乙女の日本史 文学編 (コンペイトウ書房)

  • 実業之日本社 (2010年10月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784408411477

みんなの感想まとめ

日本文学を「乙女」目線で新たに解釈し、魅力的に紹介する本作は、平安時代から近代文学までの幅広い作品を扱っています。独特の切り口で、堅苦しい文学史をわかりやすく、時にはユーモアを交えて語ることで、読者の...

感想・レビュー・書評

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  • 今度は文学編。
    これも切り口がユニークで、おもしろかった。
    最近、平安時代の時代小説をけっこう好んで読んだり
    昨年は古典や文豪の作品を意図して手に取っていたので
    すごい興味惹かれる内容でした。
    日本の文学、奥が深くておもしろい。
    女性の立場や貞操感、草食男子の歴史とか。

    文学作品の巻末には、だいたい作家の略歴と解説がついてますが、たいがい難解すぎてイマイチ読む気にならないので、こういう乙女目線とまでいかなくても「やわらかい」解説をつけてほしいものです。

    ”文学の本来の価値や魅力とは、おもしろいか、おもしろくないか。ただそれだけです。”
    ほんと、素晴らしいことばだと思う。

    なかなか原文を読むのは骨が折れますが、現代語訳とかでいろいろ読んでみたいなぁと思いました。

  • 全体的に字が細かく情報びっしりだったにもかかわらず、あまりの面白さに一気読みしてしまいました。堅苦しい日本文学史を「乙女」目線からわかりやすく語ってくれるわけですが、意外に日本文学、俗っぽくて下ネタ満載で、ゲスなキャラばかりで(笑)正直ちょっとびっくりしましたけど、かえって興味が湧きました。まぁ、日本の神々なんて近親愛ばっかでそうとうエグいわけですけどね。
    図版として、名作を描いた漫画(『真夜中の弥次さん喜多さん』、『ざ・ちぇんじ!』etc…)や映像作品(『銀河鉄道の夜』、角川映画『里見八犬伝』)なども多数掲載されており、色々懐かしかった。
    好みは分かれそうだけど、くだけた文章のため、かえって文豪達の人間臭さが伝わり易くてよかったと思う。特に古事記や平安文学なんて、学生時代に古典がしんどかった思い出しかないものだから。文学史を辿りながら歴史のトリビアにも色々触れており、今更知ることもたくさんあって新鮮だった。
    「文学の本来の価値や魅力とは、おもしろいか、おもしろくないか。ただ、それだけです。」
    それには心から同意。今からでも、名作日本文学を面白がりたいと思うのだ。

  • 上代文学から近代文学までの主だった作品を乙女目線で解説している。意外なくらい面白くて止まらなかった。
    やじさんきたさんはあの漫画でしか読んでなかったけど改めてあの漫画を読みたくなった。田辺聖子さんの落窪をも再読したい!
    あと目から鱗だったのが「豊穣の海」が「浜松中納言物語」が下敷きであるという説。有名な話なんだろうか。私は単純に三島由紀夫はマンに傾倒してるんだなーぐらいにしか思わなかった。阿仏尼も面白そう。ふうてん老人日記にかんしゃくとルビを振っていたがどちらでもいいんだろうか。私はずっとふうてんと読んでいた。中長編だと「正造〜」と「瘋癲〜」が好きです。

    • だいさん
      最近のレビューちょっと読ませていただきました。
      他書と比較したり、自分なりの評価が決まっているようで、おもしろかったです。
      最近のレビューちょっと読ませていただきました。
      他書と比較したり、自分なりの評価が決まっているようで、おもしろかったです。
      2014/08/26
    • 美希さん
      >だいさん☆

