乙女の美術史 世界編

  • 実業之日本社 (2011年11月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784408411606

感想・レビュー・書評

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  • 古代から近・現代までの世界の美術(主に西洋画ではあるが)を「乙女」の視点から鑑賞する。
     
    第二章の「近世」ではヒエロニムス・ボスが面白い。
    臀部、お尻、尻、ケツ。
    フェリペ二世が大好きだったというボスの絵画。
    彼にとってはまさに「秘宝館」であり、ストレスの多い日常をそれによって慰めていたのかもしれない。

    第三章の「近現代」では西太后のエピソードが興味深い。
    顔に影が描かれないわけ、「育ち」が文化にどのような影響を与えるのかという例の一つであろう。
    西太后自身興味を惹かれる人物なので、彼女の背景、功績について小説やドキュメンタリーも含めて親しむと、このエピソードがより輝くであろう。

    ミュシャの絵は今年(2017)大規模な展覧会があったこともあり、タイムリーな話題だった。
    実際に彼の絵に触れてみると、アール・ヌーヴォーだけではない魅力も感じられる。
    大女優との蜜月もまた芸術のひとつであったことを考えると、「愛」が創作に与える影響、いや、歴史に与える大きさを感じずにはいられない。

  • 世界の名立たる画家が、どのような背景で作品を創りどのような人生を送ってきたのか。本書で、誰が読んでも分かりやすいように構成された美術史を読むことで美術館にて作品鑑賞の際より興味を持てるようになっている。

  • 乙女=男色みたいな印象なのは短絡的すぎないかとは思うけれど、歴史的考察なのなら仕方ないな。
    男性にしても、女性にしても、裸を描きたい、隠すところなくすべてを。という願いはいつの時代も変わらないのかな。
    カミーユ=ビダンは、カミーユとロダンなのかなあ。

  • また是非見たい。

  • 乙女の〜とかタイトルにつくのは、ゴシップ的なネタが多いと思いますが、これも例にもれず。
    名画を生み出した、偉大な画家たちが、こんな人だった⁈というギャップが面白い。

  • 砕けすぎ感もあるけど面白かった。
    ルノワール、絵は大好きなのに。
    女性の胸とお尻大好きだったなんて。。

  • 2014年10月20日読了。
    面白かった!ストーリー性・歴史的文書からの方がとっつきやすい私にとっては「読む美術」で受け取れたので。

  • ざっくり本として面白い
    言葉遣いがネット民っぽいので、個人的には面白いが
    最近のテレビや本などでネットスラングを使うのは
    個人的に痛いと思う

  • ダ・ヴィンチが美少年好き
    でBLに例えたり、ミケランジェロを筋肉好きのガチホモに例えたり…
    病んデレゴッホとゴーギャンの話が一番印象に残ったかも。アルルの寝室はゴーギャンとのシェアハウスだったらしい。だから枕や椅子、肖像画が全て2つずつある。けれど、結局喧嘩別れして、少しゴッホがかわいそうだ。ゴッホは浮世絵を真似ていたが、鮮やかな色彩から日本を南国だと思っていたのも面白い。(だから暖かいアルルへ)

    絵で印象的だったのはクリムトの『医学』。医学の神がいるのに死に神もいて人間が吸い上げられているという。

    なんだかファインアートのヌードってエロい目で見たらいけない気がしてたけど、そんなでもないのかなーと思った。

  • 美術史の本って、興味があるのに、読むと眠くなる…。
    でも、この本は違った。よくまとめてあるし、文章が面白かった。だけど、読後、何だか黒い気持ちになるのはなんでだろう…。

  • ネットオフで購入。

    ・p25の大根の話
     「ちなみにローマではギリシャより一歩進んで(?)自由民の男性同士の同性愛は、はっきりと犯罪にされてました。もし関係が発覚すると、お尻に大根を突っ込まれたそうです!」
    ・p69のモナリザの話
     レオナルド・ダビンチの作品はあまりにもオリジナルな技法で描かれすぎているため、絵の具の耐久性が弱く、ほとんど剥がれ落ちてしまっているものもあります。「モナ・リザ」も絶賛劣化中。

