに仕事をしない人が増えるでしょ
とにかく性善説が前提になっているように感じた。
また最初に「分かりやすく書いた」と記しているが、まったく読みづらい。
例
「まず利益第一主義は~~新しい社会の客観的条件をつくりだします」
「社会の客観的条件」とは何? こんな記述ばかりで5ページに1回眠たくなった。たった150ページでもさらっと読める本ではなく、学者が「教科書の内容を漢字を減らして解説しました」といった感じ。漢字だけ減らしても内容をかみ砕いてくれなければ理解できない。
また、「共産主義=自由がない」と考えていたが、本書では「共産主義こそ自由の条件である」といったことを何度も言っている。ならば働かない自由もあるの?
「分かってほしいのよ!」という熱意は伝わったが、結局7割理解できなかった。「共産主義になればどう幸せになれるのか」をバカにも分かるように書いてほしい。国民には私レベルの人間も少なからずいるのだから。-
仰せの通りなので、この政党に好意的な私のレビューも「この政党の果たすべき役割を考えると★の数は1個でも多い。」なのです。
勿論私のレビューも...仰せの通りなので、この政党に好意的な私のレビューも「この政党の果たすべき役割を考えると★の数は1個でも多い。」なのです。
勿論私のレビューも長文で読み難いですが、著者やこの政党関係者向けなので悪しからず。
2024/08/27 -
はっきりいえば、志位和夫はマルクスから何もない学んではいない。マルクスの文献から一部取り出し、それを教条主義的に解釈しているに過ぎない。初期...はっきりいえば、志位和夫はマルクスから何もない学んではいない。マルクスの文献から一部取り出し、それを教条主義的に解釈しているに過ぎない。初期のマルクスと晩期のマルクスの社会主義社会、共産主義社会の道筋は明らかに違う。マルクスを文献を読んで「知っている」だけで、志位和夫は「理解」していない。マルクスは人間と人間との関係、人間と自然との関係に着目し、20数年間もの歳月をかけ、心血を注いで『資本論 第1部』を完成させたが、2部、3部の草稿にすら、未来の経済社会、つまり社会主義社会、共産主義社会に明確な記述はない。大谷禎之助先生の著書『マルクスのアソシエーション』、田畑稔先生の『マルクスとアソシエーション』を是非、読んでほしい。2024/12/31
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初心者向けの政党プロパガンダ本に言うのも野暮な話だが、結論ありきで説明が粗雑。資本主義の欠陥(分配の失敗)はおっしゃる通り。資本家に富が集積し、他方で今日の暮らしもままならない労働者が多数を占める社会は誰が見たって異常だ。だからと言って進むべき道が共産主義しかないと言うのは極論に過ぎる。何にでも裏表があるものだ。共産主義のネガティブな側面も取り上げた上で、それでもなお資本主義の修正よりマシですよ、と言わなければ信用されない。
生産手段の社会化がどのように自由時間創出に寄与するのかの説明もないし、そもそも「時間だけあってもね」と言う人は多いかも知れない。そしてソ連の失敗は社会段階が未発展のうちに共産化したからだと言うが、現在から100年前を見て「遅れていた」と判断するのはナンセンスだ。社会の発展は連続的なのだから、どこまで行けば十分かの共通理解を得ることは難しいだろう。
共産主義最大の課題は社会発展のインセンティブ設計にあると考える。生産余力を全て自由時間に変えて余暇に注ぎ込んでしまったら社会の発展はなくなる。この点では資本主義の拡大再投資システムに圧倒的な分がある。世の中にはキリギリスだけでなくアリも必要なのだ。
とは言え同党の安保、福祉政策には共感できるものが多い。この本は若い人に向けた入党勧誘が目的のようなので、敢えて難しい議論を避けている面もあると思うが、もう少し理論を肉付けした続編を期待したい。
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