なぜ『万葉集』は古代史の真相を封印したのか (じっぴコンパクト 71)

  • 実業之日本社 (2010年9月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (284ページ) / ISBN・EAN: 9784408108711

みんなの感想まとめ

歴史の真実が万葉集の歌に秘められていることを探求するこの作品は、古代の政治背景や豪族の没落を通じて、時代の怨念や悲劇を浮き彫りにします。万葉集は、表面的には詩的な作品ですが、その裏には権力闘争や抹殺さ...

感想・レビュー・書評

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  •  万葉集なんて、それ自体を読んだらすぐ放り出すだろうけど、この本は歴史浪漫に溢れている。万葉集は大伴家屋持が編纂したものと言われているが、平城京時代に藤原氏に旧来の天皇家を支えていた豪族たちが没落させられた怨念が込めれれているのだ。
     土地も民も持っていなかった、中臣鎌足が蘇我氏や大伴氏らの旧豪族を没落させ、藤原氏として政治を思うがままにして行くのである。そのためには蘇我氏らを悪者にしてその成果を自分たちのものに書き換えなければならなかった。蘇我氏が行った数々の改革を、聖徳太子という架空の人物をでっちあげたり、邪魔者を謀反をでっちあげて抹殺することを繰り返しているのだ。その当時の人はそのことを薄々知っていて有間皇子や大津皇子が謀反をでっちあげられて殺されたことを知っているのだが、それは日本書紀で封殺されてしまう。万葉集の歌には、そのような犠牲になった人物を悼む歌が多く遺されているのだ。
    歴史の真実がこのような歌に歌われているというのがわかりました。

  • この書籍では、日本最古の歌集「万葉集」と当時の朝廷内部の人物や事柄を組み合わせて解説されています。

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著者プロフィール

関裕二
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家、武蔵野学院大学日本総合研究所スペシャルアカデミックフェロー。仏教美術に魅了され奈良に通いつめ、独学で古代史を学ぶ。以後、古代をテーマに精力的に執筆活動を行っている。著書に『おとぎ話と神話に隠された古代史の真実』、『天皇家は何度も女王から始まった』(いずれも笠間書院)、『古代史で読みとくかぐや姫の謎』(祥伝社)、『アマテラスの正体』(新潮新書)、『新説「日本古代史」通史』(ビジネス社)、『消された王権 尾張氏の正体』(PHP新書)など多数。

「2026年 『物部氏とニギハヤヒ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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