- 実業之日本社 (2004年1月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (244ページ) / ISBN・EAN: 9784408504285
みんなの感想まとめ
軽快なタッチで描かれる学園ミステリーの世界が魅力的です。作品は、探偵部の3人が密室で発見された死体の真相に迫るストーリーで、登場人物たちのユーモラスなやり取りが印象的です。物理トリックを大胆に扱う本格...
感想・レビュー・書評
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〔!〕想像すること。真実はその先にある――かもしれない(p.234)
〔内容〕ゆる〜い校風の鯉ケ窪高校二年に転校してきた赤坂通は三年の多摩川流司と八ツ橋京介の叙述トリックに引っかかって探偵部に引きずり込まれる/多摩川か提唱する、密室犯人の行動による分類では最初に死体を発見した者、最初にドアを開けた者、最初に死体に近寄ったもの者、これは密室だと宣言した者が犯人だ。が、おりしも発生した密室では皆で役割分担しておりその説は沈没/クーラー娘はまだ出ない。たぶんどこかで誰かの書いたミステリでも読まされているのだろう。
〔感想〕積み残してたのをよーやく読めた/東川さんに慣れてない頃やったら「なんちゅーしょーもない」と脱力したやろうけど慣れてしまった今となっては充分に楽しめる。
〔好み度〕ここちよさ:B/キャラ:B/設定:C/文章:B/思いがけなさ:B/総合:B
■鯉ケ窪学園についての簡単な単語集
【相川詩織】芸能クラスに通う芸能人。
【赤坂通/あかさか・とおる】探偵部部員。「放課後」のとき霧ケ峰の前に腐った真鯉の姿で登場。中身はこれといった特徴のない男子高校生で二年のとき転校してきたが無難そうな文芸部に入ろうとしたものの叙述トリックにより騙されて探偵部に入部させられた。
【足立駿介/あだち・しゅんすけ】男子陸上部員。種目は走り幅跳び。自分を褒める自称が多い。三年生が抜けた後の新部長に誰がなるかもめたときに部長に立候補して無投票で就任した。候補だった大平と小仏は部を去った。殺したいほど憎んでいるヤツはいないがぶん殴ってやりたいていどに憎んでいる者は男子部員二十一人中に二十人ほどいる。体育祭で「僕」からバトンを受けるアンカーだったがカッコつけて走り派手に転んだ。
【荒木田聡史/あらきだ・さとし】校内では有名な不良。涼と奈緒ちゃんにフクロにされた。いつも隠れてタバコをすっている。涼に「ドラセナ」マスター特製ベーコンまみれのハンバーガーをおごってくれた。1330円。そして「ドラセナ」マスター特製鰻レタスバーガーをおごることになった。
【有沢美香/ありさわ・みか】大島の同級生で異常なまでの愛情を彼に寄せている。
【アンジェリカ】恋ケ窪教会のシスター。
【安藤タケル】人気俳優。父親も有名俳優。
【安楽亭ハラミ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。オチケン。関西弁一年女子。本名は土屋倫子(つちや・りんこ)。
【E館】二度も事件が起こった校舎。逃亡するのに向いている。
【池上冬子/いけがみ・ふゆこ】地学教師。知的な美女。男子生徒にファン多し。冗談の通じなさそうな女。学校では白衣。かつて「峠のドリフト女王」と呼ばれた。らしい。得意技は後ろ回し蹴り。UFO愛高し。探偵役。
【石崎浩見/いしざき・ひろみ】生物教師。三十歳。好きな打者はヤクルトの大杉。探偵部の顧問候補として狙われているので探偵役となる。涼が困ったときには電話一本で召喚できる。この人がいるせいで涼は自分の頭で考えようとしなくなった。水崎アンナの書いた小説に同姓同名で同じ職業の人物が登場する。変わり者と称される。
【和泉亜希子/いずみ・あきこ】水崎アンナの書いた小説で教頭。堂々たる肉体を誇る眼鏡美人。
【市川雅人/いちかわ・まさと】水崎アンナが書いた小説の登場人物。龍ケ崎高校の陸上部員。皆が友人と思われたらイヤだと思っている。どうやら鯉ケ窪学園の足立駿介君に近いタイプかと。
【浦本響子/うらもと・きょうこ】水崎アンナが書いた小説中の音楽教師。絞殺死体として登場。