    の2つの話が印象に残った。
    芸術家の人となりとか、いろんなムーブメントを分かりやすく、面白く知ることができるのでおすすめ。

  • 芸術なんて高尚で難しいもの……と尻込みする方にオススメ。画家の人生に突っ込みながらも自説を織り交ぜています。

  • 確かにこういう視点の概説書はよい。
    再読しておきたい。

  • 芸術家って、少し変わった人が多いのでしょうか
    ナルシストな人が多くて、ドン引きでした(笑)

  • 私は、自分で絵を描くのは好きですが、絵画鑑賞となると
    自信がありません。
    「上手いなぁ」「意味がわからん」と思うけど、ただそれだけ…。

    有名な美術館にも行ったことがないし、「○○展」というのも
    見に行ったことがない。

    この本を読んで、有名な画家の背景なども知ることが出来たので、
    美術館に行きたくなりました。

    それにしてもなんというか、画家の方々は一筋縄ではいかない
    生き方をされた人の、なんと多いことか…。

  • 「一度読んだだけで頭に残り、すぐに美術館に行きたくなる」、「世界のアート、そして愛すべき個性的なアーティストたちとの出会いの扉となってくれる」(以上本書p.3)ことを目指して書かれた本。

    ミケランジェロ『アダムの創造』の神の姿は人間の脳の断面図に似ている、ロダン『考える人』はアゴではなく前歯に拳を当てている、という件が面白かった。作品では、美しい死相をたたえたミレー『オフィーリア』に惹かれた(口絵のみで本文では触れられないのが残念)。

    しかし、著者の視点や文体に馴染めなかった。「乙女」というキーワードに斬新な切り口を期待したものの、結局どこが「乙女」なのかよくわからず。くだけた口語体で、ゴシップ寄りのネタを紹介しているからか? 私の場合は、「だめんずうぉ~か~」や「ヤンデレ」といった紹介の仕方には、親近感よりも違和感を覚えた。
    また、断定的な物言いが目につくが、事実というより著者の主観のように聞こえる箇所が少なくない。著者流の「味付け」が施された美術史だと思った方がよさそうだ。

    「乙女」向けの美術家ガイドということなら、一迅社『美術男子』の方がまとまっているし、事実と脚色の区別もつくのでお薦め。

  • 難解そうに思われがちな美術史をゴシップ雑誌のようにしてあります。
    かなりの曲解や行き過ぎではないかと思われる表現もあります。
    世界編ということですが、選んである作品は少々偏っています。

  • 乙女の〜シリーズ始めて読んだけど、面白かった。今風な言葉を使った具体的なエピソードで画家の人柄と作品を観ていくから、身近に感じた。ゴッホがヤンデレとか、永遠の中二病・青木繁(日本編)とかいいのかと思いつつ笑ってしまった。

  • 興味・関心がなければ、なかなか知識を持たないジャンルであろう世界の美術史。
    個人的には、こちらより興味・関心がある「日本編」の方が面白かった。

  • この分野はほとんど知識がなかったので,
    名前と著名な作品しか知らなかった芸術家の意外な素顔や
    エピソードを知ることができ、個人的には日本編より興味深く読めました。

    美術史から見た世界史が垣間見えて,世界史も面白そうだなと
    思いました。
    ブルボン家とかハプスブルグ家とか…。
    「乙女の~」シリーズの世界史編も出たら、是非読みたいと思いました。

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著者プロフィール

滝乃みわこ 1977年生まれ、広島県出身。漫画投稿などを経て、編集者。『スローライフにあこがれて』(メディアファクトリー)ほか、漫画原作等も手がける。

「2017年 『乙女の美術史 世界編 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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