任侠学園

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 372
感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535104

感想・レビュー・書評

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  • 2作目は高校という舞台に変わっただけでやってること同じやないかい!!
    といきってますがもちろん不満は全くございません
    今回も面白かった!

    もちろん出来すぎ感は否めませんが
    いいんですこれで!
    物語なんだから出来すぎでいいんです!

  • 言われたとおりにするしかない。命じられたらすぐに実行する。それはヤクザだ。やらねばならない仕事をだらたらと明日に延したりしない。明日は何が起きるか分からないからだ。そして、すぐにやらなかったがためにチャンスを逃すこともある。
    何かを命じられたとき、何かを思い立ったとき、何か問題が起きたときなどは躊躇したり面倒くさがらずにすぐに行動するように習慣づける。

  • 収まるとこに収まったって感じ

  • 生徒をお客さん扱いする私立高校の教師たちよりも
    ヤクザの方がよっぽどまっとうな教育ができてるというのが何とも皮肉。
    設定はぶっ飛び過ぎてて現実にはあり得なさそうなんだけど
    ヤクザを取り巻く状況だとか教育現場の実態とかがものすごくリアルで切なかった。
    “昔気質のヤクザ”に対するこだわり(?)も目から鱗。
    『ヤクザ』と『暴力団』は違う。なるほどな。

  • やくざが学校の建て直しを図るという話です。ご都合主義的だけど,ちょっといい話という浅田次郎の「プリズンホテル」や「きんぴか」を,今野敏の「慎治」で味付けしたような本です。こういう話が好きな人には,たまらないでしょう。私もこういう話は結構好きです。この本でも,今野敏の全共闘世代批判がされています。相当嫌いなんですね。

  • 今まで読んだ今野敏先生の作品と少し違う感じがした。
    ヤクザの世界感、曲がった物を真っ直ぐにする、面白くて一気読みしてしまった。シリーズ本なので次を読むのが楽しみ‼️

  • 「とせい」に続く、阿岐本組シリーズ第2弾。

    今度は経営の傾いた高校の理事長に就任し、荒れた学校を正すお話。

    経営を引き受けた井の頭学院高校は、ガラスは割られ、落書きはし放題、生徒は教師を教師とも思わず、教師自体もやる気がない無法地帯。

    そんな高校を今回も興味本位で引き受けた組長に、代貸・日村誠司は振り回されるコミカルなストーリー。

    立場は何であれ、礼を尽くす、躾の大切さをヤクザが教えてくれる。

    このシリーズ好きなので、次作を期待します。

  • やくざの組が高校の経営に乗り出す!やくざ、といっても最近の暴力団みたいなものではなく、義理人情に硬い、昔かたぎの「やくざ」だ。やってきた高校は、最近の例に洩れず荒廃しているが、彼らのお陰でみちがえる程の変貌をとげていく…という、悪く言えば「ありがちでできすぎ」なストーリーだけれど、この単純明快さがいいのだ。モンスターペアレンツとの戦いにはムカついたが、これが現在の親なんだよね。本作は「とせい」という作品の続編だけれど、そっちを読まなくてもノープロブレムです。

  • 面白かった~。シリーズの他のも読んでみたい。

  • 今野敏先生のお遊び
    今の子供たちに接する大人へのからかいってとこ

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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