【うるる】涼の前に現れたもう一人のエアコン娘。宿命のライバルとなるか? 二年四組。小柄なツインテール美少女。鯉ケ窪学園ミステリ研究会。
【映画部】映画を作ろうとする部であって映画を研究する部ではない。
【江川】警備員。
【エックス山】正式名称は西鯉ケ窪緑地。なぜエックス山と呼ばれるようになったかは地元の人でも知らない国分寺七不思議のひとつ。
【江藤憲次/えとう・けんじ】野球部新キャプテンで捕手。二年生。
【大金うるる】→うるる
【大越正吾/おおこし・しょうご】水崎アンナが書いた小説の登場人物。陸上部員。
【大島敦史/おおしま・あつし】三年生有数のモテ男。
【大塚修司/おおつか・しゅうじ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。映画研究会二年。ふてぶてしそうな巨漢。
【大平】陸上部から野球部に移籍。
【岡崎正志/おかざき・まさし】陸上部の一年生部員。スラリとした長身。宮下綾乃先輩に恋している。
【岡野祐樹】水崎アンナの書いた小説の登場人物。弱小バスケ部の主将。
【小笠原玲華/おがさわら・れいか】鯉ケ窪学園芸能科一年。新進の女優。長い手足に小さな顔でストレートヘアーに知的なまなざし。本名は吉田さん。キャベツいっぱいのお好み焼きをおごってくれた。1550円。探偵役。
【岡野千夏/おかの・ちなつ】茶髪でヤンキー口調の女子生徒。
【オギワラ・ユウジ】水崎アンナが書いた小説中の被害者である滝口美穂が口走った言葉。滝口美穂が勤める飲食店のオーナーが荻原悠二といい彼女に言い寄っていたらしいが?
【お礼参り】鯉ケ窪学園名物、生徒による先生に対するお礼参り。三月一日が解禁日。まあ、「冷やし中華始めました」みたいなもの。先生たちはかなりピリピリする。
【片瀬和哉/かたせ・かずや】水崎アンナの書いた小説の登場人物。数学教師。ボサボサアタマにヨレヨレスーツで女子に不人気。
【加藤翔太/かとう・しょうた】映画部の二年。色白のメガネ男子。
【加藤美奈/かとう・みな】隣のクラスの女子生徒で校舎から落ちてきて野田を押しつぶした。中学生の頃は演劇部のスターでイジメっ子だった。
【門倉新之助/かどくら・しんのすけ】奈緒ちゃんの居候先のおじいさんで命を狙われているらしい。資産家。七十五歳。
【門倉照也/てるや】俊之と典子の息子。新之助の孫。成人している。アホな三代目を絵に描いたような人。
【門倉俊之/としゆき】新之助の息子。
【門倉典子/のりこ】俊之の妻。
【門脇/かどわき】陸上部の顧問。足立が死んだとぬか喜びさせられる。
【カバ屋】お好み焼き屋。カバに似たおばさんが広島風お好み焼きを焼いてくれる店。抜け出して買い食いするスリルが人気。
【神山研吾/かみやま・けんご】水崎アンナの書いた小説の登場人物、二年C組生徒。長身長髪。
【烏山千歳/からすやま・ちとせ】そんな名前の駅があるらしい。女刑事。祖師ケ谷警部と組まされているようだ。若くて美人。『君に読ませたい~』で水崎アンナが書いた小説にも登場。石崎の後輩。
【川田】陸上部二年。
【川田】恋ケ窪教会の神父。
【北原詩織/きたはら・しおり】水崎アンナの書いた小説の登場人物。龍ケ崎高校文芸部部長。水咲アンナとは中学の同級生。丸顔で童顔ベリーショート。市川雅人君の友人ではない。
【木戸勝/きど・まさる】水崎アンナの書いた小説の登場人物。陸上部。縦に長いバナナのようなフォルム。
【霧ケ峰涼/きりがみね・りょう】『放課後はミステリーとともに』の主人公。右投げ右打ち本格派の十六歳。エアコンのような名前の名探偵になるつもりだがなかなかのアホである。というか、どちらかといえばワトソン役。エアコンと言われたらキレる。広島カープの大ファン。ベーコン好き。
【桐原さとみ】芸能クラスの芸能人。学校では野暮ったい眼鏡をかけた娘。
【鯨山高校】鯉ケ窪学園とは互いに唯一と認め合うライバル校。きわめて低い水準で。
【久保毅】堂々たる体格と繊細な筆遣いの美術教師。
【倉橋】サッカー部のストライカーでイケメンの先輩。
【倉本美奈子/くらもと・みなこ】音楽の若い女性教師。
【栗原由香/くりはら・ゆか】水崎アンナの書いた小説の登場人物。水泳部。
【警備体制】ゆるゆるの警備体制がこの学園の伝統的校風。それでこそこっそり抜け出してカバ屋で買食いするスリルを味わえる。
【劇団・遊撃手】そこそこ知られた劇団。西本千里(にしもと・ちさと)が看板女優。
