冒険家 75歳エベレスト挑戦記

著者 : 三浦雄一郎
  • 実業之日本社 (2008年7月11日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408451657

作品紹介

不整脈を患い、二度の心臓手術を経て、エベレストに挑戦。冒険スキーヤー・三浦雄一郎の究極のアンチエイジングプロジェクトのすべて。

冒険家 75歳エベレスト挑戦記の感想・レビュー・書評

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  • 三浦雄一郎の75歳エベレスト挑戦記。

    幾つになっても新たなことは始められる。

    命を何より大事にし、最後の最後で、一歩引ける冒険家になりたい。

  • 冒険家と呼ばれる人たちに対する憧れ、尊敬の気持ちは強くある。
    でも、冒険家というのはともすれば自分の私欲のために場合によっては命を捨ててしまう、無責任な人であるのかもしれないという思いをなんとなく持っていた。その危険な賭けで、本当に命を失ってしまったら、あなたの家族やあなたを大切に思う人の気持ちはどうなるんだと。
    この本を読むと、あっさりそれは外からしか物を見ていない他人の余計な考えだと気づかされる。

    70歳、さらに再び75歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さん。
    その成功は、もちろん雄一郎さん自身の強靭な精神と肉体があってのことだけれど、陰には家族やスタッフのゆるぎない支えがあることが伝わってくる。

    今回のエベレスト登頂とは直接関係ないけど、雄一郎さんが父親としての自分を語る際に挙げた家族旅行のエピソードもまた三浦一家の生き方を表していて印象的だった。

    “富士山直滑降やらエベレスト大滑降やら、好き勝手にやってきて、1年のうち半年も家にいない父親のささやかな罪滅ぼしが、家族で冒険の旅に出かけることだったのだ。11歳の豪太には、「動物園に行く」と言って、アフリカの最高峰キリマンジャロ(5895m)へ。豪太は「だまされた」と言っているが、死にそうな思いをして登り切った達成感は、大きな力になっているだろう。”



    命をかけて生きるということ。

  • 太陽のような三浦雄一郎さん。その三浦雄一郎さんを支えるたくさんの人たちがいる。物資は1トンを超え、運ぶヤクは100頭以上。最大のパートナーである息子の豪太さんは、命を落としかける。感じたであろう恐怖や後悔は想像もつかない。それでもまだ登る、また登る。これな孫にスーパーGと呼ばれる冒険家の生きざまなのか。

  • 何歳になっても挑戦する気持ちを持ち、それを達成するために努力する。
    諦めない、無理だと決め付けない素晴らしさを、この本を読んで学んだ気がします。

  • 昔、朝のテレビでうっすらと
    エベレスト登頂成功のニュースを聞いた記憶がある。
    それくらいの記憶にしかなかった…

    三浦雄一郎さんは凄い!!
    75歳にしてエベレスト登頂に成功。
    こんなに凄いものではなくても、
    いくつになっても夢は持っていたいなと思った。

    エベレスト登頂までの過酷な過程。
    自分も読みながら体験させて頂いた様な気分を味わえた。
    それから、
    途中途中に入る雄大さんのパパレターが微笑ましかったw


    巻末の特別寄稿にある豪太さんの記録を読む。
    「脳浮腫」を患い、8200m地点からの撤退。
    その時に起こった不思議な体験。
    人間は目に見えないものにも守られていることを
    強く感じた。
    人は一人ではない。
    気づいていないところで、
    たくさんのサポートを受けているんだと思う。

    すべてのことに感謝。今生きていられることに感謝。


    エベレストの過酷さが分かる文章を引用させて頂きました。

  • ☆人の酸素摂取能力は、20歳を過ぎると1年に1%ずつ下がる。山に例えると平地から酸素の薄い山へ登るようなもの。酸素は1000m登るごとに8%少なくなる。9000mでは72%少なくなる。つまり平地の3分の1である。まさにこの高さはデスゾーン。

    ☆ジョージ・マロリー・・エベレストに登る理由を「Because it is there そこに山があるから」と表現した。山に登ることは人間が本来もった原動力である。誰でも冒険遺伝子を持つ。人類の進化をたどっても、『冒険心』こそが人類が生き残った理由である。

    日本人にもこんな人がいるんだ。それだけで自分に自信が持てた。そして、とてもつもなく偉大な世界記録を作った三浦雄一郎でさえ、登攀中は自信をなくし、マイナス思考に陥る。ただ、そんな苦しさ、絶望の中でも今の自分を見極める、客観的に自分を見つめられる精神を持っていると思う。それは紛れもなく、大自然、とりわけ過酷な登山人生で培われたものである。きっと自分にも、入念な準備と、ど根性信念があれば何事も達成できるはずだと思える1冊。

  • いつまでたっても夢を追い続けられる人間が、偉業をなしとげるのだと痛感した。

    心臓を100箇所以上も手術してまで登ろうとする、山への愛、夢への執念、そのどれもが素晴らしかった。

  • いくつになっても冒険する・挑戦する、こんなおじいちゃんかっこいい!!

    元々、挑戦系の実話は好きだけど、本屋さんに並べられていたこの表紙で、中も見ずジャケ買いしました。
    『冒険家』という言葉、好きです。
    エベレストでなくても、何でも貪欲に挑戦することって年齢に関係なく大切だなと改めて思えました。

  • おもしろかった。

    何回も何回も手術してまで登らなくてもいいのに・・・
    と何回も思ってしまった。

    けど、そこは冒険家なんだなー

    奥さんや家族は大変だなー笑

    将来冒険家の旦那さまをもつ身として、
    やはり彼の夢は応援し続けたいと思いました!

  • 紹介:藤井 真由美
    三浦雄一朗さんの『75歳エベレスト挑戦記』という本を読みました。
    3度目のエベレスト挑戦ですが、75歳で体力や心臓の不整脈と戦いながら
    トレーニングを積み、北京オリンピックの影響によりネパール側からの
    登頂をされました。
    登頂までの長い道のりの間には、数々の難関があり、強烈な寒さや風、
    下界に比べ3分の1の酸素の中で行動し「この世」と「あの世」が
    互い違いに現れ、生命の限界を感じるそうです。
    そして、エベレストは近づけば近づくほど頂上が遠くなり、登る事が
    不可能に思えるほど高く、それでも諦めずに登り続けると
    宇宙に限りなく近づいているという不思議な感覚が起き、人類の挑戦の
    歴史に参加していると感じるとのことです。
    不整脈との戦いや、食事と体調の関係、温暖化の影響、温度差100度の苦難など
    細かな記憶はとても興味深い内容でした。
    頂上での三浦さんの言葉は、「涙が出るほど、辛くて、厳しくて、嬉しい」
    「しかし折り返し地点。生きて還らなければ」
    そして山頂から景色を眺め、「もしチベット側から登っていたらどうだっただろう」と
    気持ちはまた、80歳になったら・・・と思い始めたそうです。
    いくつになっても目標がある事、チャレンジする事は素敵だなと思いました。

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