「読ませる」ための文章センスが身につく本 「つかむ・のせる・転がす・落とす」名文に学ぶ4つのステップ
- 実業之日本社 (2014年10月30日発売)
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感想 : 30件
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784408110943
みんなの感想まとめ
「読ませる」ための文章センスを身につけるための本は、相手の感情に寄り添ったアプローチが特徴です。著者は、文章を通じて読み手の心をつかむためのテクニックを、具体的な視点から解説しています。特に「つかむ」...
感想・レビュー・書評
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こういう本に対して物申したいことがあります。
「こんな核心を突いた本を読まされてしまうと、他の同分野の本が全て稚拙に見えるではありませんか!」
核心を突くものというのは言い換えれば真理です。
相手がいる分野の話なら、真理は自分ではなく相手の中にあると考えて良いでしょう。
ところが人間というけったいな生き物は真理はさて置いて自分の研究結果や知識をまとめてご立派なハードカバーにしたがる。それで、自分自身の価値もまるで高級感が出たような気になるものです。
この本がそうした凡百の文書技術を語る本よりも本質的に優れているのはまさにその点、「相手がどう感じるか」に特化して練られている点です。細すぎるルールやマナーや論理をまるでブランド物の財布を見せつけるように語るのでなく、普通の財布でも「今日は奢るよ」と言ってあげるかのように、相手の感情をベースに考えてくれる本なのです。
いつから人間はそうした基本的なことを忘れてしまうのでしょう。この本は「読ませる」ための文書センスが身につく本でありながら、「生きる」ための思考センスまで身につく本でもあったのです。
キミもそう思うやろ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今後、文章を書くうえで思い出したいことだらけだった。
なんとなくやってしまっていた、知っていたけどついやってしまう、のっぺりした文章になってしまう癖。
そして、本書で一貫していた
「自分が批判されないため」ではなく、読者への親切心、サービス精神で判断する
という姿勢。
文章を公開する不安で、つい前者に陥ってしまいがちになるが、いつも公開する前にこの時点で読み返そうと思った。
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「ようです」「と思います」「ではないか」あたりの「ボカシ言葉」を断定調に
しかし、言い切らないくらいなら書くべきではありません。「自分の中で確信していること」を書くことこそ読む側に対するマナーなのです。
「読者の疑問に答えよう」というサービス心ではなく、「自分が批判されたくない」という保身のために書いている。そんな心根は読み手にすぐに見透かされます。
「好きな人には申し訳ないが」などと予防線を張ってしまうと、逆に、祭好きのカンに障る不愉快なだけの文章になるのではないでしょうか。
話をデフォルメするのも、読み手に対する配慮
「○○が好きだ」は、使い勝手のいい「型」
直感的な言葉をそのまま書いてしまったほうが、ピタリとはまるということがあるのです。しっくり来る表現がない。うまく表現できない。そんなときは、小学生に戻った気分で、ごく単純に考えてみましょう。
疑問文ではじめる。
凝った書き出しはいらない。
一文で短く予告→改行→まとめの文章
「実感」と「共感」──これこそ、「のれる文章」のカギ
「実感」を得る要素=自分の体験したこと、深く関わっていること、身のまわりのこと
「共感」を得る要素=誰でも体験していること、よく見聞きする話、ありがちな現象
お願いやお詫びなどで、情感に訴える文章を書きたいときには、漢字をひらいて、ひらがなが多めになるように心掛けてみてください。
編集者は、「いきなりこんなややこしい依頼が来たら、戸惑うだろうなあ」と想像してくれたのでしょう。だから、ひとこと書き添えた。
伝えたいことを書いた後、リラックスさせるようなことを書いておく
「平日のイオンモールにいる主婦がついレジに持っていってしまうような本」「20代のサラリーマンが彼女の誕生祝いに使うようなお店」のほうがはるかにいい。
「見たまま」「聞いたまま」「感じたまま」を正確に書く
固有名、正確な日時、見たまま感じたままの描写、発言の正確な引用
「抽象化せずにどう描写するか」
振り返ったときの整理された感動ではなく、食べている最中の混乱した感動を書く
好きなコラムやエッセイを読み込んで、「終わりっぽい文章」を皮膚感覚として身につける
