腕貫探偵 (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 実業之日本社
3.10
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本棚登録 : 103
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408504926

感想・レビュー・書評

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  • (収録作品)腕貫探偵登場/恋よりほかに死するものなし/化かし合い、愛し合い/喪失の扉/すべてひとりで死ぬ女/スクランブル・カンパニィ/明日を覗く窓

  • 唐突に主人公らしい腕抜探偵が出てくる。

    ううん・・。

    読後も微妙。

  • 安楽椅子探偵はあまり好みではないが、
    推理力には憧れる。

  • なんでそう推理したのかがでてこないので、ちょっとつまらない。

  • この表紙のイラスト...うわぁ...酷い。あんまりでしょ?
    と思って読み始めたら...確かにこの「腕貫」さんの
    描写を読む限りでは...このイラスト通りかもw。

    そもそもこの「腕貫」さん、名前すら登場
    しないという新たなスタイルの安楽椅子探偵。
    人のハナシを聞いただけで、解決に至るヒント
    を依頼人に、あくまでも推測ですが...的な
    ニュアンスで伝える。これまた探偵小説として
    如何なものかと思うくらいにユルいw。
    そこがこの作品のいい味なのです。

    殺人事件の捜査中の本職の刑事までもが
    この市民サービス課出張所で事件の概要を
    相談するなんてw。どんだけのオーラなんでしょう。
    軽めのユーモアミステリ好きなら結構
    イケるんではないでしょうか?

    しかもまさかの続編もあるようで、楽しみ。

  • 市民サーヴィス課臨時出張所。
    無表情に銀縁メガネの細身、腕には黒い腕貫をはめた男にさまざまな人が悩みや疑問を相談し、真相を知る話。
    ミステリ連作短編。

    読みやすいです。相変わらず人名や地名は読みにくいですが笑。
    ブラックな結末でも読後感は悪くない。短いしユーモラスだけどちゃんとミステリ。
    人物もよろしいよ。蘇甲くんたちも良いけど、スクランブル・カンパニィの淳子ねえさんが好き。

  • 妙な所に妙な出張サービス所。
    けれどそこに座って相談さえすれば、悩み事がきれいに解決。
    …というか、解決してしまう?w

    座って語るだけ。
    なので、こちらにも同じ情報量。
    なのにまったく予想外のお答え…というか、アドバイス?
    こういう出張所欲しいです。
    というか見てみたい?
    何せ相談できるような事件(?)はないですからw

    ちらほらと見た憶えのある人が出てきたりで
    ページを戻ったり進んだり。
    しかし、会社の話の続きが気になりますね…。

  • 腕貫探偵読んだ。前半はかなりワクワクするんだけど、後半に行くほどオチが弱くなっていく。クロハさんにかなりそそられたのでトントンかなあ。カンパニーの武士かっこいい。

  •  先に続編を読んでなかなか面白かったので、こっちも読んでみました。
     短編集なのですが、探偵登場部分のパターン化された展開が結構いい感じで。特に初めの2つの短編は、冒頭2ページはほとんどコピペ。鬱陶しく感じることの多いこの手法ですら楽しめました。
     解決されるのは日常的な謎が多く、また軽いユーモラスなタッチで描かれているのに、何かこう人間の悪意、業の深さが滲み出てくるようなテイストがいいですね。
     腕貫探偵の活躍が明確になる続編に比べ、あまりに影の薄い安楽椅子探偵なこっちのほうが、キャラが立ってていいじゃないの。

  • 腕貫って何??と思ったら腕にはめているあの黒い筒状の布でした(笑)
    名前が有ったのね(笑)
     
    登場人物の苗字が変わっていて「櫃」が付く市と建物の名前。
    これだけでも面白いのに内容も面白い。
     
    内容も読み易いので小学校高学年位から読めそうです
    自分でも頑張って推理するけど…当たらない。

     こちらも続編が読んでみたい

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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