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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784406068208
作品紹介・あらすじ
「お父さん、やくそくだよ。お父さんのやいたパンを食べさせてね。黒パン、ジャムのドーナツ、クロワッサン……」女の子はいいました。お父さんは、おいしいパンをやくのが生きがいのパン職人でした。ようやく夢をかなえて、お店を持ったばかりでした。ところが、爆撃にあって、お店は――。平和への願いがこめられた絵本。
みんなの感想まとめ
戦争の悲劇と平和の願いが深く描かれた物語は、表面的には可愛らしい絵で包まれていますが、実際には心を揺さぶる重たいテーマを持っています。主人公の女の子は、お父さんとの約束を胸に、爆撃によって破壊されたパ...
感想・レビュー・書評
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この表紙の女の子、ぱっと見笑っているように見える。
でもよく見ると涙を堪えているように見えてくる。
あぁ、悲しいお話だった。
日本は島国、州境の橋なんてない。
万が一戦場になったら逃げ場なんてないんだなと。。
心配で心配で魂の最後の最後まで振り絞って守ってたんだよね。
戦争なんてダメだよ。
戦争をして喜ぶのは一体誰なの?
ほんの少しの偉い人たちだけでしょ?
なんのために戦争するの?
戦争して楽しいの?
私はちっとも楽しくないよ。
人々の笑顔を奪う戦争なんて、人を傷つける兵器なんて、この世の中から一切なくなったらいいと思ってる。
武力で解決できることなんてこの世の中にひとつもないと思ってる。
どこかの国が戦争しているのも、日本が戦争に巻き込まれるのも、真っ平ごめんだよ。
この人類の歴史の中で戦争のない平和な時代っていつなんだろう?
石器時代?
この間何かで見たの。
日本人の祈りの力はとても強い力を持っているらしい。
八百万の神を信じる日本人の祈りは最強だと。
私達日本人は無宗教のようでいて、世界一信心深い民族なんだと思っていたのは間違いではなかったらしい。
それならば私は祈ろう。
毎日祈ろう。
世界が平和であるように。
何度でも。何度でも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館本。最近の恒例、絵本コーナーで目立つ所に置いてある絵本読んでみた。
表紙だけ見て借りたので、可愛らしい絵からてっきり明るい内容を思い描いて読み始めたら…。また戦争モノじゃん(最近戦争モノの絵本が続いてます)ノーガードで読んじゃったから、余計ダメージ喰らいました(重たい内容の本は事前に覚悟を決めてから読まないとダメなタイプです)
ですが戦争はダメというメッセージが、分かりやすくストレートに表現されていていい絵本だと思います。心揺さぶられました。終盤の展開(お父さんのやつ)は全く予想してなかったから驚きました。最後のページの絵がいいなあ。夢が叶ったのか。最後少し救われました。 -
爆撃されてなおも危険が迫る街。主人公の女の子の家も、開いたばかりのパン屋ごと破壊され、みんなと一緒に避難するところです。街を守るために残るというお父さんを残して。何故なら、お父さんは…。悲しくてやりきれません。戦争が憎い。お父さんとの約束の「緑の葉っぱのパン」を、成長した女の子が作る日が来ても、悲しみは消えはしない。せめて数えきれない悲しみの歴史を、終わらせることができますように。
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10歳1ヶ月の娘
7歳1ヶ月の息子に読み聞かせ
戦時中のお話
昔のことなのかと思ったら
スマホが出てきて、どきり。
そっか
そうだよな
今この瞬間でも
戦争の中の国があるんだもんな。
こんなふうに
家族と離れ離れに
お別れすることに
なってしまった人たちは
たくさんたくさん
いるんだよな。。。
お父さんの夢の叶った
パンやさん
ほんと戦争が憎い。
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もし、今、自分のいる場所で戦争が起こったら本当にこんなふうになるかもしれないと想像してしまう絵本でした。これまでの戦争を扱った絵本というと第二次世界大戦中の話が多く、背景にある文化や根本的な考え方が違うので、戦時中の親子の別れといった家族の物語も少し遠いものに感じられます。しかし、この絵本の舞台は現代なので、この家族の暮らしも家族に対する感覚も私たちとなんら変わりありません。家族が別れを惜しむシーンにもスマホで写真を撮るという場面が出て来て、今の私達と完全に地続きにある印象を受けます。そして、爆撃で崩れてしまった橋を渡る場面はニュースで見たウクライナの状況を彷彿とさせるものでした。もし、今、日本で戦争が起こったら、自分の家族もこんな風になるかもしれない、、、と、戦争に対して想像力を広げやすく、世界平和をもっともっと切実に考えるきっかけとなる物語だと思います。
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葉っぱの表現がいい。葉っぱのために、他の絵の要素をあえて全て捨てたのかもしれない。画力は微妙な気がするんだけど、版画のような、日本画のような、色合いのハーモニーと塗り・掠れが感情の心細さにマッチしていて、絵本の絵って画力が全てではないんだな、と改めて思わされる。
やっぱり葉っぱに絵の力、絵の推進力が全振りされていると感じた。この葉っぱの色が、色だけが、この絵本の希望を推進している。
絵本の絵は、歌のメロディーと同じだ。歌詞(ことば)と一体になって、メディアの魅力を何倍にもする稀有な領域の画であるということが、この絵本を何度も読み返すと見えてきた。
ことばは言葉で、橋脚(きょうきゃく)、州境(しゅうきょう)という他の絵本で使われない音韻を持つ単語が選ばれている。ここも確信犯だと思う。
物語も良いが、すごく高度にプロデュースされたインディミュージックのような完成度の高さをかんじて唸るしかなかった。 -
タイトルから思ってもみない少し悲しい内容でした。
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5分12秒
2026.02.23
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