本当はこんなに面白い「おくのほそ道」 (じっぴコンパクト新書)

著者 :
  • 実業之日本社
3.06
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本棚登録 : 75
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408331096

作品紹介・あらすじ

中学・高校で、だれもが触れる、松尾芭蕉の不朽の名作『おくのほそ道』。でもこの物語、実は当時の門人たちがゲーム感覚で楽しみながら読んでいた、今で言うロールプレイングゲームのようなもの。当時の流行芸能であり、知識人の常識でもあった「能」をキーワードに読み解いてみると、その実態が見えてくる。コスプレあり、ジョブチェンジあり、パラレル・ワールドあり。本当はとんでもなくユニークで、パロディのような内容が満載だった!
<br/>
<br/>【内田樹氏推薦】
<br/>芭蕉は現実の空間を踏破しながら、同時に物語の中も旅します。死者たちのための物語です。『おくのほそ道』は旅日記であると同時に、芭蕉と死者たちのあいだのひそやかな対話の記録です。その対話の聴き手として安田登さんほど適任の人を僕は思いつきません。
<br/>
<br/>【目次】
<br/>序章:RPGとして読むおくのほそ道
<br/>パラレル・ワールド移行スイッチを探せ! 攻略本は「能」!
<br/>
<br/>第1章:死出の旅 壮大なミッションに向けて、過去の自分を捨てる旅
<br/>――ファーストステージ  深川〜日光
<br/>
<br/>第2章:中有の旅 死と生の狭間で生活エネルギーを回復する旅
<br/>――セカンドステージ  那須〜遊行柳
<br/>
<br/>第3章:再生の旅 鎮魂者へと生まれ変わっていく旅
<br/>――サードステージ  白河〜しのぶの里
<br/>
<br/>第4章:鎮魂の旅 PRAT1 与えられたミッションを遂行していく旅・前編
<br/>――ファイナルステージ(1)   飯塚〜末の松山
<br/>
<br/>第5章:鎮魂の旅 PRAT2 与えられたミッションを遂行していく旅・後編
<br/>――ファイナルステージ(2)   塩竃神社〜平泉
<br/>
<br/>あとがき
<br/>参考文献

感想・レビュー・書評

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  • おくのほそ道ってこんな感じにも受け取れるんだって読んでいてとても新鮮でした。

  • 帯表
    コスプレをして、パワーをゲットして、ジョブチェンジもしてボスキャラに出会う物語。
    これ、まさにロールプレイングゲーム!!
    読み解くキーワードは当時人気娯楽だった「能」
    帯裏
    とある重大な使命を受けて、旅に出発した松尾芭蕉。
    「死」、「中有」、「再生」、「鎮魂」
    4つのステージからなる、壮大な旅の物語。
    それは、現代のRPGそのものだった!!

  • えーーーっ大げさな!と感じるところもあったし全てそのまま信じることはできないけど、これはこれでめっちゃ面白い視点だと思った!!
    RPG風に見ると、詩魂を集める旅で、ミッションをコンプリートした芭蕉は平泉以降はお気楽な旅に転ずるっていうのも納得できた。
    うまく言うなぁ~!
    確かに、パワースポットで泣いて鎮魂の力を蓄えたのかも。。。

    そして能は詳しくないんだけど、影響しているんだとしたら、、、古典とのつながり=パラレルワールドのスイッチ押して、心が昔に飛んでいってさめざめと切なくなってしまう、、、という気持ちは日本人ぽくて頷けるなぁ。
    古典の登場人物って、デジャブ的場面ですぐに「あぁこんなんだったんだろなぁ~・・・」って感傷にひたっちゃう人多いもんな。
    西行にあこがれて、俳句で義経の鎮魂を行った。芭蕉の目的はこれだったのか。。。。

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プロフィール

1956年千葉県銚子市生まれ。能楽師(下掛宝生流:ワキ方)、Rolf Institute公認ロルファー。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた25歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(春秋社)、『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能 ワキという存在』(ちくま文庫)、『あわいの力』(ミシマ社)、『日本人の身体』(ちくま新書)など多数。

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