廃道踏破 山さ行がねが 伝説の道編 (じっぴコンパクト文庫 ひ 1-3)
- 実業之日本社 (2017年9月5日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408456904
感想・レビュー・書評
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前作より読みやすくなった気がする。やはり机上調査が好きだ。
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文庫版"山行が"2巻は伝説の道編。
廃道を行く者たち、オブローダー。彼らは道無き道を行くのではない。かつてそこには道があったが、今は無い。そんな、道の記憶が完全に失われる前に、その痕跡を辿るのに喜びを見出すのが彼らなのだ。
かくいう俺もオブローダー的なことをたまにやる。今年は妙義荒船林道とか鹿曲川林道とか。人工物が自然に飲み込まれていく姿に、ポストアポカリプスをリアルに感じる。人類が消滅すると、世界はこうなるのだ。あぁ無情。
さて、南八甲田を御鼻部から猿飛に突っ切る昭和一桁年に作られ放棄された、旧県道を行く。道では無くなった道は90年を経てどうなったのか。地獄峠と名のついたおどろおどろしい廃道行く。
ほか、清水国道一部の綾戸隧道、森吉森林鉄道跡などの走破レポ。
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