志高く 孫正義正伝 完全版 (じっぴセレクト)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408107059

作品紹介・あらすじ

人間・孫正義の原点とビジョンを見事に描いた「正伝」に携帯戦国時代に参戦したカリスマの姿を独占取材でフォロー。

感想・レビュー・書評

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  • 孫正義の伝記を読んだ。
    東日本大震災の義援金として、個人で100億円もの寄付するという、とてつもない大胆さ、復興支援へんの覚悟を感じた。
    ソフトバンクの社長としての手腕を日頃から見ていて、気になっていた人物だけど、今回の巨額の義援金で、孫さんという人の大きさを感じ、どういった人生を歩んできたのか興味を持った。
    伝記を読んで思ったことは、孫さんのもつ事業家としての志の大きさ、勤勉さ、行動力がズバ抜けているということ。また正義感が強いといったところも人間的魅力だと思った。
    常に先を見据え、大きな志をもってチャレンジしていく。そのすごい行動力に周りの人たちを魅了していく。
    「一度しかない人生なんだから」と自分の目指す道をひた走る。
    自分自身を振り返ると、自分には、しかりとした「志」があるだろうか?そんな自分への問いかけで、己の人生へ意義について考えさせられる。

  • 控え目に言って最高です。
    孫さんの熱い志、ビジョンが伝わってきて、ブロードバンド普及に向けた意気込みやvodafone買収のところは涙が出てきそうになりました。

    10年戦争で勝つことを考える。短期的なノイズに翻弄されずに最終的に勝つことを考える。

    世に生を得るは、事を成すにあり。

    人生をどう生きるのか?それが彼の人生をかけた問いとなっている。
    短い人生をどうやって謳歌するのかを常に考えている。

    孫正義がYahooBBを掲げてインターネットに数百億を投じていたのが、40代前半。今の自分にそんなスケールが大きいことができるだろうか。。

    志が高く、人生において何を成し遂げたいのかが明確であれば、日々の利益などは誤差でしかない。

    人生で何を成し遂げたいのかを若いころから目標を設定している。高校生の時から時間に対する意識が違いすぎる(3週間で米国高校生快活を終える)。自分自身に対する言い訳をしない。

    損益分岐、キャッシュフローに徹底的にこだわって、細部にまで分析をし、綿密な事業計画を作成する。学生時代に2000万円で買収したゲームセンターを1カ月で売上を三倍にした。

    500億円で友人、親を裏切ってはいけない。

  • ソフトバンク孫社長の生い立ちからヤフーBBで日本中にブロードバンドを普及するまでを描いた本。

    一代で日本最高の利益を生み出す会社を作り上げた人の凄さがよく分かります。

    失われた30年で何の成長も出来なかった日本を再活性化するために、日本人全員が読む価値があると思います。

    2010年から現在までの孫社長とソフトバンクの変化も大きなものが有るので、是非とも続編を希望します。

  • 目的:最高の経営者の一人である孫正義氏の生き方から学びを得るため。

    「ソフトバンクの成り立ちと孫正義のすごさ」

    → この本を読むまではソフトバンクがどのように成長してきたか、全く知らなかった。
    携帯会社かと思っていたら、気づけば様々なベンチャー起業に投資しており、社長の孫正義氏は世界のビジネス界でも目立った存在となっている。
    そして孫正義がどのような人生を歩んできたかをこの本で知ることができ、改めて孫正義氏に好感を抱いた。


    「圧倒的な有言実行力と集中力」

    → 経営者に関する本を読んでいて、成功する経営者に共通するのは、圧倒的な有言実行力。
    もはや実行力は彼らにとっては当たり前の能力であり、彼らにとってより重要なのは有言=ビジョン。
    孫氏はその有言のスケールが圧倒的に大きく、それらを実現してく圧倒的な実行力を兼ねそろえる。
    圧倒的すぎて自分とは比較不可能ではあるが、小さなことでも有言実行することは意識する。


    「孫正義の尊敬する人物の一人が坂本龍馬」
    「この世に生を受けしは、事を成すにあり。by 坂本龍馬」

    奇しくも、ちょうど司馬遼太郎の「竜馬が行く」を読み始めたところだったので、竜馬の生き方からも大きのことを学びたい。

  • iPhoneで購入。ちょっと孫正義のことを持ち上げすぎな気もするけど、稀代の人物であることには間違いないんだろう。
    多くの刺激を受けたとともに、自分って何をやっているんだろうと自己嫌悪。

  • 電子書籍で読了。講演に感銘を受けた方はぜひ。

  • iPadアプリをダウンロード

  • これもAPP Storeで配布してたので。
    これは良くできた本だと思う。
    福岡の進学校を中退してアメリカに渡り、あらゆる手を使って高校を入り飛び級で大学へ。
    大学では自動翻訳機などのビジネスを。

    盛られているかもしれないが、その場その場で脳をフル回転させ本気で戦っている姿は、とてもじゃないが真似できないが、そこに至れるように頑張りたい。

  • 孫さんの印象が大きく変わった。
    なんども読み返すことになるだろう。

  • 時代の矜持。
    これほどまでにとてつもない男だったとはこの物語を見て思う。
    自分の人生の年月と照らしながらデジタル情報革命の今を知る。
    まだまだこの革命の道は途中だと気づかせてくれる。
    生きている間になにが起きるか見届けたい人物。

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著者プロフィール

井上篤夫 いのうえあつお
作家、翻訳家。早稲田大学在学中から執筆活動を始める。欧米を中心に、時の人物を深く掘り下げた評伝を数多く出版、翻訳の分野でも活躍している。
1987年、マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長、CNNのテッド・ターナー会長などをインタビュー『若きアメリカ企業の勝利者―12人からの直言』を発表した。1990年から3年間ボストンに住んで『ボストンに友情あり』を著した。
代表的な著作にベストセラー『志高く 孫正義正伝 新版』(実業之日本社文庫)、本邦初の評伝『素晴らしき哉、フランク・キャプラ』(集英社新書)、『ポリティカル・セックスアピール 米大統領とハリウッド』(新潮新書)がある。
2011年、NHK-BSハイビジョン「永遠のヒロイン」で放映されたヴィヴィアン・リー、マレーネ・ディートリッヒ、キャサリン・ヘプバーン、イングリッド・バーグマンの4大女優の番組内容に加筆して『永遠のヒロイン~ハリウッド大女優たちの愛と素顔』(NHK出版)を著す。
翻訳に『ミシェル・オバマ ~愛が生んだ奇跡~』(アートデイズ。訳・解説)。マリリン・モンロー没後50年、遺稿集『マリリン・モンロー 魂のかけら』(青幻舎。訳・解説)。ネイティヴ・アメリカンの生き方を描いた詩『今日という日は贈りもの』(角川文庫)他多数。
配信サイト「アップストア」で最初にダウンロード数が1万を超えたのは、『志高く 孫正義正伝』(実業之日本社)である。英語版電子書籍、Aiming High - A Biography of Masayoshi Son [iBooks Edition](You Teacher)をリリース。
2017年には、児童書『とことん 孫正義物語』(フレーベル館)を出版した。

http://www.ainoue.com

「2018年 『マタ・ハリ伝<電子版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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