<カラー版>空から見える東京の道と街づくり (じっぴコンパクト新書)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408109848

作品紹介・あらすじ

遠い未来まで見据えた道路建設の意志を現地に訪ね、現れては消えた100m幅の道路計画を地図で見る。環八全通まで80年!でもまだマシなほう!?航空写真で浮かび上がる「細長い区画」。その正体を、東京の都市計画に探る。

感想・レビュー・書評

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  • 東京の環状一号線~八号線(環八)と、首都高速の今までの歴史が中心にまとめられています。
    「環状六・五号線」や首都高都心新宿線など、知らなかったことも多く楽しく読めました。

    掲載されていた地図を見て、万世橋南側から万世橋駅へ向かう道が、かつての大通りだったことが分かりました。
    靖國通りができたことで、裏道になってしまったようです。
    そういえばあの辺り、今も残る老舗が並んでいますが、当時は「大通りに面したお店」だったのでしょう。

    万世橋駅も裏通りの駅になり、秋葉原駅が旅客営業を始めれば、確かに不要不急駅に落ちぶれるな…と、想像をたくましくしました。

    これまた掲載されていた地図の中に、淀橋浄水場が公園として描かれているものがありました。
    戦時改描(*´Д`)ハァハァ
    やはり地図は楽しいですね!

    誰だ泥沼とかいってるのは…。

  • 2013年刊。題材はいいのに、本文と写真のページが離れていたり、航空写真上の文字が読みにくいのが残念。◆【引用メモ】(東京を中心とした)放射線は旧街道に沿って計画されたものが多く、もとから何らかのかたちで道路形態が整っていたのに対し、環状線はまったく道路のない箇所に新たに計画されることが多く、放射線に比べて整備が遅れがちだった。しかも、都心と郊外を直結するため、地元住民がメリットを理解しやすい放射道路とは異なり、都心からほぼ等距離をぐるりと巡る環状道路の意義は、なかなかすぐには理解されにくい。(p.16)

  • 昔と今とを比べたら・・・・・・
    東京の都市計画が・・・・
    航空写真で一目瞭然。
    環八は全通まで80年?!

    こんなに航空写真が使えるって、ほんとに幸せな時代だなあ。
    東京の成り立ちにも関わる考察。

    東京が大好きな私としては、やっぱり読みたい本でした。
    楽しめました。

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著者プロフィール

1963年愛知県生まれ。文筆家、歴史探訪家。
地図や鉄道、近現代史をライフワークに取材・執筆を行う。
著書に『妙な線路大研究 東京篇』(実業之日本社)、『鉄道歴史散歩』(宝島社)、『ふしぎな鉄道路線』(NHK出版)、『地図と愉しむ東京歴史散歩』シリーズ(中央公論新社)など多数。

「2021年 『妙な線路大研究 首都圏篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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