沖縄「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない沖縄県の歴史を読み解く! (じっぴコンパクト新書 220)

  • 実業之日本社 (2014年12月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784408455310

感想・レビュー・書評

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  • 地形、地質から土地利用の変遷。そして地名の移り変わりなど、どれも興味深い話だった。
    ブラタモリでやっていた、戦前の旧那覇市街地と、戦後の国際通りを中心とした新しい市街地形成の経緯についても、この本にある。

    地名や人名の話を読むと、近代以降、琉球語読みをすべきか、日本語読みをすべきかで意見が割れてきた、その混乱ぶりがうかがわれる。
    漢字をあてることで、その表記が本来の読みに影響を与えてしまうこともあったり。
    コザも、その例。
    胡屋(ゴヤ)という字を、戦後米軍が地図を作るとき、間違えてKozaと表記したのが元だとか。
    なかなか考えさせられる話。

    宮古島・八重山諸島には、かつて日本標準時から1時間の時差があった、という話も初めて知った。
    これは台湾がかつて日本の統治下に入ったことで設定されたそうだが、では敗戦で廃止されたのかというと、そうではないのが面白い。
    昭和十二年、時差があることの不便さから廃止されたという。

    いろいろな興味深い話がたくさんあるが、ないものねだりをすれば、地図を載せてほしかった。
    そうすればもっと頭に入りやすかったのでは、と思う。

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著者プロフィール

1947年生まれ。沖縄県立芸術大学名誉教授。
専門は考古学・琉球史。
おもな著書・論文に、「絵図と厨子からみた首里・那覇の人口増大と都市化をめぐる問題点」(『沖縄文化─沖縄文化協会創設七〇周年記念誌─』、沖縄文化協会、2020年)、「首里那覇鳥瞰図の年代設定と描かれた景観の虚実」(平井松午編『近世城下絵図の景観分析・GIS分析』(古今書院、2019年)、『近世測量絵図のGIS分析』共編著、古今書院2014年)などがある。

「2022年 『古地図で楽しむ首里・那覇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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