<カラー版>空から見える東京の道と街づくり (じっぴコンパクト新書)
- 実業之日本社 (2013年3月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408109848
作品紹介・あらすじ
遠い未来まで見据えた道路建設の意志を現地に訪ね、現れては消えた100m幅の道路計画を地図で見る。環八全通まで80年!でもまだマシなほう!?航空写真で浮かび上がる「細長い区画」。その正体を、東京の都市計画に探る。
感想・レビュー・書評
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東京の環状一号線~八号線(環八)と、首都高速の今までの歴史が中心にまとめられています。
「環状六・五号線」や首都高都心新宿線など、知らなかったことも多く楽しく読めました。
掲載されていた地図を見て、万世橋南側から万世橋駅へ向かう道が、かつての大通りだったことが分かりました。
靖國通りができたことで、裏道になってしまったようです。
そういえばあの辺り、今も残る老舗が並んでいますが、当時は「大通りに面したお店」だったのでしょう。
万世橋駅も裏通りの駅になり、秋葉原駅が旅客営業を始めれば、確かに不要不急駅に落ちぶれるな…と、想像をたくましくしました。
これまた掲載されていた地図の中に、淀橋浄水場が公園として描かれているものがありました。
戦時改描(*´Д`)ハァハァ
やはり地図は楽しいですね!
誰だ泥沼とかいってるのは…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2013年刊。題材はいいのに、本文と写真のページが離れていたり、航空写真上の文字が読みにくいのが残念。◆【引用メモ】(東京を中心とした)放射線は旧街道に沿って計画されたものが多く、もとから何らかのかたちで道路形態が整っていたのに対し、環状線はまったく道路のない箇所に新たに計画されることが多く、放射線に比べて整備が遅れがちだった。しかも、都心と郊外を直結するため、地元住民がメリットを理解しやすい放射道路とは異なり、都心からほぼ等距離をぐるりと巡る環状道路の意義は、なかなかすぐには理解されにくい。(p.16)
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昔と今とを比べたら・・・・・・
東京の都市計画が・・・・
航空写真で一目瞭然。
環八は全通まで80年?!
こんなに航空写真が使えるって、ほんとに幸せな時代だなあ。
東京の成り立ちにも関わる考察。
東京が大好きな私としては、やっぱり読みたい本でした。
楽しめました。