Re-born はじまりの一歩

  • 実業之日本社
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本棚登録 : 1020
レビュー : 190
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535258

感想・レビュー・書評

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  • いろいろな人のいろいろな「はじまりの一歩」。
    ありがちだけど、鼻と20メートルの話が好き。

    「伊坂幸太郎」で図書館から借りてきたはずなのに、肝心の1本だけ読むのわすれた。ショック。

  • 迷い、揺れ、苦しみながら選びとった、これがわたしの生きる道…。時代を鮮やかに切り取り続ける7人の作家が描く、新たな出会いと出発の物語。オール書き下ろし&オリジナルの珠玉のアンソロジー。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    7編が収録されています。
    いろんな方の感想を読ませていただくと、伊坂さん目当ての方が多いようでした。
    私も何かしら読んだことがあるのは伊坂さん、宮下さん、瀬尾さんだけです。
    豊島さんは名前だけ知っているって感じでした。
    以下、各話感想。

    「よろこびの歌」 宮下奈都 
    【音大付属高校の受験に失敗し、行きたくもなかった普通の高校に進学した「私」。合唱コンクールで指揮者になり・・・。】
    同名で単行本が出ているようです。
    ちょっとこれだけだと消化不良な感じでした。
    あとは、季節の移り変わりがわかりずらかった。。。

    「あの日の二十メートル」 福田栄一 
    【希望していなかった大学に入学し、腐った毎日を送っていた克彦。ある日、市民プールで80歳を過ぎた老人に泳ぎを教えて欲しいと言われ・・・。】
    はじめましての作家さんでした。
    とても良い感じなお話でした。
    ありきたりなお話かもしれないけれど、短編としてもきちんとまとまっている印象を受けました。
    人間、何の後悔もなく生きていくことは難しいし過去を変えることはできないけれど、どこかで折り合いつけられたらそれだけで心は救われるのかもしれません。

    「ゴーストライター」 瀬尾まいこ 
    【女の子に兄・ヘイスケへのラブレターの文句を考えるように頼まれたコウスケ。自分と仲の良くない兄貴は、いったいどんな人間なんだろう?】
    つい最近デビューした(私がね。)ばかりの作家さん。
    やっぱり読みやすくて好きな感じの文章でした。
    「戸村飯店青春100連発」という単行本と関係しているらしいので、そちらも読んでみたいです。

    「コワリョーフの鼻」 中島京子 
    【いまから数百年後、人類の鼻がとれる? とある夫婦が、鼻について真面目に語り合うお話。】
    この方もはじめましての作家さんです。
    人類の鼻がとれる、歩く、逃げる、いやいや鼻で歩く哺乳類さえいる――と、そんな一見ヘンテコなことを真面目に話し合っているのが面白かったです。
    荒唐無稽なお話に思えましたが、最後、なぜ2人が鼻の話をしているのかがわかると、なるほどね~と思っちゃいました。
    ハラルト・シュテュンプケの「鼻行類」・・・ちょっと読んでみたいかも。

    「会ったことがない女」 平山瑞穂 
    【ある条件のときにだけ他人であるマリコの体に現れる女性・ハル。昔、たった一度だけ会ったその女性ともう一度会いたいと思った唐津は、ハルを探そうとするが・・・。】
    はじめましての作家さん。
    ストーリは良い感じだったのだけど、ハルが現れる条件がちょっとなぁ。。。って感じでした。

    「瞬間、金色」 豊島ミホ 
    【中学生時代、ともにいじめを受けてきたシンジュとナナミ。「生まれてこなきゃよかった」とさえ言っていたナナミが今日、赤ちゃんを産んだ。】
    たぶんはじめましての作家さん。
    イジメ、友情、恋愛・・・学生の明るい部分、暗い部分、強い部分、弱い部分を描いた話でした。
    ただ、自分的にはちょっとケータイ小説みたいだなぁと思ってしまいました。
    こういうストーリーに偏見が生じてしまってるのかも。いかんいかん。

    「残り全部バケーション」 伊坂幸太郎 
    【父親の浮気が発覚し、今日解散することになった一家と、あくどい仕事から足を洗おうとしている岡田。適当な番号に送ったメールから、話が動きだす。】
    伊坂さんらしいお話でした。
    ただ、長編にしても良いのをぎゅっと短編にしたって印象がしてしまった。
    伊坂さんはブラックな事柄もズパッ!サラッ!と書くから心の準備が必要だわ。。。


    とまぁこんな感じでした。
    今まではアンソロジーってあんまり手を出してこなかったんですが、新しい作家さんに出会うには良いのかもな~と思いました。

  • これも伊坂しか読んでません。ていうか他のもちょこっと読んでみたけど、あんまり好きではなかったので、結局ちゃんと読んだのは伊坂だけ。
    やっぱり伊坂は重いテーマを軽く爽やかに書くのがうまい。かといって軽薄なのではなく、そのテーマに対しては飽くまでも真摯で、軽やかに表現することで、逆にその深刻性を示している感じ。
    やっぱ好きだ!伊坂!好きすぎて怖いくらい好きだ!

  • ブログにレビューを書きました。
    http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/2010/02/post-c92f.html

  • 伊坂さんの話に引き込まれて面白かった。綺麗にまとまってると言う意味では鼻の話とあの日の20メートルが好きです。

  • 伊坂の「残り全部バケーション」が一番だったかな。今回の作品を読んで改めて伊坂は逃げる男を描くなと感じた。

  • 新進気鋭。

  • ううううんちょっとしっくりこない話が多かったかな・・・

  • 伊坂幸太郎目当てで買った小説。
    伊坂幸太郎はやはり面白かった。
    いろんな作家さん達が同じテーマで小説を書くと個性があって面白いな。
    どの短編も自分が何か新しいスタートをする時、背中を押してくれそうです。

  • 「吐きたいほどの絶望と、歌いだしたいくらいの喜び。それが全部、海のちかちかに重なって、ほどけて、散っていく。」(『瞬間、金色』(豊島ミホ)より)

    単に明るい話が読みたいと思った。
    どれも、ホントに大タイトル通り、はじまりの一歩だったのだ。
    その意味で、楽しめた。

    特に好きだったのは、「会ったことがない女」(平山瑞穂)と「瞬間、金色」(豊島ミホ)だ。
    両方とも、物語の内容は全然違うけれど、私の心にはどこか印象が残った。

    【4/28読了・初読・大学図書館】

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著者プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれの作家。東北大学法学部卒業後、SEとして働きながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されている。最新作に『フーガはユーガ』。

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