乙女の日本史 文学編 (コンペイトウ書房)

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 427
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408411477

感想・レビュー・書評

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  • 今度は文学編。
    これも切り口がユニークで、おもしろかった。
    最近、平安時代の時代小説をけっこう好んで読んだり
    昨年は古典や文豪の作品を意図して手に取っていたので
    すごい興味惹かれる内容でした。
    日本の文学、奥が深くておもしろい。
    女性の立場や貞操感、草食男子の歴史とか。

    文学作品の巻末には、だいたい作家の略歴と解説がついてますが、たいがい難解すぎてイマイチ読む気にならないので、こういう乙女目線とまでいかなくても「やわらかい」解説をつけてほしいものです。

    ”文学の本来の価値や魅力とは、おもしろいか、おもしろくないか。ただそれだけです。”
    ほんと、素晴らしいことばだと思う。

    なかなか原文を読むのは骨が折れますが、現代語訳とかでいろいろ読んでみたいなぁと思いました。

  • 全体的に字が細かく情報びっしりだったにもかかわらず、あまりの面白さに一気読みしてしまいました。堅苦しい日本文学史を「乙女」目線からわかりやすく語ってくれるわけですが、意外に日本文学、俗っぽくて下ネタ満載で、ゲスなキャラばかりで(笑)正直ちょっとびっくりしましたけど、かえって興味が湧きました。まぁ、日本の神々なんて近親愛ばっかでそうとうエグいわけですけどね。
    図版として、名作を描いた漫画(『真夜中の弥次さん喜多さん』、『ざ・ちぇんじ!』etc…)や映像作品(『銀河鉄道の夜』、角川映画『里見八犬伝』)なども多数掲載されており、色々懐かしかった。
    好みは分かれそうだけど、くだけた文章のため、かえって文豪達の人間臭さが伝わり易くてよかったと思う。特に古事記や平安文学なんて、学生時代に古典がしんどかった思い出しかないものだから。文学史を辿りながら歴史のトリビアにも色々触れており、今更知ることもたくさんあって新鮮だった。
    「文学の本来の価値や魅力とは、おもしろいか、おもしろくないか。ただ、それだけです。」
    それには心から同意。今からでも、名作日本文学を面白がりたいと思うのだ。

  • 上代文学から近代文学までの主だった作品を乙女目線で解説している。意外なくらい面白くて止まらなかった。
    やじさんきたさんはあの漫画でしか読んでなかったけど改めてあの漫画を読みたくなった。田辺聖子さんの落窪をも再読したい!
    あと目から鱗だったのが「豊穣の海」が「浜松中納言物語」が下敷きであるという説。有名な話なんだろうか。私は単純に三島由紀夫はマンに傾倒してるんだなーぐらいにしか思わなかった。阿仏尼も面白そう。ふうてん老人日記にかんしゃくとルビを振っていたがどちらでもいいんだろうか。私はずっとふうてんと読んでいた。中長編だと「正造〜」と「瘋癲〜」が好きです。

    • だいさん
      最近のレビューちょっと読ませていただきました。
      他書と比較したり、自分なりの評価が決まっているようで、おもしろかったです。
      最近のレビューちょっと読ませていただきました。
      他書と比較したり、自分なりの評価が決まっているようで、おもしろかったです。
      2014/08/26
    • 美希さん
      >だいさん☆

      ありがとうございます。気分であっさり終わらせたり長々書いたりとまとまりがないですがなんとなく続けております。
      >だいさん☆

      ありがとうございます。気分であっさり終わらせたり長々書いたりとまとまりがないですがなんとなく続けております。
      2014/08/27
  • 乙女の、と銘打っておきながら内容は大人。乙女モビルスーツってですか。でも、神話の世界から昭和まで幅広く文学を乙女チックな視点から拾い上げてくれてなかなか楽しめました。あとは気に入ったどれかをピックアップして図書館で探せばいいのですから、親切な構成なんですね。
    さしあたって、「今昔物語」とか「梁塵秘抄」とか紐解いてみましょう。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「乙女チックな視点から拾い上げてくれて」
      「乙女チックな視点」を理解するために読んでみようかな。。。
      ところで、この「乙女の●●史」って何冊...
      「乙女チックな視点から拾い上げてくれて」
      「乙女チックな視点」を理解するために読んでみようかな。。。
      ところで、この「乙女の●●史」って何冊も出てるから人気シリーズなんですね。
      2012/05/29
  • 2017/4/21読了

    文学の歴史はそのまま「日本史」としてもたどれるほど
    現代薬、現代解釈で見るのも十分に面白いけれど、「乙女の」とある手前、「女性」に終始フォーカスを当てているためなおさら面白い。
    これを「楽しい」とか思えるのが、「勉強ができる」ということなのよね。
    古文分野の訳 とりわけ今のブロガーとか、薄い本に見立てたり
    ロリとかヤンデレとかで(実質そうなのだけれど)表現していくと
    日本人は昔っから変わらないなぁというか(笑)
    和歌の解釈も様々な風味の訳があるが、その詩を詠まれる背景こそが大切なわけで。
    歴史、政治、そして当時の「文化」の中の恋を追うと、学問では扱われない分野のそれ。とくに、性的なものがとても多い。
    近代文学になると、恋や愛は感情よりも社会的なものだと認識することがより濃くなる(反するものも)
    今に至るまでの道のりをしっかりと体感できるのだ。

  • w

  • 誤字が気になって…文庫版が出ているのでこれから読む人はそっちの方がいいかも。文学がテーマなのに作品の名前を間違えているというのは致命的な気がするので。
    きっかけ本なのだろうけど、この本を読んで新たに「この作品読んでみたいな」と思わせられたものは特になかった。乙女というかちょっとオタクな女子向け?

  • 上代文学
    『万葉集』『古事記』『日本書紀』

    平安文学『竹取物語』『落窪物語』

    中世文学『吾妻鏡』『無名草子

    近世文学『女大学』『好色五人女』

    近現代文学『こころ』
    『柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺』

    心が乙女のみんな!
    乙女目線で日本文学を
    新たな目線で読んでみよう!
    というような本。
    …心が若ければおじさんもOKみたい。

    重要箇所の文には色をつけたり
    下部に解説が入っていたり
    途中、コラムや漫画もあり。

    “萌え”をはじめ
    “草食男子”・“肉食女子”などなど
    現代俗語(?!)や
    現代感性(?!)を
    頻繁に取り入れつつ
    あたかも
    現在の芸能ニュースを
    見ているような気持ちにさせられる
    不思議な新鮮な本でした。

    ただ
    私も一応、女ではあるけど
    もう、乙女じゃないのか…?
    と理解し難く不安な箇所が
    多々あったのは
    …ここだけの秘密。

    日本文学を
    全てをこの一冊にまとめてしてしまうのがちょっと勿体無いかな?

    ちょっと息抜きとしてや
    苦手意識がある学生さんが読めば
    何かのきっかけになるような
    気がします。

  • 面白く読んだ。
    とにかく下品で大らかな近代以前の日本、好き‼︎
    今の世の悟り世代も先祖帰りと思えば納得…なのかな⁇
    しかし気になるのは誤字脱字の多さ‼︎
    ちゃんと校正入れてる⁉︎
    仮にも文学を語る本で、1ページに続けざまの誤植があるのにはひいた。
    仕事しろ、校正担当‼︎

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