【恋ケ窪】都市の中の田舎。
【鯉ケ窪学園高等部】舞台になる高校。鯉ケ窪にある。ランクはいまいちだが生意気にも芸能クラスを持っているので芸能人が多く通う。
【鯉高祭】文化祭。地元の有名校早稲田実業と重ならない日付を選んで開催される。
【児島】陸上部二年。
【小仏】陸上部から野球部に移籍。
【小松崎律子】三十路の音楽教師。
【近藤】野球部のエース。
【近藤美紗/こんどう・みさ】テニス部一年。大島とつきあっている。
【斎藤】先輩。「屈辱」で共に怪しい男を追う。
【佐伯優子/さえき・ゆうこ】映画部部長。黒髪ロングのたぶん三年生。「監督」ないしは「巨匠」と呼ばないといけない。真の狙いは映画を撮影する自分のメイキング映像を撮影すること。
【酒井千里/さかい・ちさと】水崎アンナの書いた小説の登場人物。控えめなうりざね顔。文化系プロレス部員。
【桜井】野球部不動の四番打者。
【桜井あずさ】生徒会長。多摩川部長の友人。中学の頃多摩川をフッたことがあるらしい。
【佐久間忠雄/さくま・ただお】恋ケ窪教会の隣家。庭の楓の木をめぐって争いがある。
【殺戮の館】映画。監督は後にカルト映画の巨匠と言われるようになる河内龍太郎(かわち・りゅうたろう)。ミステリマニアの間で議論を巻き起こす問題作。二時間半。この著者の作品に名前はよく出てくる。涼は退屈した。
【真田仁美/さなだ・ひとみ】美人校医。
【佐野弘樹/さの・ひろき】水崎アンナの書いた小説の登場人物。一年D組生徒。
【佐山】映画部部員。頭を斧で割られた姿で登場した。
【私鉄沿線刑事】私鉄沿線の駅名のような名前の二人の刑事。祖師ヶ谷大蔵警部と烏山千歳刑事。ちょいちょい登場。
【柴田幸三/しばた・こうぞう】武闘派体育教師の筆頭。通称「シバセン」。
【島村祐介】歴史教師。放送部顧問。かつて学校に入り込んだ盗撮犯に本多和彦とともに暴行を働いたことがある。
【城ノ内】鯉ケ窪学園警備室の室長。
【杉原周作/すぎはら・しゅうさく】水崎アンナの書いた小説の登場人物。送球部員。二年生ながら主将。送球部は伝統はあるが実績はない。雨上がりの夜殴打され気を失う。殴りたかった者は多くいそうなヤツ。
【須田山/すだやま】水崎アンナの書いた小説の登場人物。教頭っぽいベッコウ縁眼鏡をかけた龍ケ崎高校の教頭。
【須藤和也/すどう・かずや】同じクラスの男子。陸上部二年。
【青酸カリ】鮮度が大事。
【送球】ハンドボールのこと。
【祖師ヶ谷大蔵/そしがや・たいぞう】国分寺署の警部。そんな名前の駅があるらしい。『君に読ませたい~』の水崎アンナが書いた小説にも登場。
【第二文芸部】部長は水崎アンナ。作家としてプロデビューを目指す部活。部員は彼女だけ。
【高沢博也/たかざわ・ひろや】シバセンにお礼参りしたかもしれない男子生徒。
【高島/たかしま】体育祭のリレーで「僕」の前の走者。
【高橋雪乃/たかはし・ゆきの】気象観測部二年。以前大島とつきあっていた。
【滝口美穂/たきぐち・みほ】水崎アンナが書いた小説の登場人物。エックス山でナイフに刺されて倒れていた。「オギワラ・ユウジ」と口走った。飲食店勤務の二十五歳。
【武田義久/たけだ・よしひさ】テニス部三年。
【田所健二】保健室で殺されていた男。二十四歳。フリーカメラマン。実質的には盗撮魔。わが校の制服を着ていた。
【棚田祐介/たなだ・ゆうすけ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。文芸部部長。
【多摩川流司/たまがわ・りゅうじ】探偵部部長。三年生。鉄板のよく似合う男。記憶力はそれほどでもないが全校生徒の約半数の顔と名前を覚えている。要するに女子全員。先端恐怖症。変人揃いの鯉ケ窪高校の中でもトップクラスの変人で野放しにすると何かしでかす可能性が高い。
【太郎松】保健室のそばにある首吊り自殺するのにちょうどよさそうな貧相な松。昔太郎さんが首を吊ったらしいが次郎さんだという説もあり。生徒会は太郎さんだと認定した。
【探偵部】鯉ケ窪学園高等部にある部活動のひとつ。探偵として活動することを目的とするのであって探偵小説愛好者たちの憩いの場ではない。部員数不明。顧問なし、部室なし。後に石崎が顧問となる。鯉ケ窪学園の名物、あるいは迷惑、粗大ゴミとも噂される。メンバーは部長が多摩川流司、副部長が霧ケ峰涼、平部員が八ツ橋京介、赤坂通、山下佳代子(放送部所属)。
