プリズム

著者 : 貫井徳郎
  • 実業之日本社 (1999年10月発売)
3.31
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  • 本棚登録 :141
  • レビュー :28
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408533674

プリズムの感想・レビュー・書評

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  • はっきりと犯人は**だ!
    と言い切って終わっていないところが魅力。
    1回読み終わっても、また最初に戻って再度楽しめそうなんだもん。
    いろいろな方向から事件に迫っておりワクワクする。

  • 的外れな推理が繰り返され、巡り巡って真実?にたどりつく、まさにプリズムのような展開。貫井版「毒入りチョコレート事件」と言った趣です。あくまで推理の過程を楽しむのが目的で、真犯人の決定権を読者に委ねてしまっているところが粋です。古典ミステリの風情もあり、推理の過程と崩壊を堪能したい人にはたまらない作品ですね。

  • ある殺人事件をいろんな人がいろんな捉え方をする話。
    話が進むごとに違う見え方をする。それぞれひとつふたつ情報が抜けていることで違う様相が出てくる。まさにプリズムです。
    材料が揃わなければ推理は完成しないっていうのを実感しました。

    ポー「マリー・ロジェの謎」、バークリー「毒入りチョコレート事件」の後継たる話とのこと。いくつもの推理が示されるけど、どれが真相かはわからないので、そういうのがもやもやする方には不向きと思われます。でも短篇集ぽい形なので歌野晶午「世界の終わり~」の読後のようなガクっと疲労感はないです笑。後味も悪くない。

  • クラスの人気者ミツコ先生が殺された。
    犯人はだれ?

    著者の意図の通りの結末に、私的には不完全燃焼でしたが、仕方ないのでしょうね。

    ミツコ先生の関係者ばかりが登場する話でしたが、みんなが謎解きに一生懸命で、ミツコ先生がいなくなってしまったことを悲しんでいる感じではないのが違和感だったし、ミツコ先生が気の毒。
    結果的には、ミツコ先生の良さもあまり伝わってこず、残念でした。

  • 2016.1

  • 容疑者が多いため、何通りもの推理があって真相への期待が大きかったが…
    結末にはガッカリ!作者の企図は分かるが読者は望んでいないと思う。読後はモヤモヤが残ります。ストーリーが面白かっただけに残念でした。

  •  小柄で愛くるしい容姿の小学校の女性教師が自宅で死んでいた。事件か事故か、関係者それぞれの角度から真相をつかむための謎解きがなされる。
     本編では犯人は名指しされず、読者にゆだねられた。

     4つの章から成っていて、章ごとに主人公が変わっていく。主人公の推理に「なるほど」と思わせられるが、章が変わり、主人公の視点が変わるごとにに新しい事実が加わるため、「何だって~??それで、それで?」と興味をそそられる。

     女性教師のイメージが何となく小林麻耶っぽいなぁ~と思いながら読んでいた。
     結局犯人は分からなかったけど、わたしとしては、妹杏子があやしい気がする。無自覚な天真爛漫さに振り回されるのは他人の比じゃないような気がするから。(別に小林麻耶ちゃんが嫌いなわけではない。)
     同僚の桜井先生が純粋無垢な彼女と付き合う中で、自己嫌悪に陥る気持ちは何となく分かる気がする。そして何となく気疲れしてしまう気持ちも。
     「純真潔白でありたい」と願う気持ちはあるが、その反面姑息な行動を取ってしまったりする。その間で揺れ動いてるんだろうなと思う。
     願わくば、最終的には少しでも純粋無垢な方へ傾いていたい。

  • うゎゎ。結局犯人わからず。誰もが怪しい。もやもやするわりに読後感は良かった。

  • 「真相の決定権を読者に委ねてしまおうと企図」された趣向。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/6604092.html

  • うっわあああー
    真相はどうなったのか気になる!!
    そこで終わるのかー
    うーーー、気になる!!

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