洗面器でヤギごはん 世界9万5000km 自転車ひとり旅III
- 実業之日本社 (2006年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408008066
感想・レビュー・書評
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チャリンコで世界一周した彼のゴハン日記的旅行記。
なんだろう。
わたしは本を読んでいてその場に居ないのに、彼の味わった感動、情景、心がもの凄い速度でわたしに入り込んできた。
まるで一緒に旅行してるみたいだった。
感動したり、落ち込んだり、あったかい気持ちになったり、胸が熱くなったりドキドキしながら読めた。
わかってはいたけど、世界は広い。
道はどんどん続いて行くんだなぁ、と思った。
そして、世界のゴハンも限りなくあるんだなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
世界一周自転車旅行の体験談を書いたものも三冊目。食べ物中心の話。
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世界一周の旅で著者が印象的だった食を旅の時系列順に紹介した本。旅の目的は食事ではなかっただろうけど、旅の重要な要素として喜怒哀楽と共に綴られている。各国の料理が旨そうに描かれており、食べる旅に行きたくなった。
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現地で出会える食べ物たちは、洗練されたものとは限らないけれど、不思議とエネルギーに満ち溢れているようです。おなかがすくこと間違いなし!
どこか遠くへ出かけたくなることも間違いなし!(附属図書館 職員)
※こちらのコメントは2012年に開催された「北大ビブリオバトル」展示に寄せられたコメントを許可をいただき再掲載したものです。 -
・レンタルにて。
・好きなシリーズもの。一緒に世界を旅しているようでわくわくする。Ⅱ、Ⅲと同じ世界一周のことを記しているが、違う視点で切り取られていて、併せて読むと一層イメージが強くなった。
・帰国時、急に現実がひっくり返る気持ちは、自身の一人旅(かなり短いものだが)とも重なって感動した。 -
第1回北大ビブリオバトル
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筆者の頑張りがこの一冊に詰まっている。
エピソードの量や質に問題はないけど、単純に文章が好みじゃなかったので★三つ。引っ掛かることなくすらすら読むことが出来る文章だが、数年間の思い出を一冊にまとめる難しさか、筆致が淡々としすぎていたきらいがあった気がした。
とはいえ、筆者の努力と経験を知ることができる素晴らしい随筆。 -
高校時代の友人はこの著者の作品を読んで人生が変わった奴がいる。
四万十では著者の本が紀行もので一番好きという人と気があった。それで新しい作品を借りてきた。
今作は旅先で出会った食に焦点を当ててる。
文章に、なんていうか華々しさはない。その分、生々しさや旅の地味さが伝わってくる。そこが良い。
また旅の局面、局面で彼の心理状況に共感できる部分が多くて好きだ。