筒井漫画涜本

  • 実業之日本社 (1995年1月1日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 11
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  • 本 ・マンガ (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408394473

感想・レビュー・書評

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  • 原作・筒井 康隆・・・『筒井漫画涜本(1995)』を読了。

  • 初版 帯 帯ヤブレ

  • 所蔵本の読み直し。インパクトは当時よりは少ないものの、生々しさは残っている。とは言え、漫画を見るよりも原作を読んだ方が氏の目的とするイメージをまだ掴め易い。これは漫画のヘタウマさだけでは表現力に限界があるからだ。一方、現代の漫画家が同じ事を行った場合、かなりレベルの高い作品ができるものと推定する。それ程、現代の漫画作家の表現力は素晴らしいものが散見される。例を挙げると、進撃の巨人の諫山創、寄生獣の岩明均には筒井作品の漫画化を望む。

  • 筒井康隆作品の舞台化はよくやってるけど、漫画化は初めて見た。しっかりグロくてしっかり笑った。矢荻貴子の「セクション」、蛭子能収の「傷ついたのは誰の心」、加藤礼次郎の「TROUBLE」など名カバー揃い。中でも「TROUBLE」は陰惨を通り越して笑っちゃう筒井感がめっちゃ出てて良かった。ただやっぱり小説のほうがイメージが固定化されなくていいなぁ、と身も蓋もないことをつい口走ってしまいそうになる作品です。

  • きっもちわっるい!
    不条理。説明プリーズ。
    わからないしわかりたくもない。気持ちわりー。

  • 「エログロナンセンスのヴィジュアル化」
    筒井作品のなんと漫画化。
    いやー、なんて鬼才なんだろうか。
    映画化してくれないだろうか。なんてね。

  • この中だったら、違和感がないのは吾妻ひでおくらいかな。特に、ヘタウマとか、ヘタヘタの絵は筒井康隆には向かないと思う。
    元の作品を少なくとも半分くらいは読んでいるはずなのに、原作を思い出して懐かしく感じるという風なのがあまり無かった。人によって原作の面白かった部分も違うだろうししょうがないのかも知れないけれど。筒井康隆の絵が表紙にはあるものの、それぞれの漫画家の作品なのだと思う。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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