- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408534305
作品紹介・あらすじ
事故死した夫のポケベルに、メッセージを送り続ける妻。何のために?誰のために…。事故と事件の狭間に揺れる様々な思惑を見事に描く著者独自の警察小説。
感想・レビュー・書評
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警察モノの短編集。事件を追う話というよりは三ツ鐘署の中で働く人たちが様々な出来事や人間関係で悩んだり考えたりする内容でした。堅苦しくなく読めました。
警察官、過去もあり悩みもありストレスを抱え、…大変なんだなぁと妙に同情してしまいました。
警察内部の人間関係や隠蔽だとか内輪もめみたいなドロドロした部分も話としては面白いし、そういう本を怖いモノ見たさで読んでしまうけど、実際の警察官には、やはり正義の味方であってほしいなぁ。警察内の汚い部分は小説の中だけであってほしいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
警察を題材にした短編集。
警察内部、その家族等、さまざまな視点から描かれている。
警察という立場の難しさ…
その中に、何か心に響くメッセージを感じた。
私は最後の「人ごと」が一番好きだった。 -
「深追い」追いすぎる警官、何を追うのか。被害者の妻は同級生。ちょっと恐ろしげ。
「又聞き」水難で助かった少年が警官に。被害者も助けた人もキズになって残るんだな。
「引き継ぎ」窃盗犯を追う二世盗犯刑事。
「訳あり」警察試験に落ち続け、警備会社に勤める”おまわりさん”が脇役でいい感じ。
「締め出し」強盗殺人事件。老人が目撃か!?
「仕返し」次男がいじめられている。ホームレスが死んだ。死因はおかしくないがタレ込みがある。
「人ごと」財布を落とした老人。高級マンション最上階に住む。花をたくさん購入。
2008/3/1 -
淡々としている。
警察小説なのだが、事件よりも警察官の心理にメイン。
読了20分 -
警察ものの短編集。
どの作品も「憂い」を秘めたような結末が多かったかな。
話の展開もわかりやすし、人物描写も巧み。
この分野の短編は横山さんが一番好きです。 -
横山秀夫の警察小説。今回は、三ツ鐘警察署を舞台とするそこの警察署に勤務する人々(警察官だけではない)をそれぞれ主人公とする短編集。各編がきちんとプロットがあって横山秀夫らしい小説。
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11/226
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64の評判を踏まえて本書を手にしたため、かなり期待していた。
う〜ん、まあ悪くない。悪くないけど、期待が大きすぎたのか、なんとも今ひとつだった。
そもそも三ツ鐘署を舞台にした短編集だったことを読み始めて知った。長編だと思っていた。
次こそ長編を読んでみよう。 -
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4.2点 -
警察署ミステリー短編集。。。