• 実業之日本社 (2003年2月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784408534336

みんなの感想まとめ

テーマは、世俗から脱落した人々が富士の樹海で奇妙な共同生活を送りながら、自らの内面と向き合う物語です。自殺を考えたカズヒロは、ロク爺さんという不思議な人物に助けられ、縄文時代のような生活に適応していき...

感想・レビュー・書評

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  • 富士の洞穴で膨らむ危ない思想の物語。

    世俗から脱落したカズヒロは、自殺するために訪れた富士の樹海でロク爺さんに助けられる。

    ロク爺さんは幻の洞穴で縄文時代のような生活を送り、カズヒロも適応していく。

    そこへスケープゴートにされた代議士秘書・コタニと玉の輿から転落したタツコが加わり、奇妙な共同生活を送る。

    洞穴の奥深くにモリブデンの鉱脈を発見したところから、それぞれの復讐心や憎悪が再燃し、ついにロク爺さんから驚きの発案がなされる。

    富士信仰に基づく現代を変えようとする発露が洞穴から膨張しようとしている。


    前調べもなしに読み進めていくと、とんでもない展開です。

    ちょっとラストに期待しすぎました。

    でも原さんの着眼点は面白いです。

  • 2016.5.16-32
    樹海で巡り合った自殺志願者達がロク爺を先頭に迷い裏切りながら新しいみろく帝国を作ろうと奮闘するちょっと笑える話。

  • 最初は面白いな~と読んでいたのだが、国を作ると言う下りから荒唐無稽の話でつまらなくなった。自給自足の話は「ヤッさん」で実証済みの面白い展開。

  • 富士山麓の樹海で過ごす自殺志願者たちの悲喜こもごも。全く展開の読めないストーリーなのと、4人の目線で代わる代わるストーリーが展開して飽きない小説です。

  • 樹海の穴に落ちる人たち

  • 以前に読んだ作品もそうなんですが...なんか置いてけぼりを
    食らった気分で話しがドンドン、しかも大袈裟に進んで
    いくんですよねー。その分コッチが序々に醒めて来ちゃう。
    あ、後語り手の視点がコロコロ変わるのもちょっと読み難いかな。

    ストーリーの設定は面白いんだけどその後の展開が
    ビミョーなんだね...きっと。
    起承転結でいうと「転」が好みじゃないんだなと気がつきました。
    でも、読んでいけばいつか好みの作品に当たりそうな作家さん
    のような気がして、気になってしまう...。困ったなー(笑)。

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著者プロフィール

1954年、長野県生まれ。早稲田大学卒。97年に作家デビュー。2007年『床下仙人』が第1回啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれるなどベストセラーに。他の著書に「佳代のキッチン」シリーズ、『天下り酒場』『ダイナマイト・ツアーズ』『東京箱庭鉄道』『ねじれびと』(以上、祥伝社文庫)、「ヤッさん」シリーズなど多数。最新作は『間借り鮨まさよ』。

「2023年 『うたかた姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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