時を巡る肖像 (ジョイ・ノベルス)

  • 実業之日本社 (2008年11月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784408505015

みんなの感想まとめ

美術系ミステリとして、絵画修復士の主人公を通じて描かれる人間の業や感情が深く掘り下げられています。トリックよりも、医学や化学の理論を用いた設定が印象的で、作品ごとに異なる美術家の情熱や複雑な心情が物語...

感想・レビュー・書評

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  • 絵画修復士の御倉瞬介を主人公とした美術系ミステリ。ガチガチのトリック→ロジックというよりは、医学や化学の理論を用いた設定や、美術家の情や業がメインとなった作品集といった印象。
    『ピカソの空白』
    事件の設定自体よりも、冷泉朋明の性格が一番の謎となっている作品。
    『『金蓉』の前の二人』
    自画像を中心として、人としての業が描かれている。
    『遺影、『デルフトの眺望』』
    ダイイングメッセージは知識がないと解けないけど、それを残そうとした男の感情が心を暖かくさせる。
    『モネの赤い睡蓮』
    謎解きの場面までに描かれた些細な描写が手がかりとなってくる、直球の謎解き。なのだけど、心に残っているのは藤崎ナツの複雑な心情。
    『デューラーの瞳』
    トリックも非情に魅力的なのだけど、やはりこれも登場人物の複雑な心情が一番の魅力になっている。

  • 柄刀一はトリックよりも描写と物語の見せ方が魅力的なもの多くて、『時を巡る肖像』もそれの典型であると思う。表題作と「『金蓉』の前の二人」が好き。

  • まだ半分しか読んでないけど…面白くなかったから、ここでリタイアしますごめんなさい。主人公の心理とか行動がつかめなくてもやっとするんです。ちょっと読むに堪えない。

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著者プロフィール

柄刀一(つかとう・はじめ)
 1959年北海道生まれ。公募アンソロジー『本格推理』(光文社文庫)への参加を経て、98年『3000年の密室』(原書房)でデビュー。『OZの迷宮』『ゴーレムの檻』『密室キングダム』「身代金の奪い方」で日本推理作家協会賞候補。『ゴーレムの檻』『時を巡る肖像』『密室キングダム』『ペガサスと一角獣薬局』『或るエジプト十字架の謎』で本格ミステリ大賞候補。近著に『或るギリシア棺の謎』(光文社)『或るアメリカ銃の謎』(同)『或るスペイン岬の謎』(同)など。

根本尚(ねもと・しょう)
 漫画家。「ミステリーボニータ」(秋田書店)に「衆議院議員 日本一」を連載(2005年~20年)。「週刊少年チャンピオン」(同)に「現代怪奇絵巻」を連載(06年~08年)。「月刊プリンセス」(同)に「根本尚の2ページ劇場」を連載(16年~25年)。楽待新聞」(楽待)に「競売物語」を連載(24年~)。著書に『恐怖博士の研究室あやしい1コマ漫画屋がやってきた!』(秋田書店)、『日記漫画 札幌の六畳一間』(ビーグリー)、『怪奇探偵・写楽炎』(文藝春秋)などがある。

「2025年 『北海道ミステリークロスマッチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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