      ありがとうございます。気分であっさり終わらせたり長々書いたりとまとまりがないですがなんとなく続けております。
      >だいさん☆

      ありがとうございます。気分であっさり終わらせたり長々書いたりとまとまりがないですがなんとなく続けております。
      2014/08/27
  • 乙女の、と銘打っておきながら内容は大人。乙女モビルスーツってですか。でも、神話の世界から昭和まで幅広く文学を乙女チックな視点から拾い上げてくれてなかなか楽しめました。あとは気に入ったどれかをピックアップして図書館で探せばいいのですから、親切な構成なんですね。
    さしあたって、「今昔物語」とか「梁塵秘抄」とか紐解いてみましょう。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「乙女チックな視点から拾い上げてくれて」
      「乙女チックな視点」を理解するために読んでみようかな。。。
      ところで、この「乙女の●●史」って何冊...
      「乙女チックな視点から拾い上げてくれて」
      「乙女チックな視点」を理解するために読んでみようかな。。。
      ところで、この「乙女の●●史」って何冊も出てるから人気シリーズなんですね。
      2012/05/29
  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00168309

  • 紙面が少しごちゃついていて読みにくいですが
    内容は文学について面白く書かれていて楽しく
    読めました。作品や作者の人となり…文学を書く人は
    昔からキャラクターが濃い人が多かったのですね。

    内容もよくよく読み込むとぶっ飛んでるものが
    多いですもんね(ФωФ)

    斎藤茂吉(52歳)が24歳の女性に送ったラブレター
    「ふさ子さん! ふさ子さんはなぜこんなにいい女体なのですか。
    何ともいへない、いい女体なのですか。どうか大切にして、無理しては
    いけないと思います。玉を大切にするやうにしたいのです。ふさ子さん。
    なぜそんなにいいのですか。」
    に爆笑してしまいました…。

  • 2017/4/21読了

    文学の歴史はそのまま「日本史」としてもたどれるほど
    現代薬、現代解釈で見るのも十分に面白いけれど、「乙女の」とある手前、「女性」に終始フォーカスを当てているためなおさら面白い。
    これを「楽しい」とか思えるのが、「勉強ができる」ということなのよね。
    古文分野の訳 とりわけ今のブロガーとか、薄い本に見立てたり
    ロリとかヤンデレとかで(実質そうなのだけれど)表現していくと
    日本人は昔っから変わらないなぁというか(笑)
    和歌の解釈も様々な風味の訳があるが、その詩を詠まれる背景こそが大切なわけで。
    歴史、政治、そして当時の「文化」の中の恋を追うと、学問では扱われない分野のそれ。とくに、性的なものがとても多い。
    近代文学になると、恋や愛は感情よりも社会的なものだと認識することがより濃くなる(反するものも)
    今に至るまでの道のりをしっかりと体感できるのだ。

  • w

  • 誤字が気になって…文庫版が出ているのでこれから読む人はそっちの方がいいかも。文学がテーマなのに作品の名前を間違えているというのは致命的な気がするので。
    きっかけ本なのだろうけど、この本を読んで新たに「この作品読んでみたいな」と思わせられたものは特になかった。乙女というかちょっとオタクな女子向け?

  • 上代文学
    『万葉集』『古事記』『日本書紀』

    平安文学『竹取物語』『落窪物語』

    中世文学『吾妻鏡』『無名草子

    近世文学『女大学』『好色五人女』

    近現代文学『こころ』
    『柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺』

    心が乙女のみんな!
    乙女目線で日本文学を
    新たな目線で読んでみよう!
    というような本。
    …心が若ければおじさんもOKみたい。

    重要箇所の文には色をつけたり
    下部に解説が入っていたり
    途中、コラムや漫画もあり。

    “萌え”をはじめ
    “草食男子”・“肉食女子”などなど
    現代俗語(?!)や
    現代感性(?!)を
    頻繁に取り入れつつ
    あたかも
    現在の芸能ニュースを
    見ているような気持ちにさせられる
    不思議な新鮮な本でした。

    ただ
    私も一応、女ではあるけど
    もう、乙女じゃないのか…?
    と理解し難く不安な箇所が
    多々あったのは
    …ここだけの秘密。

    日本文学を
    全てをこの一冊にまとめてしてしまうのがちょっと勿体無いかな?

