スピードに生きる 新装版: 技術と正義を両輪にして“世界のホンダ”を創り上げた男がはじめて書いた「自伝」と「

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 97
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408395883

作品紹介・あらすじ

世界に飛躍する直前の本田宗一郎が、日経「私の履歴書」より以前にまとめていた初の自伝と、本音を洗いざらいぶちまけた迫力満点の経営論、人間論を収めたまぼろしの名著-。生誕100年を期して完全復刊。

感想・レビュー・書評

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  • 戦後の状況分析が古くて興趣を誘わなかった。

    それでも、以下は付箋を貼りました。

    ・政治的な事でたくさんの肩書を持っている人は、何か失敗すると政治的に片付けようとすることである。ほんとうに技術をもって、本質的な物を片付けようとしない。

    ・組織が強ければみんな幸福かといえば、炭鉱の労働者を見ればすぐ分かる。これは日本一強固な組織であるけれども給料はもらえない。組織が仕事をすると非常に個人は楽になるが、そういう事は知恵のない証拠である。

  • 手段(技術)よりも意思(哲学)が上位。インダストリアルデザインについても含蓄のある言葉。
    5G、IoT、AIだの、手段ばかり話題になる昨今、新鮮に感じられます。

  • 本田宗一郎の人生や経営に対する哲学が詰まった本。スピードを意識して時間を短縮化することこそ人生を豊かにするための1つの手段である。移動時間を短くするためのオートバイや自動車がホンダから産まれたのも納得できる。

  • 本田宗一郎氏の初の自伝らしい。

    三部構成になっており、
    第一部が自伝、第二部が社報をまとめた物、
    第三部がご自身の考えを述べた文になっている。

    社報に書かれていることは戦後に書かれた物なので、
    (藤沢武夫さんがゴーストライターかも知れない)
    日本の技術は遅れている!合理化してスピードを上げろ!
    アメリカに追いつけ追い越せ!忠誠心なんて下らない!
    二宮金次郎はもう古い!消費は経済を豊かにする!
    と、反対の事が叫ばれるようになって久しい物も多いが、
    氏の信念、思想は現代でも不変の輝きを持っている。

  • チェック項目55箇所。
    本田宗一郎氏の人生や考え、理念から学ぶ。
    学問が根底にない商売は真の商売を味わうことはできない。
    いかにして仕事の能率を上げるか?発想の転換。
    つくるものの喜び、売る人の喜び、顧客に喜んでもらう。
    松下と同様、商品開発より、人間完成の場。視野を世界へ。
    合理化の基本は人間のアイデアを中心にする。
    時間を何より大切にする。
    「遊ぶ」ことの大切さ。罪悪視する必要がない。
    失敗はつきもの。100%を目指すと、2%くらいは失敗する。
    だから120%を目指す。製品こそが
    会社の全技術、全信用を担う全権大使。
    市場調査は参考、本当の需要は新しいもの市場にないもの。
    見聞きしても力にならない。試すことで理解できる。
    作った人の思想がそのまま商品に現れる。
    一生懸命には「正しい理論に基づく」ことが前提条件。
    必要なときに間に合うのが絶対条件。
    現代の必須条件・・・タイム、マネー、プライド
    適切な給料、労働環境、適材適所、そして
    勉強すれば昇進ができることを知らせておく。
    従業員の私的な相談にのる。質素倹約、幹部と自由に論議する権利。
    会社が大きくなるにつれて人間味を増加させる。
    スピード化こそ真実の人生延長。世界一か亡びるか。
    人間関係をうまくつかむ。「石橋を叩かず渡る」スピード勝負。
    人を喜ばせるより、自分が喜びたいから製品を作る。
    生活を楽しむことを忘れない。 
    異業種交流の必要性、知識を与える。そしてわけてもらう。
    旅行を推奨。人生はマラソン。

  • 「スピードに生きる」感銘うける言葉です。

    本書には本田宗一郎の哲学が詰まっており、仕事のみならず人生において、大いに参考になりました。

    お勧めです。

  • ただ一筋に
    やりたいことをやり続け
    一本に打ち込める仕事を続けてきた男
    それが本田宗一郎。

    経営云々以前に
    信念とか生き様に惹かれる。

  • スピードが時間を変える。<br>
    肌で感じて考えて研究した本田氏の語った言葉でした。そこに意思があるからこそ。

  • 知る人ぞ知る!
    世界のホンダの創始者!
    熱中した時の人間の力は計り知れないということをこの本で学びました。
    何度でも読みたいです。

  • 本田宗一郎ファンならずとも、読んでおきたい一冊では??

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著者プロフィール

本田技研工業創業者

「2016年 『会社のために働くな』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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