廃道踏破 山さ行がねが 伝説の道編 (じっぴコンパクト文庫 ひ 1-3)

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  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408456904

感想・レビュー・書評

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  • 前作より読みやすくなった気がする。やはり机上調査が好きだ。

  • 文庫版"山行が"2巻は伝説の道編。

    廃道を行く者たち、オブローダー。彼らは道無き道を行くのではない。かつてそこには道があったが、今は無い。そんな、道の記憶が完全に失われる前に、その痕跡を辿るのに喜びを見出すのが彼らなのだ。

    かくいう俺もオブローダー的なことをたまにやる。今年は妙義荒船林道とか鹿曲川林道とか。人工物が自然に飲み込まれていく姿に、ポストアポカリプスをリアルに感じる。人類が消滅すると、世界はこうなるのだ。あぁ無情。

    さて、南八甲田を御鼻部から猿飛に突っ切る昭和一桁年に作られ放棄された、旧県道を行く。道では無くなった道は90年を経てどうなったのか。地獄峠と名のついたおどろおどろしい廃道行く。

    ほか、清水国道一部の綾戸隧道、森吉森林鉄道跡などの走破レポ。

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著者プロフィール

昭和52年千葉県松戸市生まれ。横浜市で鶴見川のサイクリングロードを友とした小学生時代、秋田県潟上市で「山チャリ」(マウンテンバイクで林道を走る)に目覚めた中学生時代、峠の旧道に愛着を覚えはじめた高校生時代を経て、大学中退後に就職。しかし山チャリの味が忘れられず、興味の中心は旧道の先に眠る「廃道」へ。2000年、WEBサイト『山さ行かねが』を開設。2007年、住み慣れた秋田を離れて東京都日野市へ単身転居。活動の軸足を関東に移すと同時に、廃道で生計を立てる日本初のプロ・オブローダー(廃道研究者。自身も執筆に加わる廃道専門WEB雑誌「日本の廃道」による造語)を目指しはじめる。著書に『国道?酷道!?日本の道路120万キロ大研究』『廃道探索 山さ行がねが』、共著に『廃道本』『廃道 棄てられし道』(実業之日本社)、『廃道をゆく』シリーズ(イカロス出版)、『廃線跡の記憶』シリーズ(三才ブックス)ほか。ドキュメンタリーDVD「廃道クエスト」シリーズ(日活)主演。トンネルも大好きで、「横須賀トンネルツアー」のガイドも務めた。

「2021年 『日本の道路122万キロ大研究 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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