本当はこんなに面白い「おくのほそ道」 (じっぴコンパクト新書)

  • 実業之日本社 (2014年1月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784408331096

作品紹介・あらすじ

中学・高校で、だれもが触れる、松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。でもこの物語、実は当時の門人たちがゲーム感覚で楽しみながら読んでいた、今で言うロールプレイングゲームのようなもの。当時の流行芸能であり、知識人の常識でもあった「能」をキーワードに読み解いてみると、その実態が見えてくる。コスプレあり、ジョブチェンジあり、パラレル・ワールドあり。本当はとんでもなくユニークで、パロディのような内容が満載だった!



【内田樹氏推薦】

芭蕉は現実の空間を踏破しながら、同時に物語の中も旅します。死者たちのための物語です。『おくのほそ道』は旅日記であると同時に、芭蕉と死者たちのあいだのひそやかな対話の記録です。その対話の聴き手として安田登さんほど適任の人を僕は思いつきません。



【目次】

序章:RPGとして読むおくのほそ道

パラレル・ワールド移行スイッチを探せ! 攻略本は「能」!



第1章:死出の旅 壮大なミッションに向けて、過去の自分を捨てる旅

――ファーストステージ  深川〜日光



第2章:中有の旅 死と生の狭間で生活エネルギーを回復する旅

――セカンドステージ  那須〜遊行柳



第3章:再生の旅 鎮魂者へと生まれ変わっていく旅

――サードステージ  白河〜しのぶの里



第4章:鎮魂の旅 PRAT1 与えられたミッションを遂行していく旅・前編

――ファイナルステージ(1)   飯塚〜末の松山



第5章:鎮魂の旅 PRAT2 与えられたミッションを遂行していく旅・後編

――ファイナルステージ(2)   塩竃神社〜平泉



あとがき

参考文献

みんなの感想まとめ

この作品は、松尾芭蕉の名作『おくのほそ道』を現代のロールプレイングゲームの視点から再解釈し、その魅力を引き出しています。著者は、芭蕉の旅が単なる日記ではなく、死者を鎮魂する壮大なミッションであると捉え...

感想・レビュー・書評

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  • おくのほそ道ってこんな感じにも受け取れるんだって読んでいてとても新鮮でした。

  • 帯表
    コスプレをして、パワーをゲットして、ジョブチェンジもしてボスキャラに出会う物語。
    これ、まさにロールプレイングゲーム!!
    読み解くキーワードは当時人気娯楽だった「能」
    帯裏
    とある重大な使命を受けて、旅に出発した松尾芭蕉。
    「死」、「中有」、「再生」、「鎮魂」
    4つのステージからなる、壮大な旅の物語。
    それは、現代のRPGそのものだった!!

  • えーーーっ大げさな!と感じるところもあったし全てそのまま信じることはできないけど、これはこれでめっちゃ面白い視点だと思った!!
    RPG風に見ると、詩魂を集める旅で、ミッションをコンプリートした芭蕉は平泉以降はお気楽な旅に転ずるっていうのも納得できた。
    うまく言うなぁ~!
    確かに、パワースポットで泣いて鎮魂の力を蓄えたのかも。。。

    そして能は詳しくないんだけど、影響しているんだとしたら、、、古典とのつながり=パラレルワールドのスイッチ押して、心が昔に飛んでいってさめざめと切なくなってしまう、、、という気持ちは日本人ぽくて頷けるなぁ。
    古典の登場人物って、デジャブ的場面ですぐに「あぁこんなんだったんだろなぁ~・・・」って感傷にひたっちゃう人多いもんな。
    西行にあこがれて、俳句で義経の鎮魂を行った。芭蕉の目的はこれだったのか。。。。

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著者プロフィール

安田 登(やすだ・のぼる):1956年生まれ。 能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。関西大学特任教授。 著書に、『身体能力を高める「和の所作」』(ちくま文庫、2010年)『異界を旅する能』(ちくま文庫、2011年)、『日本人の身体』(ちくま新書、2014)、『身体感覚で『論語』を読みなおす――古代中国の文字から (新潮文庫、2018年)、『見えないものを探す旅――旅と能と古典』(亜紀書房、2021年)『古典を読んだら、悩みが消えた。――世の中になじめない人に贈るあたらしい古典案内』(大和書房、2022年)、『魔法のほね』(亜紀書房、2022年)など多数。

「2023年 『『おくのほそ道』謎解きの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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