- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408395067
作品紹介・あらすじ
「私たちはどのくらいの強度でここに立っているのか」。16篇の短編小説と厳選された約100点の写真が織りなす「東京」をめぐるコラボレーション。なにげない日常風景、空虚な生活をたんたんと描写する小説との連続に、心の奥底にしまったはずの"記憶"が熱を帯びて甦ってくる。
感想・レビュー・書評
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見なかった記憶 がすごく印象に残った。
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「何かを見たという記憶より、見なかった記憶のほうが、色濃く心にのこっている、ということがある。
会えた人より会えなかった人。
口に出せたことより出せなかったこと。
手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。
それらは空白としてではなく、ある確固とした記憶として私のなかにある。」 -
佐内氏の東京写真が良い
短い3ページほどの小さい風景
角田光代の小説に出てくる登場人物は
誰でもなくて誰にでもある感じが良い
そういう人たちの小さな日常が集まった東京
リアルな過剰すぎない東京の匂いがする -
【ジャケ評】
佐内正史の写真がすごくいい。
昼間の写真家だと思っていたので夜の写真は意外だった。 -
写真とショートストーリー。東京が好きならいいと思う。
高円寺にすみたい。 さとこ -
080219
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写真集としてはすごく好きですが、自分にはやはり角田さんの感覚、というか書きたいことは好めないと改めて思った一冊。
角田さんの本の読後感は、生活の、疲れている面を強調されてるような感覚になる。
それは日常で充分感じることなので、わざわざ読みたいものではない。
佐内さんの写真には、いつも自分の感覚(とりわけ嗅覚と色彩)との相似点をおぼえる。
似た風景がすきなのかもしれない。 -
気付いたら絶版になってて慌てて買った。
(ハードカバーが欲しかったので)
ジャケ&題名買い。
これから読みます。 -
最初、角田さん自身のお話かと思ったら、小説だったのですね。
あまり強く印象に残りませんでした。 -
短編をめいっぱい読みたいと思った。佐内さんの写真が全部カラーだったらよかったのに。