新版 本多静六自伝 体験八十五年

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408112183

感想・レビュー・書評

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  • 本多静六さんの本は、貯蓄や人生経験のが有名。ここにももちろん4分の1貯蓄法が出てくるけど、何より凄いのはどの本も非常に読みやすい。明治、昭和初期に書かれた本にも関わらず、今でもスムーズに読めるのは著者の文章力のおかげか。

  • 給料の4分の1の貯金と一日一頁の文章執筆というのを自分に課した人と聞いて、読んでみた。
    一日一ページの執筆は、印刷する価値のある文章を、一日あたり32字詰め14行以上書く、とういうものらしい。448文字なので、そんなに多くないけど、これを継続して、しかも実際にたくさん印刷されている(原稿が出版されている)のはすごいと思った。書けなかったときはあとからまとめて書いて追い上げていたらしい。
    自分も習慣として取り入れてみたい。

    そのほかは、学生の頃にお見合いの話があって、最終的には結婚して添い遂げるのだけど、逃れよう逃れようとするエピソードが面白かった。
    また、日比谷公園を設計した人は当時未経験者だった人と聞いたことがあったけど、名前まで覚えていなくて、読んでいたらそのエピソードが出てきて驚いた。

  • 最後の本として、失敗談も含めて語った最後の本。

    つくづく努力の人だと思う。
    また、でてくる人もすごい。


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著者プロフィール

1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、1884(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東京大学農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。
1892年(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。
1927(昭和2)年の定年体感を期に、全財産を匿名で寄附。その後も「人生即努力、努力即幸福」のモットーのもと、戦中戦後を通じて働学併進の簡素生活を続け、370冊余りの著作を残した。
1952(昭和27)年1月、85歳で逝去。

「2023年 『マンガ 本多静六「私の財産告白」 伝説の億万長者に学ぶ貯金と資産の増やし方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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