砂漠

著者 :
  • 実業之日本社
3.74
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本棚登録 : 4394
感想 : 834
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408534848

感想・レビュー・書評

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  • 青春小説。頭の中で常にBGMがかかりながら物語が再生されるような感覚になる。文章にリズムと特徴があり引き込まれる。

  • 麻雀用語がたくさん出て来て、麻雀をしたことがない私からすれば、麻雀を知っていたらもっとこの本を楽しめたんじゃないかと思う。残念だ。

    でも、麻雀を知らなくても、この本はとても魅力のある本だった。
    鳥瞰型だった北村は、それはそれで魅力的だと思ったけど、段々人と深く関わるようになっていったし、面白いことが大好きだった鳥井は、片腕をなくしてからも腐らずに努力をしていたし、変わりすぎてて友達がいなかったという西嶋は、とても信念があって、それは何があっても変わらなくて。でも、そんな西嶋をみんながちゃんと認めてて、西嶋も大学生活でそんな友達ができたことをとても喜んでいて。

    友情にホロリとさせられ、ありえない話に笑わされ、悪人は懲らしめられて、やっぱり魅力のある本だなあ。

    なんてことは、ない、ということはない。なんてね。


    中学生の息子に読まそうと思っていたけど、まだ早すぎるかな。大学生の間に読むのが一番かな。

  • おもしろかった。
    でも大学時代に読めればもっとずっと良かったんだろうなって思った。

    なんてことはまるでない。

    って心の中で繰り返しそう(笑)
    相変わらず文字の向こう側に音楽が流れてる!

  • 大学時代、授業そっちのけで夢中になって読んだ作品。
    大学生という時代に読めて良かった。

  • かっこいい青春小説。
    ストーリーも文章のリズムもとても気に入っています。
    心地いい音楽を聴いている感じ。

  • 大学生の話

  • ブクログ以前によんだけどやはりいい。マージャンずきの大学生。

  • 20160226

  • 2年ぶりに読んだらストーリーも忘れてた。ひとつひとつの伏線にいちいち驚いてニヤニヤして読んでた。私も砂漠に出る決意を固めなければいけない時期に来てしまった。消極的で自分に自信を持てない私は西嶋にはなれないけど、南ちゃんの穏やかさの中の強さに励まされた。

  • ともだち、っていいなぁ
    って思う。

    ケンカもして、笑いもあって。

    西嶋のように本能の赴くまま、
    したいようにしていいんかい!
    って笑い呆れながら…

    けど、したいようにしなきゃ
    素のじぶんが見えてこないのかな、って。
    なにも始まらないかな、って。

    鳥井、南、東堂、北村、西嶋。
    あー、ボクも莞爾みたいに
    この仲間でいたいっていいそー(^_^;)

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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