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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784408532240
みんなの感想まとめ
幻想的な八つの短編が織りなす物語は、虚ろな世界に生きる大人と子どもたちの心の葛藤を描き出しています。各作品はわらべ唄や夢をモチーフにし、現実と幻想が交錯する独特の雰囲気を醸し出しています。特に表題作は...
感想・レビュー・書評
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唄を道しるべに虚ろな世界を生きるかなしい大人と子どもの短編集。
「薔薇」オチでぶっ飛びます。拾われた薔薇とは、一体誰だったのか。
「百八燈」皆川作品でマジで一線超えた近親相姦て逆に珍しいな・・・。あの世で結ばれる兄妹の夢想は果たして。
「具足の袂に」お恥ずかしながら不勉強な私は乱歩の踊る一寸法師しか分からず・・・。双子が離ればなれにされてる本当の理由は・・・。
「桜月夜に」前作の双子の名前と同じなのは・・・み、皆川先生・・・(畏怖)現世に人非人の多いこと多いこと。
「あの紫は」死に向かう男女、ひとときの逃避行。
「花折りに」とうの昔に心中しているのだ、兄妹は。
「睡り流し」皆川先生十八番の未来と過去が交錯するオチ。胎内での取り替え子とはたまげたなあ・・・。
「雪花散らんせ」今回の猫舌男爵枠、と見せかけていつもの皆川博子だった・・・。早く『花闇』読みたいなあ。 -
紫の振袖を着て、少女は夕映えの沼に沈んでいった…。それは妖しい夢のように―わらべ唄をモチーフに展開する、幻想的な八つの皆川ワールド。(アマゾン紹介文)
薔薇
百八燈
其足の袂に
桜月夜に
あの紫は
花折りに
睡り流し
雪花散らんせ
表題作が一番良いかなぁと思っていたのですが、最後の最後にひっくり返されました。
劇中の画家沙羅さゆめは、実在した画家橘小夢をモチーフにされたものだと思います。一人称の主人公は著者ご本人でしょう。比較的知名度の低い好きなものが語られていると、それだけで嬉しくなります。 -
わらべ唄と夢と現実がぐるぐると渦を巻いたような短編集でした。
最後の『雪花散らんせ』が血腥さと美しさが折り重なっているようで一番好きです。 -
わらべ唄の歌詞をモチーフにした短編集。この曖昧さ加減が、好きな人にはたまらない快感なんだなあ〜♪特に『湖賊の秋』という短編が好きなんですが、作中で主人公が読んでいた「大人には内緒」な作品群も、ぜひ読んでみたいと思って探してます。
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読んだ当時、この小説のあまりの美しさに頭を殴られたような衝撃を受けた。この後しばらく、こういう美しい場面を作り出せる作家になりたいと思ったくらい、影響を受けた小説。
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著者プロフィール
皆川博子の作品
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