年下の男の子

著者 :
  • 実業之日本社
3.65
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本棚登録 : 573
感想 : 147
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535302

感想・レビュー・書評

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  • 13歳年下の男の子!って話。
    おもしろくってニヤリとしながら読んじゃった。
    児島くん、優しくて、気がきいて、痒いところに手が届く夢のような男の子。
    純愛ファンタジーって感じ?

    実際のところは、年下って苦手だし、絶対ないなぁ。
    主人公も不安になってるけど、今24歳の児島くんがず~っと晶子さんのこと好きってことはあるのかなぁ。
    他人事だからおもしろかったけど、自分のことだったら、やっぱし心配だなぁ。
    晶子さん、それは悩むよ。とても共感します。

    そんな現実的な感想を持ってしまうなんて、年を取るのはつまんないかも。
    もっと純粋に楽しもう。

  • 読みやすかった。
    どっちの気持ちも分かる。14歳差って大きい。最初は晶子も素直になればいいのにって思ったけど、自分で置き換えたら、14歳下の子に言われても、現実的じゃない、最後に傷つくのは自分、って思ってしまうやろうな。
    児島くんの情熱はすごいし、まっすぐに進んでいく感じ、年重ねるとなくなるよね。

  • 37歳独身、ついにマンションまで買ってしまったOL晶子と、仕事のトラブルで出会った14歳年下の23歳児島くんのラブコメディ。

    タイトルと表紙で、まるっと想像出来るお話。
    展開も鉄板ですが、なんだかすごく良かった。
    晶子に嫌味がないこと、卑屈すぎることなく、児島くんとのことを考えていることなどに好感を持ちました。
    児島くんも、芯の通った男子でとても魅力的。
    恋愛モノ要素よりもお仕事小説要素が強めな所が益々好み。
    続編も楽しみです。

  • わたしがただ知らなかっただけなんですが、五十嵐貴久さんってこんな恋愛小説も書かれる作家さんだったんですね。「リカ」と「交渉人」は確か読んだことあったと思うけど(昔すぎて覚えてない)、こんな恋愛ものもあるなんて知りませんでした。なので、図書館で見つけて興味出たので読んでみた。37歳の川村晶子と23歳の児島くんとの恋愛…似たような経験なんてないから分からないけど、でも主人公の晶子の気持ちには終始共感できた。ただ、確かに児島くんは魅力的で良いかも知れないけど、わたしだったら、秋山部長にするかなあ、と。リアルにいろいろ考えるとね。現実をみるとね。絶対秋山部長の方が良いよ!と思った。まあ、そこは晶子にしか分からない児島くんの良さがあるんだと思うけど。読み進めながら、これどうやって結末に持って行くんだろう…って思ってたけど、そう終わるとは。なんかちょっとわたし的に予想外で良かった。晶子はなかなかやりおる。続編の「ウエディング・ベル」ってお話もあるみたいだから、読んでみたいな。でもざっと見、レビューそんなに評価良くないからどうしよう。気が向いたらかなあ。五十嵐さんの恋愛ものは自分的に新鮮で良かったです。

  • 「また誘ってもいいすか、というのはとても心地よい響きの言葉だったけれど、それに甘えてはいけない。深い意味があって言ったことではないのだ、とわたしは自分に言い聞かせた。」年下の男性に好意を寄せる女性の心情が、いちいち歯止めがきいていて、それを一歩一歩壊して彼に歩み寄っていく過程がいい。おっと続編あり?読もうっと。

  • アラフォー独身女性と取引先の新入社員の男の子との恋愛と会社での生活を描いたお話。
    企業で働く女性なら、「こんな会話あるある!」「こんな失敗あるある…」と思わず共感してしまうシーンがたくさんあるはず。
    お話の肝となる年下の男の子との恋愛は、主人公が社会的な目を気にしつつも惹かれていく様子がリアルに描かれていて…最後はちょっと涙してしまいました!(タイトルを見たときには、想像もできなかった)
    働く女性にぜひ一度読んで欲しい作品です!!

    • dojiyasuさん
      続編があるのをご存じですか。
      先日読みかけたのですが・・・。
      来週あたり、もう一度図書館でさがします。
      続編があるのをご存じですか。
      先日読みかけたのですが・・・。
      来週あたり、もう一度図書館でさがします。
      2012/03/05
  • 10/08/08 こんな事はあり得ない。だから小説。女心がよくわかっ     ている著者と思ったが、それは大間違いだった。
         ありえない。

  • 読み終えたあと、気分爽快になる良書!
    三十代後半の独身女性に、夢と希望を与えるのでは?
    実際には、なかなかこんな十四歳も年下の好青年と付き合うことはないだろうけれど、自分なりの幸せの尺度を持つことは大切だと実感。
    どうしても人って自分と他人を比べて、ちょっと優越感を持ったり、逆に落ち込んだりしたりすることがあるけれど、比べること自体しなければ、もっと楽なんじゃないかなと思う。
    本にあるとおり、幸せの保証なんてない。自分なりの幸せのカタチを見つけることが出来たら、その先に幸せが待ってるんじゃないかな。

    児島くんみたいな後輩、入ってこないかな。かすかに期待したりして(^^;;

  • 晶子さんの気持ちを男性の著者なのに本当にリアルにかかれている
    児島くんのように誘われてもなかなか信じられないよね…

  • 2021.6.21 読了


    会社で御局様の晶子37歳と
    取引先の若いイケメン児島くん24歳の話。

    こんなうまい話があればなぁ。。。(笑)

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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