運命を拓きゆく者へ

著者 :
制作 : 実業之日本社 
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 99
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408109152

作品紹介・あらすじ

何が起ころうとも、運命を受け入れ、その上で、雄々しく切り拓いていく。人生と仕事の羅針盤。

感想・レビュー・書評

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  • 勝つを知って、負けるを知らぬ者は戦を知らぬ。

    論文を書くときは、最初にある程度の筋道を書いておく。
    人生を悲観してしまうのは、もちろん望ましいことではないが、黙想することで悲哀の念が起こるのは当然のことである。

    不満を持って世を渡るようになるのは、いいことでも悪いことでも、自分はそれに関係ないt思うからではないか。
    人生の目的を理解するには、自分の生きる目的を理解すること。

  • 心配の しだめ と
    飯の 食いだめ は 約に 立たない

    勝つ を 知って
    負ける を 知らぬ は
    戦 を 知らぬ

    1オンス の 予防薬 は
    1ポンド の 服用薬 に 値する

  • 自分が成長するために、なすべきことはー。

    ・自己の成長とは、成功者になることではない。自己の発展とは、自己の内部の善性を高め、悪性を矯正することである。

    ・自己を成長させるためには、心の準備が必要である。それは、失敗しても慌てず、成功しても自惚れないという、動じない心構えを持つことである。

    ・意志は強いだけではなく、その意志の向け方が大切である。それを間違えれば、失敗を招くことになる。

    ・意志を鍛える上で心得るべきこと
     1.無私無欲であること
     2.広くおおらかな度量を持つこと
     3.大概のことは我慢して、時間をかけて意志を貫くこと

    ・徹頭徹尾、物質本位で、人生ことごとく金銭で解決できるように思っている人がいるが、失意のどん底にあるとき、力になるのは物や金銭ではなく、人の情けや慰めである。

    ・精神の疲労を癒すためには、黙想する必要がある。

  • 新渡戸稲造の人生論。これはきちんと買って読む価値あり。

  • ■マインド
    1.意志を鍛える上で心得るべき3つ。無私無欲であること。広くおおらかな度量を持つこと。大概のことをは我慢して、時間をかけて意志を貫くこと。
    2.自己の発展とは、自己の内部の善性を高め、悪性を矯正することだ。断じて自己の勢力を拡大したり、財産を増やしたりすることではなかろう。
    3.心配のしだめと飯の食いだめは役に立たない。
    4.脳は沈黙でなければ思想を生まない。

  • 単純で力強い人生訓。

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著者プロフィール

1862年南部藩士の子として生まれる。札幌農学校(現在の北海道大学)に学び、その後、アメリカ、ドイツで農政学等を研究。1899年、アメリカで静養中に本書を執筆。帰国後、第一高等学校校長などを歴任。1920年から26年まで国際連盟事務局次長を務め、国際平和に尽力した。辞任後は貴族院議員などを務め、33年逝去。

「2017年 『1分間武士道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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