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Amazon.co.jp ・本 (284ページ) / ISBN・EAN: 9784408533490
みんなの感想まとめ
夢の世界の曖昧さや不確かさを巧みに描いた作品は、読者を夢と現実の境界線へと誘います。多様な夢の情景やちぐはぐな会話がリアルに描かれ、まるで自分自身が夢の中にいるかのような感覚を味わうことができます。物...
感想・レビュー・書評
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うにゃうにゃと曖昧模糊となるいのち夢には夢の論理があるさ//祖父からの時の小鳥の卵なの/ぼくと妻前世はどちら水車(みずぐるま)/いきどまり息子と父と猟銃と/夢の中だけに私と野ばらいる/だれかしら懐かしい人てんまると/初夢に困ったときは夢先生/猫回し青豆一升夢直し/ぼくは誰? おそらく母のおむかえに/手紙来るどんより重いさつき闇/ぎんなんと雨の降る夜逃げようと。
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夢から覚めたのに、
まだ夢の中だったという経験が一度だけある。
それはとても怖かったのだけど、これは比にならない。どの話も夢の境界は曖昧で、意味もあやふや。夢を見ることが少し怖くなる。とても面白いのだけど読むのにやたらと気力と体力が必要で、少しずつ読み進めた。
夢の中ならではのちぐはぐな会話や、突然場面が切り替わる感じがリアルで面白い。と、この読書体験は本当に実体験かな。それとも -
これは久しぶりにどんどん続きが読みたくなる本だった!ドキドキハラハラとかそういうのではないもやもやとした「夢の中の危機感」とでもいうべきものをうまく表現していると思う。語られる夢に微妙な既視感を覚えるのは多分私だけではないはず…。タイトルもうまいですな!思わず手に取ってしまった。物語の構成としては漱石よりも面白いと思う。文学としてはまた別の話だけども。
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「新・夢十夜」芦原すなお
ドリーム・ホラー。そんなジャンルあるのか?和色全般。
本作を読んで気付きました。"夢"を扱っている作品は既視感を受けやすいのではないかと。
怖いくらいに作品世界への染み込み方が滑らかな印象でした。抽象的ですね・・・汗。
楽しめ度としては本家にひけをとらない読み物であると思っております。
「青春デンデケデケデケ」も、本書も、一作家で二度美味しい!
おすすめです。(4) -
どの物語も夢を題材にした不思議なものばかり。怖かったり、悲しかったり、切なかったりと、これ一冊で色々な物語が楽しめました。
どこまでが夢で、どこまでが現実なのか。そもそも夢を見ている人物は自分なのか、それとも他人なのか。読んでいると頭が混乱しそうなんですけど、面白いです。一話、一話、先が気になって気になってどんどん読み進められました。会話部分がコミカルなところも良いですね。思わず笑ってしまいます。
中でも「時の小鳥」と「てんまる」が好きです。悲しいのだけれど、どこかほんのりと温かい。こういう物語は大好き。あぁ、良いなぁとしみじみ感じました。 -
漱石の「夢十夜」を読んだ高校生の時、感情的・独善的な感想文を書いた覚えがあります。それを懐かしく思いながら借りた一冊。夢はその人の潜在意識や記憶に左右されるけれども、とても自由な存在。それだけに魅力的な題材なんでしょうね。暖かかったり切なかったり怖かったり、色々な夢を見せてもらいました。夢の中で見た夢や、時間軸・空間軸が異次元で絡まりあうような夢。まさに変幻自在ですね。子供の頃は見た夢の内容を良く覚えていたのですが、大人になると目が覚めたら忘れてしまうのはなんででしょう?面白い夢を見た日は忘れてしまうのが残念です。
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