カッサンドラの嘲笑 (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408504896

感想・レビュー・書評

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  • 藤森涼子シリーズ5作目。
    前作は一宮探偵事務所を辞め、ネット上で女だけの探偵事務所を立ち上げたところで終わったが、今作はある程度軌道に乗ったところから始まっている。
    所長の涼子の他、所員は3人。それぞれ個性的で面白い。
    一宮探偵事務所も良かったが、飽きもきていたので、今回は新鮮だった。
    (図書館)

  • (収録作品)カッサンドラの嘲笑/ウンディーネの復讐/バンシーの沈黙

  • 女所帯の探偵事務所になり、随分と雰囲気が変わった。

    とたんに現実味が失われた気がする。
    女性たちの年齢構成や性格が、
    いかにもそれぞれ役割分担を設定してみました、という感がぬぐえない。
    それなのに、なぜか主人公以外お金持ちとは、ありえない。

    神話や小説に関する女性をタイトルに持ってきているが、
    掘り下げが足りない気がするし。

    一瞬、女探偵が殺されたかと思わせる設定は、この作者の話ではありえない、と思いつつ、はらはらさせられて良かったが。

  • 短編3つ。最後に甘栗くんが出てくる。

  • 装幀 / 人見 祐之(P.D.Studio)
    写真 / Mark Wiens/Masterfile/amanaimages
    初出 / 『J-novel』'06年7月号・8月号、'07年2月号・10月号。

  • 探偵藤森涼子の事件簿シリーズの第六巻

    あれれ、続きぬけてたっぽいなぁと思いつつ、面白かった。
    シリーズを最初から読み直したくなった。

  • 藤森涼子シリーズ。
    所員がみんな仲良くて結構だけど、いつもこんなにドタバタしてていいの?
    サークル活動じゃないんだからさー…、と思ってしまいました。

    見所は甘栗くんの再登場。
    できれば『甘栗と金貨とエルム』をご一読の上、本書を!

  • 2007年12月13日読了

  • カッサンドラというのはギリシャ神話に登場する悲劇の預言者。カッサンドラの予言は的中するのだが誰も信じてくれないように呪いをかけられてしまったといういわくつきの人物。

    物語は探偵事務所を開く涼子に身許調査の依頼が舞い込む。六十五歳になる姉の婚約者沖島の素行を調べてほしい、というのだ。沖島の自宅マンションを観察していた涼子は、マンションのベランダから依頼主の姉が飛び下り自殺してしまう所を目撃する。
    涼子のほかにも個性的キャラの探偵たちが登場。太田さんらしい親しみやすい文体で軽く読めました。

  • 2007.12.27読了

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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