もう頬づえをついてもいいですか?

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534596

感想・レビュー・書評

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  • 歌人・枡野浩一さんによる“映画コラム短歌集”。
    かたちとしては、短歌と写真、その後にコラム。
    映画のタイトルはA~Z。

    短歌に施された、渋谷展子(しぶやのぶこ)さんによるシネマ文字も可愛いし、八二一(はにはじめ)さんによる白黒写真も素敵。
    ただ、個人的には短歌は1ページに、または見開きのページに載せてもらいたかった。
    ページ数で言うならば、4ページを使ってひとつの歌が綴られている。
    短歌とコラムも、通じるものがあるなと感じるものもあれば、もうひとつ汲み取れないものもあって。
    紹介している映画の全てを理解できているわけではないから私の読みが浅いのもあるだろうけれど。

    装丁も好き。
    しかくくて良い。

    コラムと、短歌、別でも良くないですか?
    というのは、完全に好みの問題…ですね。

  • 文庫版を買いました。
    詩(短歌)と写真(イラスト)を組み合わせた本って、本の形態として理想的だなと思う。贈り物にもおすすめ。

  • ジュリエット、はんぱな愛の夢をみて―片方の目がさめないみたい
    失敗作"愛の終わりを"最期まで―書いてみようと僕は思った
    嘘でしたでも愛でした 始まりのなかった嘘に終わりはあって

  • ううーん。
    感想を言うのが難しい本です。
    一言で「良かった」とは言えない感じの…。マイナスの意味ではなく。
    多分、この短歌自体が作者の私生活にあまりに深く関わった内容だからだと思います。

    コンセプトはとても面白い。映画を短歌化するというものです。収録されている短歌ももちろんすごくよかったです。
    でも、だからこそ、短歌の中にたまにちらつく作者の生活での悲しみが……。
    というか……こう、読んでいて気分の良いものではないな、という感じです。誰かの人生のある一部分を覗き見している感覚。
    短歌はすごく好きなんですけども…ね、素直に良いとは言えない何かがある。

  • 歌人枡野浩一のアルファベットAからZで始まる詩をシネマ文字ライター渋谷展子が八二一のモノクロ写真に書いた本。眺めていると1つの映画に見える。こういう本を自分で作りたい・・・。

  • 可愛い。可愛すぎるくらい。

  • 正方形の小さめな本。短歌です。つくりが好きな本です。

  • A to Zの短歌集。
    やっぱ桝野さん、うまいなー。

  • かもめの拙い書評 <br>
    短歌誌「かばん」掲載文<p>

    <a HREF="http://homepage3.nifty.com/k_k_s/hohozue.html"TARGET="_blank">
    2005/1月号「今月の一冊」もう頬づえをついてもいいですか?</a><p>

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。歌人。雑誌ライター、広告会社のコピーライターなどを経て一九九七年、短歌絵本を二冊同時刊行し歌人デビュー。短歌代表作は高校国語教科書に掲載された。短歌小説『ショートソング』、アンソロジー『ドラえもん短歌』、入門書『かんたん短歌の作り方』、『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』など著書多数。目黒雅也や内田かずひろの絵と組み、絵本・児童小説も手がけている。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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