【土屋一彦/つちや・かずひこ】一年生。
【土山博之/つちやま・ひろゆき】野球部三年。元キャプテン。名物男らしい。
【鶴間浩三】教頭。いつも残業してる。
【富永理絵/とみなが・りえ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。水泳部主将で三年生。後頭部を殴られ死亡。
【ドラセナ】石崎の馴染みで涼も行きつけの喫茶店。マスターはモカチーノを知らない。頼んだらだいたいのものは(必死で)つくってくれる。
【奈緒ちゃん】高林奈緒子。クラス委員。鞄の中に江戸川乱歩の『ニ銭銅貨』を忍ばせている渋い女子高生。探偵役。テニス部の村上先輩とつきあっている。
【中園卓也/なかぞの・たくや】写真部二年。高橋雪乃にジトッとした愛情を抱いており、大島敦史にジメッとした嫌悪感を抱いている。と大島は言った。
【成島圭一/なるしま・けいいち】水崎アンナの書いた小説の登場人物。演劇部部長。長身、端正な顔で女子生徒の人気高し。
【西野エリカ】芸能クラスに通う俳優。
【西原恭子/にしはら・きょうこ】エックス山の畑のど真ん中で首を絞められて倒れていた女。池上冬子先生の学生時代の同級生。
【西原繁之/しげゆき】恭子の夫。
【西原昭二/しょうじ】恭子の父親。
【西原大輔/だいすけ】恭子の腹違いの弟。小学六年生。レッドソックスの帽子をかぶっていた。
【西原剛史/たけし】恭子の腹違いの弟。鯉ケ窪学園一年。
【西本千里】「劇団・遊撃手」の看板女優。何者かに襲われた。
【根津広明/ねづ・ひろあき】バスケットボール部員部長。背が高く実力もあり、女子に人気もある。
【野田栄子/のだ・えいこ】国語の教育実習生。美人。
【花井理沙/はない・りさ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。龍ケ崎高校陸上部。市川雅人君の友人ではない。
【早川吉乃/はやかわ・よしの】水崎アンナが書いた小説の登場人物。演劇部。二年生。
【ハンズ】ここで買い物があるなら先生が授業放棄して自習になっても仕方がないと思える店。いろいろ売っているがハンズといえばパーティーグッズらしい。
【ピース亭国分寺店】伝統的店構えと頑固親父のこだわりが売り物のガラガラ空きのラーメン店。
【兵藤賢太郎】赤坂の担任。すべての輪郭を定規で引いたような四角い顔。三十五歳独身。
【藤川美佐】芸能クラスに通う芸能人。人気アイドル。保健室で死体が発見されたのと前後して行方不明になった。
【藤瀬正一/ふじせ・しょういち】芸能カメラマン。猫が苦手。安藤タケルをパパラッチしようとしている。
【藤田】用務員。
【部室棟】別名「無法地帯」。
【不良の敬語】これほど教師を不快にするものはない。
【僕】水崎アンナの書いた小説を読まされる悲劇に見舞われた新入生。ボクっ娘だったあの人物かもしれない。
【星野真澄/ほしの・ますみ】映画部二年。隣のクラスの友人。
【堀内辰之助】用務員さん。スリルとサスペンスに満ちた夏の夜回りと冬の鍋が懐かしい。その用務員室は探偵部の部室代わり。
【本格もの】定義は曖昧な感じ。要するに探偵が出て、謎が論理によって解ければよし。ただし、論理は必ずしも正しくなくても探偵(役)が(一見)筋道を立てて謎を解いたという様子が見えさえすればよし。
【本多和彦】数学教師。熱血漢。学生の頃体操に打ち込んでいたという均整のとれた肉体。かつて学校に入り込んだ盗撮犯に島村祐介とともに暴行を働いたことがある。
【正木俊彦/まさき・としひこ】水崎アンナが書いた小説の登場人物。滝口美穂の知人。金融機関勤務。鯉ケ窪学園卒業生。
【増井浩太郎/ますい・こうたろう】水崎アンナの書いた小説の登場人物。化学教師。演劇部顧問。
【増村】映画部一年。
【松本弘江/まつもと・ひろえ】門倉家の家政婦。
【水崎アンナ】「第二文芸部」部長。三年。
【水咲アンナ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。「第二文芸部」部長。探偵役。
【ミステリ研究会】正式には鯉ケ窪学園ミステリ研究会、通称鯉ミス。ミステリの創作と評論に明け暮れている部活動。
