古代ギリシャのリアル

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 550
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408133621

作品紹介・あらすじ

古代ギリシャではなぜ血液を「緑色」と表現するのか。なぜ「海」という単語がなかったのか。なぜ最高神ゼウスが「浮気性」なのか。学校でも本でも知り得なかったギリシャ神話の神々と古代ギリシャの人々。オリンポス十二神履歴書付き。

感想・レビュー・書評

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    https://www.museum.or.jp/news/99759

    藤村シシン古代ギリシャ - YouTube
    https://www.youtube.com/channel/UCyGgMvVDLuMvslE65znF6XQ

    古代ギリシャのリアル|実業之日本社
    https://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-13362-1

  • 古代ギリシャの知られていない意外な真実と、そして現代日本人にもつながる共通した感性も明らかにされる、なかなか楽しい切り口の古代ギリシャについて詳しくなれる読み物でした。

    色の捉えかた、「流れるもの、生きているもの」などという共通性から同じ単語を使うという感性は素敵だと思うし、蝉に感じる儚さを古代ギリシャの人々も感じていたというのは遥かなロマンチシズムを感じたり…。

    そういうエピソードひとつひとつによって、かつて彼らはほんとうに存在していたんだな、という「リアルさ」が自然と浮き立ってきたように感じました。

    一方でギリシア神話の神々のハチャメチャさ(そしてそれがだんだんと曲色されたものでもあるという)や、夢や生活の感性(はたらかざるものこそ人であるという)のわからなさもそれはそれで凄いなと...

    古代ギリシアのあれこれを小難しくなく、ひたすら平易に楽しく解説してくれていて有難いし、すてきな本だと思いました。

  • ずっと物語として読んでいきたギリシャ神話に、どんどん肉がついていくというか、今と地続きな、歴史を伴ったリアルさが感じられた。

  • フォローしている藤村シシンさんの著書。イマドキ口語な感じで古代ギリシャの入門書に良いのではないでしょうか。ホモの話もっとして〜。後、黒川さんも本出して〜。

  • 著者・藤村シシンさんのSNSが面白く、たまにまとめてエントリを読んだりする。一見おバカっぽい発言が続くように見えるけど、実は古代ギリシャに関する深く広い知見に裏付けられていて、非常に高度なユーモアをたたえた古代ギリシャ愛(というかアポロン神への愛)がダダ漏れである。

    この本は、ギリシャ神話などでぼんやりとは知っている古代ギリシャ世界をざっくりまとめ、学術的な知見を加えて「リアル」を1冊で紹介したもの。断片的でいささかトンデモなトリビアを披露して受けを狙うのではなく、古代ギリシャ世界の成り立ち、それを利用した後世の世界などの知識をコンパクトに、トータルにまとめてある。

    多くの人にはオリンポス12神のプロフィールをまとめた第2章が、神々のかなり無茶なパーソナリティとエピソードが見られて人気だろうと思うけれど、個人的には後世の社会による古代ギリシャ史のロンダリングとその復刻を解説した第1章と、古代ギリシャ人のメンタリティを解説した第2章が面白かった。特に、第1章に付属したコラムが古代ギリシャ人の色と質感、情感の関係を説明しており、なかなかこういう解説に出会えたことがなかったので「ふむふむ」と何回も読んでしまった。色と情感、質感が連動しているってすごいな、古代ギリシャ人。

    やわらかそうで本気度の高い入門書で、海外文学を読む手掛かりなどにもなるので、1冊手元に置いていて損はない本だと思う。巻末の参考文献一覧に藤村さんの研究者としてのプロ魂を感じるので、この一覧から選んで読んでみるのも面白いと思う。まあほんとに、「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものだ。

    私が読んだのは初版だけれど、注とルビの部分で誤植(まあイージーなチェック漏れなんだけれども)が私の気づいた部分で数か所あったので、増刷で訂正していただければありがたいです。もうたくさんのかたが読んでいらっしゃるようなので、追い打ちで指摘しませんけど。

  • 2021/1/4 読了

  • 借りるより、買って手元に置いて、ちびちび眺めるのが良いかな。

  • 常々「古代ギリシャ人って誰なんだろう?」と思ってきた。
    どこらへんに住んでいて、何を食べてて、人生観や宗教観は現代の我々やギリシャ人とどれくらい違うのか、あまりにも物語化されている過去像を含めて、知りたいと思っていた。

    その意味において、1章はとっても面白かった。
    まさにその「古代ギリシャ」そのものが、我々(近世ヨーロッパ)の望む形通りに修正されてきたこと、白く無垢であるべきという考えから「漂白」されてきたことなど、これまでのバイアスについて光を当てている。
    その他にも古代ギリシャには「海」という言葉がないことから当初はもっと北部に住んでいた、など。

    第2章は古代ギリシャの代名詞ともいえるオリンポスの12神についての紹介で、これまでいろんな本を読んできたけど、今回が一番面白く読めた。
    多分意訳が多いからかな?
    ともすれば混同しがちな権能とかも特徴立てて上手に紹介している。

    第3章では古代ギリシャ人の生活について。
    個人的には第1章が面白かったので、今後の著作についてはここを膨らまして、より詳細に「(我々の見ている)古代ギリシャとは?」を紹介してほしい。
    あと、現代ギリシャ人が宗教も価値観も異なるけどアイデンティティとなっている古代ギリシャをどのように捉えているのかも、もっと知りたい。

  • ギリシャ神話の勉強のため。神々の履歴書が、とても分かりやすくて、何度でも見返す。お話だけでは関係が分かりにくいところも、相関図と履歴書で、誰と誰の子供でとか、誰の親に当たるのかとか、よく分かる。しかも面白い。
    いや、ホントに神様自由だな。
    その自由な神様、アピールすれば、気まぐれに願いを叶えてくれるかな。
    供物は何がいいのだろうか。

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