    ちょっと息抜きとしてや
    苦手意識がある学生さんが読めば
    何かのきっかけになるような
    気がします。

  • 面白く読んだ。
    とにかく下品で大らかな近代以前の日本、好き‼︎
    今の世の悟り世代も先祖帰りと思えば納得…なのかな⁇
    しかし気になるのは誤字脱字の多さ‼︎
    ちゃんと校正入れてる⁉︎
    仮にも文学を語る本で、1ページに続けざまの誤植があるのにはひいた。
    仕事しろ、校正担当‼︎

  • 文庫化される前に買ってしまった。やっぱりこのシリーズは面白い切り口。文豪のラブレターとかストレートすぎるのもあって、きゃーってなるわ。エスっていまで言えば、マリみてみたいな世界のことなんだろうな。南総里見八犬伝、男の娘が2人って言われてみればそうだな。いまもむかしも変わらないことも結構あるね、草食系男子やら肉食系女子やら。

  • 古典文学から近代文学まで、「乙女目線で語られる」日本文学史。
    オジサン目線だと「女は弱いいきもの」だが、乙女目線だと「女は強いいきもの」なのだ。

    元祖肉食系女子、藤壺様。元祖リケジョ、虫愛ずる姫。
    「原始、女は太陽だった」の平塚らいてう・・・。
    いつの時代も女は強い。

  • イラスト付でわかりやすい教科書には載らないネタが満載ですよ!【中央館2F-東2 210.04/HO】

  • 著者は男性なのですが、タイトルの通り、女性の立場になって書いてくださっている本なので、読みやすいです。

    文学編なのですが、古代?(飛鳥)時代の女性はバリキャリだったとか、昔から行き遅れた女の人が不安を綴っていたり、着飾ることより虫が大好き(今で言うリケ女の走り?)とか赤裸々な、そして自由な気持ちを綴っていたことを書いてくれているので、気楽に読めて楽しい。

    本流の歴史バージョンも読んでみたいと思いました。

  • ざっくり本として面白い

    近代文学史の知識は多少あったので
    BLっぽいものも想像しながら読んだら
    まさかの万葉集からだった
    多少の知識がある方が面白い
    全部を鵜呑みにしない方がいい
    このシリーズを読んで、さも全てが真実だと思われても困る
    「三千世界の鴉を殺し~」は高杉好きの私が言うが
    あれは桂小五郎(木戸孝允)作である

  • わかりやすくとっつきやすく読みやすくまとめてある。文学がどういうものかを簡単に学べるという点では非常に初心者向けである。女性向けかと問われると微妙。

  • 2013.11.3読了

  • 第一弾の歴史編に比べたらインパクトが弱い&後半の近代文学になるとかなり難しくなってきたので読み終えるのが少ししんどかった。

  • ずっと衆道は凄く有名で、日本史の中でもどの人間が誰とカップルなのか複数頭から出てくるのに、なぜか女性同士のお話は聞いたことが無かったが不思議だったので、本を読んで衝撃的でした。
    やっぱり百合の世界は昔からあるものなんですね。物語の中でだけど、こういうことがあるのならきっと現実もあったはず、うん。
    『我が身にたどる姫君』『有明の別れ』。
    探してちょっとだけのぞいてみたいです。他にもいろいろとちょっと見てみたいです。

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著者プロフィール

堀江宏樹(ほりえ・ひろき)
1977年生まれ、大阪府出身。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。
日本、世界、古代、近代を問わず、歴史の持つ面白さを現代的な視点、
軽妙な筆致で取り上げている。
綿密な検証と考察、臨場感溢れる描写には定評がある。
主な著書に『本当は怖い世界史』『本当は怖い日本史』『本当は怖い世界史 戦慄篇』『愛と欲望の世界史』『眠れなくなるほど怖い世界史』(以上、三笠書房《王様文庫》)、『乙女の日本史』『乙女の美術史 日本編』『乙女の美術史 世界編』(以上、KADOKAWA)、『三大遊郭 江戸吉原・京都島原・大坂新町』(幻冬舎)などがある。

「2022年 『本当は怖い江戸徳川史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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