【水原真由美/みずはら・まゆみ】劇団員。安藤タケルとは高校の同級生。
【溝口直樹/みぞぐち・なおき】水崎アンナの書いた小説の登場人物。小柄で童顔、声も甲高くて女性的。写真部一年。
【密室】多摩川の持論では、密室を作った犯人の行動による分類というものが有効ではないかと思われ、最初に死体を発見した者、最初にドアを開けた者、最初に死体に近寄った者、これは密室だと宣言した者が犯人だ。そうだ。また密室自体あまりリアルではないものなのでもし現実に密室が登場したらそれを解くためには奇想天外、不謹慎かつ突拍子もない方法を思いつく必要があるらしい。…本来「密室」が解けても犯人がわかるわけではないと思うが「本格もの」においてはほとんど同義となっている。実際には(密室があったとしても)そこに密室があるのならなんらかの方法でできるのだろうから特に解く必要はなく犯人が誰かさえ(論理的に)わかればよいはずやしわかるはず。
【箕輪雅彦/みのわ・まさひこ】水崎アンナの書いた小説中の国語教師。
【宮下綾乃/みやした・あやの】クラスメートで陸上部員。黒髪ロングに驚くほど長い脚。
【宮田】八時半に用事があった。
【モカチーノ】複雑なコーヒー。
【本山薫/もとやま・かおる】テニス部一年女子。近藤美紗に百合的愛情を抱いている。
【森伸二/もり・しんじ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。龍ケ崎高校帰宅部。市川雅人君の友人ではない。
【森野美沙/もりの・みさ】美術部部長。小学生の頃からの付き合い。黒髪ロングに長身で手足長くクールな瞳にキラキラの星。
【八木広明/やぎ・ひろあき】化学の教育実習生。
【野球部】弱い。
【安岡雄二/やすおか・ゆうじ】水崎アンナの書いた小説の登場人物。カメラを持って学校に忍び込んだ三十三歳の小太り男。居酒屋のアルバイト。
【八ツ橋京介/やつはし・きょうすけ】探偵部のNo.2。副部長は霧ケ峰涼だが。関西弁キャラ。
【山浦和也/やまうら・かずや】隣のクラスの生徒会役員。
【山下佳代子】放送部所属の探偵部員。かわいい声にファン多し? 好きな捕手は古田。
【ユキ姐】不良たちが怯える何者からしい。
【陸上部】レベルが低い。
【龍ケ崎高校】水崎アンナの書いた小説に出てくる高校。鯉ケ窪学園の永遠のライバル。リアルでは鯨山高校がそれに位置していたかと。 -
烏賊川市シリーズと同様に、スラップスティック・コメディと本格ミステリを融合した作品。
探偵部に所属する三人の男子高校生が、殺人事件の謎に挑みます。
殺人事件を扱っていることを忘れてしまう、と言えば言い過ぎですが、緩さと軽さ、そして緊張感のなさを強調するかのような、個性的な登場人物の言動が、ユーモアに溢れていて印象的。
また、ミステリの知識がない人物を語り手にするところや、一つの言葉に対して連想することが、人によって様々なところも面白いですね。
トリックは個人的には微妙ながらも、この作品の雰囲気には合っていると思いました。 -
学生の頃に読んだけど懐かしくなって再読。
好きな作家さんです。 -
すごく軽いかんじの世界観で進む学園ミステリー作品。校内で学生ではない男が学校の制服を着た状態で、密室の保健室で死体で発見される。この男は誰なのか、密室はどうやってできたのか。探偵部の3人が真相に迫る!のですが、ライトノベルとは違う何とも言えない軽さで進みます。あえてこうしているのでしょうが、死体の横でバーベキューしてても不思議じゃないような登場人物たち。トリックについてはなるほどって思ったけど、○○○ってそんなにバウンドするのか?と疑問はあった。
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鯉ケ窪学園に転校してきた赤坂通。文芸部に入るつもりが何故か非公認サークル・探偵部に入れられてしまう。二人の先輩と部活動に勤しむなか密室殺人事件に遭遇。軽妙な文体でテンポよく展開していく。散りばめられた伏線もすべて回収で楽しい読書だった。
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ブクログの新刊情報で気になった「君に読ませたいミステリがあるんだ」がシリーズものの最新刊だと知って、鯉ヶ窪学園探偵部シリーズを読んでみることに!
