だれかのことを強く思ってみたかった

著者 :
制作 : 佐内 正史 
  • 実業之日本社
3.28
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本棚登録 : 115
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408395067

作品紹介・あらすじ

「私たちはどのくらいの強度でここに立っているのか」。16篇の短編小説と厳選された約100点の写真が織りなす「東京」をめぐるコラボレーション。なにげない日常風景、空虚な生活をたんたんと描写する小説との連続に、心の奥底にしまったはずの"記憶"が熱を帯びて甦ってくる。

感想・レビュー・書評

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  • 見なかった記憶 がすごく印象に残った。

  • 「この世界はどのくらいの強度でなりたっているんだろう? 私たちはどのくらいの強度でそこに立っているんだろう?」
    「この一瞬の楽園は、彼ではなくて、恋がつくりだしているのだから。わたしを生かしているのはだれかではなくて、自分は幸福だという錯覚なのだから。」

  • 「何かを見たという記憶より、見なかった記憶のほうが、色濃く心にのこっている、ということがある。

    会えた人より会えなかった人。
    口に出せたことより出せなかったこと。
    手に入れたものより、どうしても手に入らなかったもの。

    それらは空白としてではなく、ある確固とした記憶として私のなかにある。」

  • 佐内氏の東京写真が良い
    短い3ページほどの小さい風景
    角田光代の小説に出てくる登場人物は
    誰でもなくて誰にでもある感じが良い

    そういう人たちの小さな日常が集まった東京
    リアルな過剰すぎない東京の匂いがする

  • 【ジャケ評】
    佐内正史の写真がすごくいい。
    昼間の写真家だと思っていたので夜の写真は意外だった。

  • 【ジャケ評】
    佐内正史の写真がすごくいい。
    昼間の写真家だと思っていたので夜の写真は意外だった。

  • 写真とショートストーリー。東京が好きならいいと思う。

    高円寺にすみたい。 さとこ

  • 080219

  • 写真集としてはすごく好きですが、自分にはやはり角田さんの感覚、というか書きたいことは好めないと改めて思った一冊。
    角田さんの本の読後感は、生活の、疲れている面を強調されてるような感覚になる。
    それは日常で充分感じることなので、わざわざ読みたいものではない。
    佐内さんの写真には、いつも自分の感覚(とりわけ嗅覚と色彩)との相似点をおぼえる。
    似た風景がすきなのかもしれない。

  • 気付いたら絶版になってて慌てて買った。
    (ハードカバーが欲しかったので)
    ジャケ&題名買い。
    これから読みます。

  • 最初、角田さん自身のお話かと思ったら、小説だったのですね。
    あまり強く印象に残りませんでした。

  • 短編をめいっぱい読みたいと思った。佐内さんの写真が全部カラーだったらよかったのに。

  • 「東京」をテーマにした、佐内正史の写真と角田光代の短編。
    この本は角田さんの短編集の中でもお気に入りの一冊であり、角田さんが何冊か出しているコラボ本の中でも抜群の相性の一冊だと思っている。写真も小説も、強烈な印象を残すものではないのだけれど、いつか見た風景のような、自分が経験したことのような…懐かしさと寂しさを同時に感じさせられた。
    心地よい不安定さ…みたいな。矛盾しているようだけど。

  • 私たちはどのくらいの強度でここに立つのか。東京をめぐる短編と写真が、忘れかけていた
    記憶と無意味で空虚な現実とを奇跡的につなぐ。『JN実業の日本』の連載の単行本化

  • 角田光代が好き。佐内正史も好き。だからこの本が大好き。

  • 大好きな写真家のおひとりですvV

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著者プロフィール

角田光代(かくた みつよ)
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。
1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。
現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。
代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。メディア化作も数多い。西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。

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