- Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408453194
感想・レビュー・書評
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すごくわかりやすかった。安保先生は免疫学の有名な先生らしい。教科書として、ふとしたときに読んで行きたい。
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【本からの抜粋】
健康的な体を維持していくのに理想的な体温は、
36.5度、脳や内臓のある深部では37.2度くらい。
低体温
35度台。未病、大きなストレスがある。ガンが
好きな温度。
34度台
病気の可能性
ガンは39.0度以上の熱で増殖を停止する。
体温は目に見える免疫力。
免疫力は血液そのもの、担い手は白血球。
健康な人の場合、白血球は、約60%の顆粒球、
約35%のリンパ球、約5%のマクロファジーの
チームで成り立っている。
司令塔のような役割をするマクロファジーは、
体内への的の侵入を仲間に知らせる。
顆粒球は敵を包むと活性酸素をまき散らして、
化膿性の炎症を起こし膿になって死んでいく。
抗原となる小さなサイズの敵を担当するのは
リンパ球で、一度でも侵入した敵の情報は
記憶して攻撃。
36.5度の体温がたった1度下がっただけで、
免疫力が37%、基礎代謝は12%、体内酵素mp
働きは50%も低下し、体の中は大きく変わってしまう。
私たちの体の中では、約3000種類以上の酵素が
働いている。体内酵素は消化酵素と代謝酵素の
2つに分けられる。
体内酵素の生産量には個人差があるが、一生の
間に体内で作られる量は一定。消化酵素として
使っていくばかりではどんどん減少し、代謝酵素に
回す分が不足しがちになる。
消化酵素は、食べ物から補えるので生の食品や
発酵食品を積極的に取り入れましょう。
野生の動物は病気になると食事をとらず、動かないで
過ごす。その理由は、体内酵素を消化に使わないで
代謝に使おうとするため。
低体温ではエネルギーをつくれないミトコンドリア
体の60兆個にも及ぶ全ての細胞の中には、2つの
エネルギー生成工場が存在。酸素を必要としない
解糖系と酸素を必要とするミトコンドリア系。
ミトコンドリア系は、食べ物からとり出された水素を、
とり入れた酸素と反応させて、大量のエネルギーATP
(アデノシン三リン酸)を産生する。
以下、省略
【感想】
体温が免疫力に大きく関わっているということを
この本でも語っていた。
体内酵素の、消化酵素と代謝酵素の
ことについても、さらに学べた。
薬に頼らず、自然の食べ物から必要な栄養素を
摂取するという基本的な姿勢を大切にしていきたい。