東川篤哉さんは、「謎解きはディナーのあとで」シリーズしか読んだことがありませんが、こちらのシリーズもコミカルな会話×本格謎解きという組み合わせで、読みやすさと読み応えがどっちもありますね。
次回作にも期待! -
鯉ヶ窪学園の保健室で密室殺人事件が発生。
その密室に挑む探偵部3人組。
偏った知識と理論でおもしろおかしく事件の真相を暴きにかかる。
連続して起こる殺人、密室のトリックが一つにつながっていく。
各箇所に謎を解く鍵が散りばめられ、推理ゲームを楽しめるような構成。
あまり登場人物に感情移入しにくかったかな。
まあそういう狙いではないかもしれませんが。。。 -
コミカルで軽い文体だけどしっかりとミステリー。ラスト50ページ、転がり落ちるように全てがわかる感覚がたまらない。読み終わったあとに冒頭付近の描写を思い出しながら「お前が…伏線だったのか……」と簡単の声を上げた。
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この筆者の作品は謎解きはディナーの後でのようにマンガとして読むとストレスなく読めます。何も残らない、だからこそいい。考えすぎて疲れて、娯楽的な話を求めたい時におすすめ。
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ネタバレ
先生が謎を解くって・・・
後、お好み焼きの焼き方が気にくわん。 -
ゆるすぎて登場人物に感情移入できない…
本当に人が死んだのか?というくらいシリアスさに欠けていると感じた。 -
個性的なキャラクターたちで、おもしろかった。事件の真相に迫るのはゆっくり目な気もした。
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読了。
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「だんしがしんだいでしんだ」回文もどきの第一声で始まった足跡なき密室殺人、続けておきるアイドル高校生の失踪。学園探偵部の三人と顧問の生物教師がお気楽に乗り出す書き下ろし本格推理。
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これはわが市が誇る東川篤哉の新書本。
探偵部の三人の(いや、もう一人いるけど)キャラクターが個性的で、下町のボーイって感じで楽しい。
トリックも楽しくて納得できて楽しい。 -
本屋で。同じ日発売の西村京太郎は三列に平積みにしてあったのに、東川は見当たらない。
おかしい、何で東川はないのだろう。そんなにマイナか?(いや、メジャではないかも知らんが。)マイナな作家の本など入れないってか?
軽く怒りモードに入った高柳は、ふと、何だか並びのおかしい平積みのノベルスを手にとって見た。
なんと、その下から東川の最後の一冊が!
……隠さなくてもいいのに。
東川はどんどん面白くなってる。
ミステリとして、ではなく、物語として。
勿論、ミステリとしても楽しめるし、トリックもロジックもちゃんとある。
そうではなくって、文章のノリがどんどん面白くなってる。軽いギャグ形のノリ。
メフィスト賞系列で言えば石崎幸二とか、あんなノリ。(また分かりにくい例えだな。)
非常に面白かった。
ただなぁ。以下反転。
ジェット風船のトリックはどうだろう。笑えていいけど。あれ、いいのかなぁ。本当にできるのかなぁ。
まあ、確かにどの部屋に鍵が落ちても構わないし、その論理に引っかかるところはなかったけど。
抜粋。
「部長、大変です!」
「どうした?」
「キャベツ、入れ忘れてます」
素敵なオチだと思う。ギャグが好きならお勧めのノリ。
04.01.18
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