「わずかに違和感をかき立てる言葉」があったほうが、文章は引き締まる
淡々とした事実描写
この抑制が、最後の<心の底から嬉しいのです>を強調し、日常生活で乱用される「嬉しい」とは異質なものにしている。
研修「そのものの印象」を書くのではなく、研修の「自分への影響」を書く
対象そのものを書くのではなく、その影を書く
「(普通に書いてるけど)これってスゴイ体験じゃないか」というふうに、読み手の意識にのぼれば、強いインパクトが残せる
「きれいなオチ」はたいてい短文
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著作家でライターである著者が読ませる工夫をする文章の表現方法について書いた一冊。
多くの書籍から引用されている粋な表現をもとに日本語の素晴らしさや表現1つで印象が大きく変わることを本書を読んでいるうちに何度も感じました。
つかむ・のせる・転がす・落とすという4つの視点から紹介されているテクニックはどれも秀逸で、引用されている名文と日常生活で使える応用を見ると日本語の面白さを強く感じました。
また、新聞などの語調がとっつきにくいことやネットでの言葉が炎上しやすい理由が本書を読むことで言葉の側面から理解することができました。
漢字やかなを結んだりひらいたりするテクニックや実感を持てる表現や書かなくてもいいことは書かないことなど文章を作るうえで読み手の印象を変える方法をイキイキ文章で実感しながら学ぶこともできました。
本書で読んで特に時代によって求められる言葉が変わっていくことや使いすぎてベタな言葉になるというところは印象に残りました。
本書を読んで読ませるために読み手のことを考えて文章を作るためのテクニックであると感じ、本書で学んだことを日常生活でも活かしていきたいと感じた一冊でした。 -
雑文好きの著者が名文を集めて、つい読みたくなる文章を教えてくれる1冊。
ビジネス文章への応用も含めた文章術の解説書ではあるが、ともかく引用文の幅が広く、声を出して笑ってしまうぐらい読みやすくて面白い!文章を読むのが好き、書くのが苦手でどうしたらと悩んでいる人、雑文好きにはおすすめ! -
目標は「小学生でもわかる」文章、文章だって「イケメン」のほうがいい、大事なことは書かない。 以上、いつも心がけなければと思いつつ……
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徒然なるままに書いてある。もっと要点を整理し、インデックスをきちんと付けた構成にすれば良いと思った。結局、何が言いたいのかぼやけている。
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・断定的に書く
・予防線は読み手にバレる。
・書かなくても分かることは書かない。一人称
・小学生でも分かる内容に。
・である体を差し込むことはOK
・やさしい文体の中に、漢字用語を入れ込んで抑揚をつける。
・緊張と緩和…伝えたいことを書いた後リラックスの一言をいれる。→さりげなく貸し作る
・表現のインフレは避ける…山場は一つだけ。
・書き手が興奮すればするほど読み手は醒める
素っ気ない方が魅力的。
・抽象的なキャッチフレーズ、概念で共感を得ることは出来ない -
【中央図書館リクエスト購入図書】
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB17283476 -
読み手にストレスなく読んでもらう。そのためは正しい文法や分かりやすい文章ではないコツがある。
イキイキとした文章のサンプルやプロの技の例文を紹介しながら、つかむ・のせる・転がす・落とす視点から、「読ませる」ための文章の書き方が理解できる。
センスは一朝一夕には身につかないと感じるが、やりがちなモヤモヤ文章への注意と意識しなければできないコツが参考になる。
19-35 -
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文章力をつけるため、エッセイやコラムは、これから意識的に読むようにしたい。
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主にビジネスに絡む各種文書を読み手に「読ませる」(=より読んでもらう)ことを目的として、「つかむ」「のせる」「転がす」「落とす」の4つの観点から、それぞれ5つの技を紹介している本書。
非常に興味深く読ませていただきました。
今回は図書館本を読了したものの、これは手元においておきたい。
よって、購入決定。 -
文章の為の本を読むのはこれが初めてではないが、この本ほど読みやすくまたすぐに使えそうな実践的な著書もなかった。自分にとってはかなり満足のいく内容。例文として作家の文章が載せてあるのも分かりやすい。
