カラー版 「水」が教えてくれる東京の微地形の秘密 (じっぴコンパクト新書)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408338699

感想・レビュー・書評

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  • 都内の河川や水道に関する地形に関する書籍。
    個人的にはなかなか面白かった。
    地図がふんだんに示されており、地図も内容が分かりやすいように高低差を強調していたり、大正時代の地図が対照されていたりで面白かった。

  • 案外起伏に富んだ東京の地形。微地形を元に開発以前の湧水からの水の流れを解説する。3D地図を駆使し地形と開発の歴史が良く分かる。

    筆者の本はこのじっぴコンパクトから多く出版されている。いずれもカラー図版を活用し地理と地形を解説したもの。

    本書は23区を中心に微地形を解説。特に皇居周辺の記載が豊富。同じ濠でも水源や水面の高さが、異なったり神田川の流れを本郷台地を貫くように変えたり(現代の御茶ノ水駅付近)、江戸の街の開発の歴史の痕跡をたどる。

    他にも渋谷川だったり古川だったり、港区などの複雑な地形に関する記載も。

    本書を片手に「地形読み取り散歩」を堪能したい。

  • <目次>
    第1章  江戸城建造の濠と水源
    第2章  川を見下ろす権力の館
    第3章  複雑な谷が生んだ文化
    第4章  廃川跡と江戸の上水道

    <内容>
    現代の凸凹地図と大正時代の地形図に凸凹データを加えたものをふんだんに使いながら、水の話(川や上水、谷など)を次々としていく。地図が豊富なのがいい。『凸凹地図でわかった!「水」が教えてくれる東京の微地形散歩』をベースに大幅加筆したもの。

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著者プロフィール

フリーライター。1957年東京都出身。早稲田大学第一文学部心理学専攻(社会心理学)卒業。実業之日本社で経済誌記者、旅行ガイドブックシリーズ編集長などを経てフリーに。主に鉄道、自然災害、インバウンド、散歩等のテーマで執筆。主な著書に『地形と歴史で読み解く鉄道と街道の深い関係 東京周辺』『地形を楽しむ東京半日散歩30』(以上実業之日本社)『外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史』(中公新書)ほか。

「2023年 『関東大震災と鉄道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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