本多静六自伝 体験八十五年

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 57
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408395869

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく、序盤でこの方の本をもっと読みたいと思った。作者は幕末(ほぼ明治)生まれ、昭和戦後没。後半後藤新平氏についての記述で気持ちがそっちにもってかれてしまった。堅実努力な本多氏と、今の世にも珍しいだろう『大風呂敷』後藤氏、ほころびなしの超有能『小風呂敷』渋沢栄一氏の話をもっと知りたいなぁ。ちなみに370冊以上ある著作中で、これは最後の本だそうだ。

  • 人生の最大幸福は家生活の円満と職業の道楽化による 努力こそ人生のすべてで、努力の体験こそ最も貴重なる体験といわなければならぬ 功は人に譲り責は自ら負う 善を称し悪を問わず 天才とは何ぞや、勤勉是鳴り

  • いまとは時代が違ったといってしまえばそれでお仕舞になってしまうけれど、この本の筆者が生きた時代は今とは本当に比べ物にならないくらい大変な時代で、当時に留学し、官僚として人生を歩むのはかなりスゴイことだったんだろうなとぼんやりと思った。
    他のレビューでも触れられているとおり、体験八十五年という題名の割には少年期から青年期の話に多くのページが割かれている。それは筆者が少年期から青年期にかけての時代が最も重要であったと考えていたからではないかと指摘されていたが、全くその通りであると思う。幼少期に体験した貧しさや悔しさ、勉学の喜びはとても色濃くその後の人生に現れていると思う。とても刺激となる本だった。

  • 本多静六氏は明治から昭和にかけて活躍した偉人。この自伝、現代っ子風言葉で一言で表現するなら、「マジ、すげぇ」と言う感じでしょうか。行動力、努力、自制心、知恵、忍耐力、どれをとってもホントに自分と同じ人間か?!と思うほどスゴイです。色んな壁にぶつかるけど、それを工夫して乗り越えていくのがすばらしい。家が貧乏になった時に畑仕事をしながら勉強する方法を身につけて色んなものを暗唱したとか、留学中に家から学費が出なくなり、「4年のカリキュラムを2年で終わらせられるようにしよう」と朝から晩まで同じ席で講義を受け、難関の卒業テストにも合格するとか、読んでいて「ひょえぇー!」と心底思うすごさ。この人の考えや行いの中に、日々自分に「行」を課すような「1日原稿用紙1枚書く」とか「4分の1貯蓄」とかがあり、やはり偉大な人というのは日々積み重ねていく努力から生まれるのだなと思った。本を読んだら役立てたいので、ちょっとずつ自分にも「毎日ブログを書く」などの「ミニ行(?)」を課しています♪

  • この人も戦後の日本を築きあげた功労者の一人。
    学者だが、4分の1貯蓄法など独自のやり方で、巨万の富を築いた。
    どうして、この時代の人は行動力というか、熱量というか、ズバ抜けている。それを生み出す土壌が当時の日本にあったんだろう。それを現代でも蘇らせられないだろうか?

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