文中では、文章を書くときの常套手段として「くだらないことを真面目に、真面目なことをくだらなく書く」や文章の外ヅラというか見え方まで計算するというのはぼんやりと思っていたがここまで意図的に使うものなのかと感心した。
書評を書く上で「目からウロコ」という表現はNGだと書いてあり恥ずかしかった。何度も使っていた。まんまと。これからは気をつけよう。
この本を読んで得られた最大の収穫は、もっと文章を書かなければいけないと感じたことだ。圧倒的に量が不足している。そしてもっと沢山の文章に触れなければならないと思った。書くことについて勝手に思い当たるくらい、色々な先達の文章を読むことが必要だと気がついた。
そしてまたあらためて、この本を読んでみよう。そうすれば、今はまだ見えていないところがまた出てくると思う。その時に力が付いていることを実感できるだろう。
また読みたい著者と著作が増えた。 -
読み終わりました。
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この本の書評ほど書きづらい書評はない。
みなさんに読んでもらえる文章になっていないと本書の魅力が伝わらないからです。
色々と作文の本は読んだことがありますが、本書はこれまでの作文のための本とは全く異なる切り口、内容になっています。
起承転結を重視した論文や作文の指南書はよく見かけますよね。しかし、「イケメンな文章を書け!」と言ってくる本には出会ったことがありません。
本書は、起承転結ではなく
・つかむ
・のせる
・転がす
・落とす
の4つの展開で書き方のテクニックを伝授してくれます。
理屈ではないテクニックでなかば強引なところもありますが、クスッと笑って許せてしまう、そんな読者の心を鷲掴みにする筆者の文章だから説得力が尚更あります。
本書にはすぐにでも使えるテクニックがたくさん書かれています。
ビジネスのメールでの緊張と緩和などは非常に参考になりましたし、漢字とひらがなの使い分けで読みやすさが全く変わることも例を用いて示してくれます。
長文で読者の道標となるナビゲーションの仕方や、分かりにくい文章を分かりやすく記すための記号の使い方、美談を伝えたいときの読者の情への訴え方など、作文のテクニックなのに古来より「あたりまえ」のことであった不文律の様にすっと胸に落ちてくるのでした。
私はすっかり筆者の文章のファンになってしまいました。
作文に苦手意識がある、SNSやメールで誤解を招きやすい人はもちろん、日常的に何らかの文章を書く必要のある人(つまり誰でもですね!)は必読の一冊と言えるでしょう。 -
仕事だったり勉強会だったりの関係で,ものを書く機会をいただくことが増えてきたので,しばらくは文章術の本を何冊か読もうと思う。
この本はその第一弾として読了した(実はこれを読むよりも前にkindleで買ったけれども積んでいるものがある…)。
文章の構成のステップを追ってわかりやすく書かれているのと,各項目につき例文2種+応用文1種という構成が読みやすくてとてもよかった。
ちょうどこれを読んでいる期間内に書くことになっていたものは比較的短いものだったのだけれども,一旦書いて,これを脇に置きつつ直して,としてみたら格段によくなった…ような気がする。
例文として取り上げられていた本も一応書名はメモってみたので,折を見つけて読んでいってみようと思う。 -
普通にめっちゃためになる。
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仕事や報告書を書くには役にたたないと思いがちだが…やっぱ役立たない。
でも、メールやコミュニケーションの面でおおいに役立つ。
センスのある文章を上手く説明してる。
この本でセンスのある文章が…
書けねぇよ。
でも、役立つ本! -
「こんな文章本が欲しい」
と思っていたものが形になったような本です。
いままで、それなりの数の文章の書き方本を読んできました。それぞれ役立つものだったし、なかには繰り返し読んで参考にしている本もあります。
しかしこの本はそうしたものを完全に凌駕しています。ある程度正確な文章を書くことはできるけど、いま一歩、読み手に伝わっていないなあ、と感じている人には必読書です。
<目次>
第1章 つかむ――読みはじめのハードルをいかに超えるか
第2章 のせる――醒めずに心地よく読み続けてもらうために
第3章 転がす――読み手の意識をコントロールする
第4章 落とす――論理としての「正しさ」よりオチの「納得感」
つづきは⇒ http://amba.to/1Ac3xeW -
メールの文章モヤモヤではなく、言い切る。
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