著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 25
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534336

作品紹介・あらすじ

富士山麓・樹海の洞窟で、奇妙な自給自足生活を送る元自殺志願者たち。洞窟の奥底で稀少金属の鉱脈を発見したとき、疑心暗鬼の策謀が始まった…崖っぷちニッポンに警鐘を鳴らす異才の書き下ろし長編世直し小説。

感想・レビュー・書評

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  • 富士の洞穴で膨らむ危ない思想の物語。

    世俗から脱落したカズヒロは、自殺するために訪れた富士の樹海でロク爺さんに助けられる。

    ロク爺さんは幻の洞穴で縄文時代のような生活を送り、カズヒロも適応していく。

    そこへスケープゴートにされた代議士秘書・コタニと玉の輿から転落したタツコが加わり、奇妙な共同生活を送る。

    洞穴の奥深くにモリブデンの鉱脈を発見したところから、それぞれの復讐心や憎悪が再燃し、ついにロク爺さんから驚きの発案がなされる。

    富士信仰に基づく現代を変えようとする発露が洞穴から膨張しようとしている。


    前調べもなしに読み進めていくと、とんでもない展開です。

    ちょっとラストに期待しすぎました。

    でも原さんの着眼点は面白いです。

  • 2016.5.16-32
    樹海で巡り合った自殺志願者達がロク爺を先頭に迷い裏切りながら新しいみろく帝国を作ろうと奮闘するちょっと笑える話。

  • 最初は面白いな~と読んでいたのだが、国を作ると言う下りから荒唐無稽の話でつまらなくなった。自給自足の話は「ヤッさん」で実証済みの面白い展開。

  • 富士山麓の樹海で過ごす自殺志願者たちの悲喜こもごも。全く展開の読めないストーリーなのと、4人の目線で代わる代わるストーリーが展開して飽きない小説です。

  • 樹海の穴に落ちる人たち

  • 以前に読んだ作品もそうなんですが...なんか置いてけぼりを
    食らった気分で話しがドンドン、しかも大袈裟に進んで
    いくんですよねー。その分コッチが序々に醒めて来ちゃう。
    あ、後語り手の視点がコロコロ変わるのもちょっと読み難いかな。

    ストーリーの設定は面白いんだけどその後の展開が
    ビミョーなんだね...きっと。
    起承転結でいうと「転」が好みじゃないんだなと気がつきました。
    でも、読んでいけばいつか好みの作品に当たりそうな作家さん
    のような気がして、気になってしまう...。困ったなー(笑)。

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。鋭い風刺とユーモアで描く独特の作風で話題に。07年、ある書店員の熱心な応援で、2001年に文庫化した『床下仙人』がブレイク。09年、グルメのホームレスが人助けをする人情小説『ヤッさん』が、15年には『握る男』がベストセラーになるなど、時代を超えてヒットを連発する人気作家。

「2018年 『穢れ舌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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